「三谷映画の原点とは」記憶にございません! masamiさんの映画レビュー(感想・評価)
三谷映画の原点とは
三谷監督の映画は「ラヂオの時間」から全て観ています。
また対談集も読んでいます。特に好きな本は和田誠(この人は単なるイラストレーターじゃありません。面白い映画を四本撮っている。週間文春の表紙も長年手がけています)との共著
「それはまた別の話」です。二人のシネフィル
ぶりが熱く語られます。
その本で最初に語られた映画は・・・
「12人の怒れる男」イカレタ男ではないです。
永遠に語り継がれる傑作。色々な国でリメイクされています。(なんとレバノンでも!)
日本では蜷川幸雄演出で舞台化されています。
主演はなんと・・・
中井貴一‼️
三谷監督も「12人の優しい日本人」の脚本を書いています。怒れるの方が160キロのストレートだとすると三谷作品は110キロのナックルカーブでしょうか。
でも両方面白いですよ。
空間限定の会話劇。舞台出身なので割りと脚本にしやすいのかもしれません。
「12人の怒れる男」は社会派映画というより、サスペンス映画です。12人とも白人です。ユダヤ人が一人います。差別も少し感じました。ちなみにリメイク版には黒人もしっかりいます。何回か行われる評決の場面の演出にはらはらしました。
さて本作ですが、ほぼ首相官邸で展開します。
主演は中井貴一ですが全員に見せ場が用意されています。
印象に残った人は、まず吉田羊さん!怖さとセクシーを同時に表現しています。
次に小池栄子さん!グラビアアイドルからエキセントリックな役を経て、今はしっかり者!
ジェスチャーのシーン!笑いました!
木村佳乃さんのコメディエンヌぶり!笑いました。
ディーンのミーツーで通しましょう。思い出した!
森首相がクリントン大統領と会う時、鮫の脳みその森首相は英語がわからない。
そこで、側近がレクチャーした。
まず、ハウアーユーと言ってください。向こうは必ずアイムファイン サンキュー ツーユーと言います。
そのあと必ずミーツーと言って下さい。
ところが流石!鮫の脳みそ!いきなり言った言葉が・・・
フーユーアー(お前は誰だ?)
凄い。大統領に・・・
クリントンはギャグと受け取りウィットで返した!
アイアム ヒラリーズ ハズバンド(私はヒラリーの夫です)
すると森首相・・・
ミーツー(俺も)
クリントンは絶句した!
それゃそうだ。
というのは作り話です。最初は韓国の大統領をからかうジョークでした。日本のある新聞の記者が森首相にあてはめて記事にして、それが流布したらしいです。
森首相は激怒してその新聞社に押しかけました。そして一喝!
「ファッキン ジャップくらいわかるよ!馬鹿野郎!」
こらこらー(じゅん散歩の下平アナ風)
アウトレイジの北野武でした。すみません。
個人的に嬉しかったのは、ずんの飯尾が引っ越し大名に続いて出ていた事!
関係者にお礼を言いたい。
ぺっこり45度。
中井貴一の表情が物語が進むにつれて変わっていくのにも注目して欲しい。
田中圭の上滑りしてる感じも好き。
正直言って三谷作品で一番好きだ!
kossyさんすみません。そしてありがとうございます。
中田英寿が表敬訪問した時
「知ってる?日本はまだ一度も韓国に勝った事がないんだよ」
唖然。あるし、その上目線、誰に言ってるの。
張本さんに通じますね。
消えたコメントの2つは俺かな・・・w
ついでにえひめ丸沈没事件のときに、
「ゴルフが悪いことなのか?!」と言ったそうな。
ゴルフ人気がなくなったのはあの頃からだったかもしれません・・・