劇場公開日 2020年1月17日

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「SNS時代に感じる手紙の良さ」ラストレター 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0SNS時代に感じる手紙の良さ

2020年1月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

今回が岩井俊二監督作初だったのですが、その美しく素敵な世界観に引き込まれました。
映像・内容・音楽・効果音・演技・台詞、どれを取っても最高で岩井俊二さんの他の作品も是非観てみようと思います。
かなり、時間軸がいったりきたりしており、また、広瀬すずさんと森七菜さんは一人二役なため、それぞれの関係や登場人物についてわかるまで少し時間がかかりました(最後までわからない部分もありましたが…)。
ある程度予習してから行くと、よりわかりやすいかと思います。
宮城の美しい自然の中の淡い青春がうまく切り取られていて、自分にもこんな青春があったらなぁと思いました。
キャストのナチュラルな芝居も良かったです。
どの方もはまり役で、自然に日常を演じられていて、本当に自分のすぐ隣で起きているかのような感覚にとらわれるほど。
乙坂鏡史郎は最初はただの不審者に見えましたが笑
顔面偏差値も高かった〜笑笑
(自分も生物部なので、こんな美男美女の生物部にいたらどうなってしまうだろうと考えたり…)
特に森七菜さんは今後の活躍が楽しみです。

とてつもなく切なくて、胸が苦しくなるけど、決して嫌にはならない。
現代では廃れつつあるけれど、手紙というものはとても素敵で、今後も無くなってはいけないんだと思います。
この映画を見て、久しぶりに手紙でも書いてみようかな。

唐揚げ