劇場公開日 2019年9月13日

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「お約束の超豪華キャスト。意外と深い政治家コメディ!!」記憶にございません! 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0お約束の超豪華キャスト。意外と深い政治家コメディ!!

2020年1月6日
PCから投稿

笑える

楽しい

知的

【賛否両論チェック】
賛:嫌われ者の首相が記憶喪失で善人になってしまうドタバタ劇の連続に、思わず笑ってしまう。そんな中でもふと垣間見える熱い人間ドラマに、観ていて心が温かくなる。
否:展開はかなり無理がある感が否めず、現実味はない。

 他人の気持ちを省みてこなかった嫌われ者の総理大臣が、投げられた石が原因で記憶喪失になってしまい、3人の秘書達がそれを隠すために悪戦苦闘するというとっても斬新なコメディに、観ていて思わず笑ってしまいます。
 そして形はどうあれ、初めて優しい心を持った主人公が、家族や周りの人々、そして国民のために動き出そうとする姿は、コミカルな中にもどこか胸を打つものがあるから不思議です。個人的には、木村佳乃さん演じるアメリカ大統領の演説がすごくステキでした。
 また三谷幸喜さんの作品といえば、毎回お約束の超豪華キャスト。本作でも田中圭さんに始まり、ちょっとしたシーンで
「えっ、ここでこの人!?」
というような豪華な方々が出演されているので、その辺りも必見です。
 クスッと笑ってグッとも来る、そんな作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド