ラストレターのレビュー・感想・評価
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少女漫画の正当進化
奥さんと観ました
ラブレターも一緒に観ました。今回は特に降谷建志の子供が出ているということで鑑賞。
ラブレターはとても素敵な話で今回も楽しみにしていましたが、脚本としてはかなり話に無理があるかなあという感想でした。
会話が嘘くさく、違和感が多く感情移入が難しかったです。
手紙中心に人々の話が展開するのですが、その他のその人の人生が全く見えてこないので、いわゆるご都合主義かなと。
映像は良かったです。終始素敵でした。
雑多な仙台ではなく、自然豊かな地方を描いたのは、仙台を舞台を映画では珍しいかなと思いました。
ちなみに嫁の採点は★1つだったようです。。。
なぜ庵野さんやソンガーの方を出したんですかね、演技が浮きすぎていて完全に異物でした。。。
岩井俊二監督?
出演者や、現在と過去を行き来するストーリー展開がラブレターと似ているとは思ったが、まさか岩井監督自身の作品とは思わなかったので驚いた。
こんなことは言いたくないけど見なければ良かった。同窓会のくだりも犬のくだりも不自然だし、何より登場人物達に魅力がない。日常を切り取ったような作品でも、見終わるとしみじみ良い映画だったと感じる作品はあるし、それがまさにラブレターだったと思う。しかしながら今作品は見たあと何も感じなかった。あと、サインサイン言ってるけどあれは何か意味があるのでしょうか?
なぜあんな男に惹かれてたのか。最後まで理由は分からずじまいでしたが...
なぜあんな男に惹かれてたのか。最後まで理由は分からずじまいでしたが。
場面場面がそれぞれがすごく綺麗だった印象。
キャストも良かったです。
岩井俊二監督が胸を締め付ける
鏡史郎の手紙は裕里の気持ちを昇華させたし、
未咲にとっては輝いてた大切な思い出だった。
鮎美には生きる希望なりえた。
阿藤の「お前はあいつの人生になにも影響しなかった」って言葉を否定する、『現在は過去によって支えられてる』と思える作品だった。
若手女優の活きた芝居
この作品はなんといっても森七菜さんのお芝居が全編通して素晴らしいです。
あまりにも自然で活き活きとしたお芝居は、物語ではなく現実として目の前でその物事が起きているような感覚でした。
松たか子さんの同窓会のシーンは賛否両論あるようですね。確かにあそこまで顔立ち変わったらいくら美人だとしてもみんな気づくでしょってツッコミたくはなりますよね笑
岩井俊二で、LoveLetterと繋がりがあった事とか、全然気付かず見ても面白かった
この松たかこがすごくいい。
誰も言ってない気もするけれどとても良い。
嫉妬する夫に隠れて手紙書くとか
姉より可愛い訳ではないけれど、根っから明るくて屈託がなくて
幸せをちゃんとゲットしてる二児の母。
福山雅治になる神木隆之介に片想いするも木っ端微塵に失恋する。
一方 姉は 美貌と聡明さを兼ね備える生徒会長。
足りないものなどなさそうな美少女は得てしてこういう結婚をしがち。
純粋であればあるほど。
その純粋さが豊川悦司演じる夫を苛つかせる。
そういうストーリーを
端から徐々に 内側を埋めるかのように進む展開が素晴らしかった。
手紙は、SNSでは伝えられないものがある。ありがとうの一言でさえも...
