ラストレターのレビュー・感想・評価
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なんで高評価なん?
見終わった時、そう思いました。
感想としては、激しい喜びも悲しみも怒りもない、まるで植物のような気持ちでした。
そのあと失った金額のことを悔やみました。
とにかく気になったのは、ストーリーの抑揚のなさ
ただ、淡々と物語が進んでいくだけ 内容が面白いなら、それでもいいけど別にそっちも微妙だからな〜
あとは、映像ですかね。美しい、綺麗なのは認めます。なんかドローンかなんかで撮影したんですかね。冒頭の森の映像は。なんか絵でも見てるような気分でした。綺麗だなとは思う。でも、なんの感想も浮かばない。次第に退屈になり、眠くなる。
福山さんは良かったと思います。松たか子は、なんか気持ち悪かったですが。あと、庵野さんの演技は、ジョークでやってるんですか?こっちを笑かそうと思って。
最後に一つだけ。あまりに、御都合主義すぎる。御都合主義は嫌いじゃありません。しかし、この映画は小さな御都合主義がたくさん散りばめられておられ、次第に気にかかり始めるのです。塵も積もれば山となるですかね。話を通すために、必要だったんでしょうけど、その割には面白くなってはいない。
まぁ過大評価ですね。この映画は
君にまだ恋してるって言ったら、信じますか?
相変わらずの映像美に吸い込まれながら、同窓会の案内が届いたところで、観ているこちらはすでに終わった恋だと知っているのに、何故だか”恋の始まり”を感じて、胸が苦しくなり始める。現代的じゃない「手紙」というツールが、ノスタルジックな感傷心をかきたてて、名作の予感がうずうず。
しかし、どこか筋書きに破綻が見え隠れしはじめると、こちらのトーンもクールダウン。
ちょっと冷めた目になってくると、今度はキャスティングに、うがった想像をしだす。
ドン臭い大人になった乙坂になぜ福山なのか?ほんとに冴えなく売れない小説家(本人がそれにしがみ付いているだけだが)を他の役者で演じれば、ただの粘着質の過去を忘れなれないみじめ男でしかない。それを福山の容姿を暗に思い出させることで、この人はほんとはもっとパッとした人なのに、と弁護したくなる気分を狙っているのではないか?
淡い初恋に再会した裕里になぜ松たか子なのか?死んだ姉に比べ精彩のない妹を他の役者で演じれば、昔嘘をついていた嫌な女でしかない。それを松が、今は家族を大事にしている妻をカラリと演じることで、その嫌味が消える。
つまり、映像美やキャスティングに騙されているだけで、けっこうジメッとした映画なんだということ。過去や現在の手紙のやり取りは、その手のかかり具合が面倒で、だからこそ思いがぎゅっと詰まっている気はするのだが、なにかその純粋な気分を、「俺は初めから知っていたよ」で裏切られた気がした。(そこできゅんとする人もいるだろうが)
何か。誰か。自分の口で直接伝えることができない代わりに、別の手段を媒体に相手に伝えることの切なさや、純真さ。この映画からそれを受け止められる人と、冷めてしまう人、両極いるだろうな。
違和感
とても良かった・・・・
広瀬すずさん、「チアダン」「ちはやふる」など数々観ましたが、演技派女優ですね。TVより映画に向いているのかな。今回も素晴らしかった。お葬式での椅子の腰かけるシーンは、まさに中高生のしぐさです。又、家で膝を抱えているシーンのつま先の動きは、天才かと思いました。
映画は切なく、不覚にも涙が止まりませんでした。
「皆が等しく平等で」あった、煌めいたあの頃、
「夢を叶えた者、そうでなかった者」が懐かしく
振り返る場所・・・・
同窓会で流れた美咲のスピーチに、会場の皆が聞き入ったように
私も、二度と戻れないあの頃に想いをはせ
美咲の悲しい結末に泣けてきました。
観終わってから1週間。
余韻が残る、ってこういう事だったんだなと初めて知った
忘れられない映画です。
透明感がすごい
人は、忘れられない暖かい思い出が一つあれば、それだけで幸せなのかもしれないと思わせてくれる映画でした。
舞台設定は現代なんだろうけど、田舎の夏休みのシーンがほとんどなので、ノスタルジーに浸れます。誰もいない校舎、プール、浴衣で花火、ひぐらしの鳴き声‥こういうのが好きな人にはたまらないだろうなー! ワンピース姿の広瀬すずちゃんと森七菜ちゃんはまるで妖精のような神々しさで、見ただけで寿命が延びるかと思いました笑
登場人物は全体的にクセがなく爽やかな人ばかりなので、中盤に出てくる豊川悦司が怪しげな存在感が際立ちます。絶対禄でもないんだろうけど、田舎の優等生だった美咲が惹かれてしまったのもわかる気がする‥。
他の方が指摘している様に、確かにちょっと綺麗にできすぎていて、リアルな人間を見たい人には物足りないかもしれません。でも透明感溢れる映像美とも相まって、美しい物語に浸りたい人にはすごくおすすめですよ。
とてもいい
違和感だらけ
映像は確かに綺麗でしたが、映画を観ている間、ずっと感じていた違和感。それは、付き合っていた人なら字が違うことにすぐに気付いただろうということ。
皆さんの演技が素晴らしいからか、映画を観ている間は、違和感の理由に気付きませんでした。
それから、旦那さんがいくら駄目人間でも、愛しい娘を残して自殺するだろうかということ。違和感だらけのストーリーでした。
同窓会に間に合わなかった命
遠野鮎美と岸野辺颯香の昔風のワンピース姿のツーショット 良かった~ スマホの時代なのにね。
