「笑わせてもらいました♪」記憶にございません! かつさんの映画レビュー(感想・評価)
笑わせてもらいました♪
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いやー、十分に楽しまさせてもらいました!前半こそ、方向性の見えないストーリーと、一部の胸やけしそうなクドいキャラクターたちに辟易・・。この作品も、最近の迷走する三谷監督作品か・・と思ったけど、黒田総理が派閥に囚われないクリーンな政治をする決意あたりから、潮目が変わりました。現状を打破しようとする行動が痛快で、総理チームの一体感が楽しく、そして、笑わせようとするポイントがことごとくツボにハマった。常にワクワク感と笑いがあった作品でした。あのアメリカ大統領や、官房長官の辞め方とか、もうちょっとあったでしょという展開もあったけど。
キャストの方々も、絶妙なテンポ、動作、セリフ回しで楽しませてくれた。ディーンフジオカさん、小池栄子さん、田中圭さんや、その他脇の方々いい感じ。中でも、主演の中井貴一さんがピカイチでした。ボケ、ツッコミの間やセリフが最高!めちゃくちゃ笑わせてもらいました。
ただ、辟易するようなクドいキャラクターがいたのも事実。印象的には、三谷作品に古くから出てる出演者にそういう演出が多かったように感じた。他の監督さんんにも言えるけど、お気に入り俳優を毎回使い続けるのって良くないですね。??と思うことが多々あった。作中に総理が言っていた「水は長くその場に留まるといつかは淀む。」まさにこのセリフに尽きると思いました。
最後に、社会の先生の言っていた「子どもたちが憧れる総理になりなさい。そのために総理室が広くて豪華でいいじゃないか。」というセリフ、いい言葉です。この作品で一番印象的でした。
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