手紙は、SNSでは伝えられないものがある。ありがとうの一言でさえも、自筆でしたためられると、その重みが違う。岩井俊二は「リップヴァンウィンクルの花嫁」も作ったが、危ういSNS社会の彼なりの回答が、この作品なのではないだろうか。
三角関係は、ややもすれば、ドロドロした雰囲気になりかねないが、実に爽やかに描かれる。そこには手紙の持つ純真性のようなものを感じさせる。
若い頃の方が、愛という意識が強かった気がする。人生も半ばを過ぎると、愛しているから二人でいるのか、惰性なのか、すでに分からない。そんな「愛」という曖昧な存在を、もう一度見つめ直してみようというのが、岩井俊二の目論見ではないだろうか。
映像と音楽、キャストは満点
ずっと気になってて公開中を逃したのがNetflixで配信になりやっと鑑賞。
音楽と映画がとても美しく、映画館で観たらもっと浸れただろうなぁと思う一本。
高校生の頃マドンナで生徒会長というキラキラ勝ち組人生の美咲がどうしてあんな闇堕ちしたのか、娘2人との手紙のやり取りはどうしたのかとか色々描かれない部分も多いのですが、全てを説明してしまうより行間は自分で読んでね、ということでしょうか。
もはや自分もすっかり書かなくなってしまったけど、手紙ってやっぱり良いですね。
高校生時代、現在共にキャストは素晴らしく、ラブレターのお2人が出演されてたのも良かったです。
それは演技ではなく自然
姉の死をきっかけに初恋の人と再会し、手紙を軸にして過去と想いを掘り返していく。全てが自然体で、複雑な感情から生み出される様々な表情を見ることができます。手紙が、言葉が、文字が、人生を動かす時を描きます。
声がいい
多分3回目でやっと、観た!!という感覚になりそう。
多分だし、そう。
まずは、映像が素敵すぎて、どのシーンの映像も光の入り方も、もう儚くて尊くて美しくて。岩井俊二作品は映像がとにかく好きだが、今回もとにかくどきどきした。とにかく。
キャスト俳優陣が凄すぎる。特に広瀬すず森七菜。なんだこれは。目線、仕草、動き、声、話し方。個人的に最後の学校に行きたくない理由を聞いた広瀬すずのリアクション。お線香をあげに来た、福山雅治と話す広瀬すずの横にいる森七菜のリアルな自然さ。あと、森七菜は写真を撮られている時のリアクションもとにかく良かった。ゆうりの娘である、そよか。分からないけど、そよかそのものだった。
卒業のスピーチづくりを手伝っているシーン。あれは何だ!!たまらん!!!
お願いをして階段を降りるあゆみ、降りている途中の階段を少し上がる鏡史郎、踊り場で向き合う2人の映像。美しい夢を観ている気持ち。
今日はいい夢がみれそうな気がする。そうだし、気がする。
そして、乙坂さんのサインちょっとかわいいですよね。
追記、庵野秀明はもう風立ちぬ
朴訥とした雰囲気が心地いい。
うまく言えないけれど、『初恋』または『恋』のことを
綺麗で切なく描かれていると思います。
淡くてこころが今でもドキッとしそうな描写や
朴訥とした映画全体の雰囲気がなんだか引き込まれます。
内容に関しては、ありがちな感じだとは思ってしまったのですがそういうところからの恋の進展ってみんなドキッとするのは共通なんだろうなあと改めて思いました。
また、出会いを夏にしているのが青春を表していていいですね。
蝉が鳴いていて暑いんだろうなあと思う真夏の中で涼しげに黒髪ロングのお姉さんが現れて心を奪われる瞬間は
観ているこちらも心を奪われました。
チイファの手紙を視聴後に
岩井監督の同原作の中国映画チイファの手紙に心揺さぶられてからの視聴です。どちらも光の切り取り方や画の美しさはずば抜けていますが、中国版はより繊細で心に染みました。ただ台詞が心に届くのはやはり日本版ですね。日本版の有名俳優陣は素晴らしいんですが、どうしても商業的なにおいが…
庵野さんの演技は???ですね。
若手女優の二役が素晴らしい
予告編を見た感じでは、もっと、ドラマティックなストーリーなのかと想像してたんですが…
穏やかな、静かな映画でしたね。
ともすれば、退屈な映画にもなりかねない程に静か。
でも、俳優陣が本当に上手で。
特に、共に二役(回想パートでの母親と現代パートの娘)を演じた広瀬すずと森七菜が、本当に素晴らしかった。
松たか子の演じた裕里は、常識的なところもありつつ、少し素っ頓狂なところもあって、おかしみのある女性。
回想パートの裕里(森七菜)は、それを踏襲した女子高生に。
現代パートに登場する裕里の娘 颯香は、屈託のない無邪気な女子高生。
広瀬すずは、回想パートでは健全な優等生キャラの美咲を演じ、現代パートでは、幼い頃から父親のDVに苦しみ、母を自殺で失った、憂いを含んだ女子高生 鮎美を演じてます。
2人とも、血の繋がりを感じさせつつも、別の人格をきっちり演じ分けてました。
しかも、現代パートでの2人の透明感といったら…
吸い込まれそうなほどに美しかった。
広瀬すずなんて、もう、大学も卒業するような年齢なのに、高校生にしか見えなかったですよ。
女優って、凄いですね。
(神木くんも、普通に高校生に見えました w)
話としては、ほんと、「目を見張るような展開」なんて、全然ないんですよ。
でも、仄かな、それでいて芯の強い愛情が、それぞれの関係性の中に感じられて、胸がじんわりと温かくなる映画でした。
森七菜が上手くてびっくりした。ほぼ全てのシーンで正解を出していて、...