乙坂鏡志郎君、君の小説の内容は読んでないからわからないけど、カメラセンスはいい。
矢部太郎君の郵便配達員、ほんの一瞬だったが、凄い存在感。上手い❗
水越けいこ様をなかなか認識できなかったのは、わたしの脳の劣化が主な要因かと。小室等の頬にキスして、「さよなら」って言えば、わかったかも。
小室等様、半年前の東中野ポレポレでの六文銭ライブに参加しましたよ。ちゃんと木戸銭払いましたよ❗ライブのしゃべりは渋い声で流れるように話せるのに………わざとですよね。
木内みどり様、
かわいいおばあちゃん役が似合うバイプレイヤーとして、たくさんの心暖まる作品で活躍して欲しかった。残念です。「夕陽のあと」より、お元気そうに見えました。
岩井俊二監督作品❗
m(._.)m
あとは 黙秘権行使させていただきます
名作です
森七菜さん
私、おっさんですが、映画を観てよく泣くんですよね。
だから、涙腺が弱い自覚はあるんです。
そして、今回気付いたのが、笑いのツボも浅い。
この映画、思っていた以上に所々に笑ってしまう場面があって、必死に堪えたんですがクスクス笑っちゃいました。
他のお客さんは静かだったので、申し訳なかったです。
さて、この映画ですが、森七菜さんの映画と言っても過言ではないんじゃないでしょうか。
森さんの印象が、そのまんま映画全体の雰囲気になっている様な。
と、偉そうに言ってみたものの、名前は知っていたのですが、ちゃんと認識したのは今作が初めてなんですけど。
それでですね、森さんの印象を具体的に考えてみました。勿論、殆ど本作の印象ですが。
ピュア、落ち着いてる、そしてとにかくカワイイ。
この映画、全体的にピュアな雰囲気が漂っているんですよね。
そして、激しい場面も無く落ち着いている。
それで、カワイイ・・・。
ん、そういう視点で振り返ってみると、この映画の中の想いってカワイイものが多い気がしてきました。
まず、過去も現在も裕里の想いって可愛いらしいんですよね。
これ、松さんが演じなかったらここまでの可愛げは出なかったかも。
それから、鏡史郎の昔の未咲への想い、今も持ち続けている彼女への想いも、可愛らしいと思えませんか。
だけど、流石に未咲の死の真相だけは重いです。
なので、この映画、もっと暗くも出来たでしょう。
ですが、重くのし掛かってくる様な作品にはしていませんでした。
多分、その大きなポイントになったのが広瀬さんの演技だと思うんです。
母の宝物を前にして、鏡史郎に対して抱いていた想いを吐き出した場面、もっと重苦しくも出来たと思うんです。
でも、広瀬さんが絶妙な演技でバランスを取って、この映画が綺麗な映画で終われる様にしたんだと思うんですよ。
あそこ、泣けるシーンだけど、暗い気持ちにならないんです。
役者さん達の演技が噛み合った、綺麗な映画だと思います。
雰囲気はいい
なんで今見たんだろ(いい映画だよ)
いーなー
結ばれようが結ばれまいがお互いの愛が
同じ方向を向いているなんて
運命の恋だと思ったのに一方通行の恋だった経験のある私には身に染みて染みて仕方なかったw
ジワーっと余韻に浸れる映画でした。
手紙を知るすべての人たちへ
かわいいは無敵だ。
2人の少女が傘を差して、見送る写真が忘れられない。
森七菜と広瀬すずの組み合わせが絶妙だった。
神木隆之介、広瀬すずが高校生を演じられるこのタイミングで撮影できたことに拍手喝采!
例えば5年後だと違うキャストになってしまい、この甘酸っぱさ、きらめきは半減してしまうかもしれない。
松たか子と福山雅治の握手のシーンは肉欲なんて言うものがいかにちっぽけなものなのかと嘲笑うようだ。
ただ1度の握手があれば過去は全て報われる。
人が人を思い続けることって、とても素敵な事なんだ。
忘れられない人を忘れる必要なんてない。
手紙というものを知らない若い世代がオワコンなツールだと思っていたとしても、手紙には振り絞る最後の力がまだ残っていた。
とてもロマンティックな美しい映像を作る新海誠をして、岩井俊二ほど、ロマンチックな作家を僕は知らないと言わしめたように、ロマンティックが溢れ出して止まらない。
ラストレターで泣けるかどうかがリトマス試験紙のようにどちら側の人間なのか判定してくれることだろう。
好き嫌いは別れると思うが、泣けた人たちは私の戦友だ。
岩井俊二印
良い映画が観たいと思った時に、おススメな映画です。
ラストレターを見てきました。
今回も事前の情報を一切ない状態での視聴です。
ただ、松たか子さんが主演するので、ハズレの映画ではないかなぁと思いました。
序盤の流れは、分かりやすく、その後の流れもテンポよく、俳優さんの演技のうまさだけではなく、脚本、映像、音楽どれも良かったです。
中盤、どういう流れでまとめるかと思っていたら、なるほどそうなるかと、たった一人、その一人の選択だけが最後まで謎のまま残りましたが、それ以外の展開は全て心地よく、一服の清涼剤のようなさわやかな気持ちになります。
いい映画みたいなぁと思った時に、観る映画だと思います。
以下簡単な感想です。
・広瀬すずさん、本当に美人でかわいいです。
・松たか子さん、最初から最後までかわいいです。由美かおるポジション?
・福山さん、本当に味わいある役者さんです。
・豊川悦司さん、好演です。
・森七奈さん、いとおしさ満点です。
惜しむらくは、やはり、なぜ、その選択をしたのかが謎のままで描かれなかったことでしょうか? そこだけはもったいないと思いました。
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