「差別はあるということ」37セカンズ へにすけさんの映画レビュー(感想・評価)
差別はあるということ
多面的な魅力のある映画。
入浴シーンごとに、全然違う映画を観させられているような気にさせられる。
映画の前半は、障害の現実。
中盤は、いい仲間との出会い。
後半は、ロードムービー。
入浴の困難さ、親子の依存、車椅子移動の難しさ、リハビリ、搾取的な労働。
主人公が画面に現れた時に、観客にもう少しの理解があれば、描く必要があったか?丁寧に描かれるほど、自分の無理解や差別を浮き彫りにしていく。
しかし、そのシーンがまるまるなかったら映画として成立するのか?
なぜ感動するのか?
自分の差別心を突きつけてくるような映画だと思った。
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