劇場公開日 2020年2月7日

  • 予告編を見る

「映画でしか見せられない良作!」37セカンズ 零式五十二型さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画でしか見せられない良作!

2022年3月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

なぜこのタイトルなのか。
終盤で明らかになる。

身障者が主人公。
しかし何もできないわけではない。
マンガの才能に秀でていてるが、身障者が故にゴーストライターの役割を受け入れている。

自分も健常者だったらと常日頃思う中、
普通に出来ると言われる事を存分にやってみたい。
恋愛もSEXもだ。

この主人公の彼女。
オーディションで採用された本当の身障者だそうだ。
しかし作中の演技はこれでいい!と頷ける雰囲気を出し、オーディションの審査員たちの眼力に畏れ入る。

決してテンポがあるわけでもなく、明るい話題があるわけでもないが、キャスティングもここぞいう人たちで固められ、実に背骨のしっかりした作品に仕上がっており見入ってしまった。

渡辺真起子さんのセリフは実に良かった。
沁みます!

零式五二型