森七菜が上手くてびっくりした。ほぼ全てのシーンで正解を出していて、それでいて自然だった。どこまで計算してるのかわからないけど天才的としか言いようがない。
返信早いんで
ただただ評価がいいので気になって鑑賞。
岩井俊二監督の作品は今まで1度も見た事ないですし、出演者の広瀬すずと福山雅治が個人的にどうも好きになれない(ファンの方すいません)。ということで、そこまで期待はせず。
なかなか良かったです。
静かな恋愛映画だけれど、かなり趣深く監督が伝えたかったであろうことが沢山詰め込まれており面白い。
裕里(松たか子)は姉・美咲の葬儀に参列し、帰り際に姉の娘である鮎美(広瀬すず)から美咲宛の同窓会の招待状を手渡される。裕里は姉の死を伝えるために同窓会に足を運ぶが、自分が美咲だと勘違いされてしまう。
雰囲気とにかく良い。
照明の当て方や絶妙なカメラワークがとても居心地よく、ただの日常に見えるのだけどどことなく寂しさが空気中を漂っており、グッと苦しくなるものがある。特に福山雅治が涙を流すシーンではあの雰囲気と2人の心情に胸が張り裂けそうになり、姉の偉大さが感じられた。
先走って言ってしまったが、演者の良さが引き立っている。この監督は一人一人の演者を非常に上手く使っており、演技をしているとは思えないほど自然で違和感のない作りになっている。不器用だけど心優しい松たか子、漫画家で怒ると怖い庵野秀明、素直で陽気な森七菜、不安を抱える笑顔が素敵な広瀬すず...などなど、それぞれぽいな〜と感じる部分が凄く多い。オフの時もこんなんじゃないかな?と思えるほど。
そして余韻がとても良く色んなことを感じる。
私が一番強く感じたのは「昔の今の連絡」。
監督はこれを伝えたかったんだろうと思った。
昔は文を送るとなると手紙だけ。誰かを通じて手渡してもらったりして相手のことを想う。今でもおばあちゃん世代はその考えが根強く、手紙を書くこともしばしば。便箋ちょうだいと言えば直ぐに出してくれるし。
だけど、今ほとんどの人はLINEでメールを送る。LINEだとすぐに返信が送れるし返ってくる。紙とペンを出す必要も無いし、ポストに投函しなくてもいい。だけど、同じ文章なのに感情が伝わりにくい。
「誰?」って怒ってるの?ただ聞きたいだけなの?
手紙は長文のやり取り。これがどんどん無くなっていくのは悲しいな〜。
ただ、見応えにかける。
感動しないし、共感はあまりできない。
松たか子が主演というには何だか納得がいかないし、高校時代と現在の間に何があったのかというのをサラッと流しすぎている。ドラマでじっくりゆっくり時間をかけて話を進めて欲しいと思ったそんな作品だった。
また、意味不明な部分もいくつか。
3つの手紙が行き来する中でなぜ不信感を抱かないの?とか、じゃあなんで言わなかったの?とか、そんなアッサリしているもんかね?とか。この点も含めて1つの映画にまとめるには少し無理があったのかと感じた。
ただ、非常に心地よかったので満足です。
最近松たか子ブーム。大豆田とわ子と3人の元夫、マジで面白すぎますって!!!
人によって評価の振れ幅が大きい映画
舞台が田舎町ということもあり、風景はどこか懐かしさを感じられるもので敷き詰められている。その雰囲気とは裏腹に様々な展開が襲ってくる本作。
終始広瀬すずの美貌に目を奪われ続けてしまった。肝心の内容はというと、全体的には良い映画だったかな程度。
こういった類の映画であれば、お涙頂戴シーンを増やすことが出来ると思うのだが敢えてそうしなかったところには好感が持てる。
ハラハラする展開もあるが、その中にも日常に近いものが多く感じられ観た人の昔の記憶を思い出させてくれると思う。
観た人によって評価の振れ幅がだいぶ変わってくると思う。こういう作品を求めている人にはとても響くものだと思うし、なんとなくで観た人には少々退屈さを感じさせてしまうかもしれない。
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