劇場公開日 2020年2月7日

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「障がい者の優しい心が伝わってくる秀作」37セカンズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0障がい者の優しい心が伝わってくる秀作

2020年2月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 過去には『ヴァージン・フライト』や『セッションズ』といった映画で障がい者専門の娼婦、男娼を扱ったものがあった。さすがに愛まで求めてしまうのはご法度らしいことは今作でも同じだった(キス禁止)。

 この内容がずっと続くのはいやだな~と思っていたら、そうはならず、ユマの自立心、家族愛などが中心となっていくのです。いまや漫画もコンピュータ時代であることも驚きでしたが、アシスタントをしていたユマは自分の作品を作ってみたいと道を見つけようとします。エロ漫画描くためにはセックスを経験しなきゃ・・・と忠告をもらい、そっちの方向にチャレンジするユマ。しかし、思い通りにはならない。そして、偶然出会った娼婦の舞と交流が深まっていく。

 家を出てみたい。父親に会ってみたい。心は動く。そんな繊細な、折れそうなまでな心が観客席にまで伝わってくる。タイにまで飛んだのも唐突ではあるけど、心地よかった。観終わってこんなに爽やかな気分に浸れたのも久しぶりでした。

 俳優はみんないい!主人公以外で最も気に入ったのが板谷由夏でした!

kossy
星のナターシャnovaさんのコメント
2021年5月18日

板谷由夏さんの役は、彼女を車いすだからって言う忖度をせずに
経験ある?とフラットに訊いてくる。
そこが素敵だと本当に思いました。

いつもコメントや共感をありがとうございます!!

星のナターシャnova
こころさんのコメント
2020年2月29日

ホンモノの優しさが溢れていた
映画でしたよね。

こころ