「魂の救済だった」コードギアス 復活のルルーシュ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
魂の救済だった
暴君、お帰りなさい。
復活の仕組みが結構複雑な感じで、設定を考えた人は大変だったろう。
TVおよび映画三部作にて、暴君ルルーシュの死で完結したわけだが、あそこで終わったから良かったと思う人が多かったのと同じくらい、あれではルルーシュとC.C.(とシャーリー)がかわいそうだと感じていたファンも多いだろう。
そんな人たち向けに、二人の魂の救済に焦点を合わせた続編となっていたように思う。
復活後のゼロとしての ルルーシュの計略があっさりとしていて、らしくないとも感じたが、短い時間でよく収めていて感心した。
また、本作のヒロインがC.C.であった。
共犯者という関係性から変わって、母であり、妻であり、恋人だったような、そんな存在に近かった。
やたら可愛かった。
純粋な続編なので、新規のお客さんにはまったくわからないと思うものの、旧作ファンにはたまらない作品に仕上がっていたと思う。
また、映画版の続編のため、テレビシリーズで死亡したキャラが生きているところも、ファンサービスの塊といえる。
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