「文通による展開なのに滑るように進む」ラストレター うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
文通による展開なのに滑るように進む
このデジタル化著しい昨今、手紙による文通が紡いでいく内容に妙に吸い込まれた。
自身は年賀状もろくに書かない身であるから、たわいもない内容で手紙を出すなど考えもつかない。
松たか子の夫が庵野監督ってのが少々不可思議。
その庵野監督がイラスト書いてるのに、絵は本人が書いたもんじゃないし(多分、鶴田謙二って人の絵)
松たか子に色好いラインが入って、怒る庵野監督は面白い。
そりゃ怒るわな、同窓会に行って姉の死亡を伝えに行って、男からライン来たら浮気と思うわ。怒ってボルゾイ二匹も飼って、嫁に世話しろとか散歩量半端なさそう…、すんごい嫉妬深くて笑う。
スマホ水没からの文通の風情は伝わるし、事情から住所を教えられず、姉と偽る松たか子とその叔母を偽る娘森七菜…が送る手紙。
人の恋慕の思いとは複雑で面白い。
トヨエツの阿藤の胡散臭い説教が良かった。
端から見たら「何言ってんだ」なんだけど、当たってるだけにウムムとしか言えない。
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