「佳山明さんに主演女優賞をあげたい!」37セカンズ ぽんぱるさんの映画レビュー(感想・評価)
佳山明さんに主演女優賞をあげたい!
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この映画は何といっても佳山明さんの体当たり演技に脱帽。
健常者の役者さんが演じるのではなく、脳性麻痺を抱えている女性が演じたからこそ多くのものが伝わってきて感じ取れたと思う。
その周りを固める渡辺真起子、板谷由夏、神野三鈴といった役者さんも素晴らしかった。
「こんな夜更けにバナナかよ」しかり、最近の障害を抱えた人を主役とする映画は、一昔前のお涙頂戴映画ではなく、自分の人生をより良いものにしていくのに障害がある無しなんて関係ない、自分が置かれた状況を嘆き憐れむのではなく、受け入れ、前向きに一生懸命努力して楽しんで笑って生きよう!という強いメッセージ性を感じる。
ユマがリハビリ施設を抜け出すシーンでは「いいぞいいぞー!行けー!!」と応援せずにはいられず、タイで双子の姉を見つけ出し、赦すシーンから母と再会するシーンあたりまでは涙が止まらず、最後に編集者に原稿を渡して、編集者が知り合いに電話で勧めるシーンではガッツポーズしたかった。
いやぁ、元気をもらった!良い映画を観た。私ももっと笑顔で前向きに頑張ろう!
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