スパイダーマン ファー・フロム・ホームのレビュー・感想・評価
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トムホのスパイダーマンはだからいい!
巨大な物語にひとまず区切りをつけた直後の一作だったが、物語面は大いにその内容を踏まえながらも、話の全体のトーンはその巨大さにあまり引っ張られることなく トムホランドのスパイディならではのテイストが満載。しかもそれでいてスパイダーマンが 彼 の正当後継者である という点を 抜かりなく描ききっているというところが素晴らしかった。
まずはトムホランドスパイディならではの 青春映画 としてのクオリティの安定感。
何と言ってもこのシリーズはキャスト一人一人のハマりっぷりが良くて 学園モノとしてのキラキラがやっぱりすごい。前作からそうだったけど、キャストの人種配置とかヒロインのキャラクター像とか今までのアメリカ映画に中々ない割り振りながらみんながみんな素晴らしいハマりっぷりで、青春映画としての質がワンランク高い。 そんな彼らが 隣に座りたい! とか ムズムズしたやり取りをしてるだけでニンマリ。
コメディ的なセンスもほかのMCU作品よりも高くて会場が爆笑の渦に包まれてるシーンがいっぱいあった。
個人的には 行き先がプラハに変更! となったシーンでプラカード持って突っ立ってるディミトロフの感じとか本当に面白かった笑
あとは先生二人の絶妙なキャラクターが最高
嫁はあの指パッチンで消えたんだと思ったら、本当は男と逃げてただけだったんだよ… って面白すぎか!
あとはMCU新章に向けた序章としての出来の高さも良かった。
映画が始まった瞬間にかかる曲からしてもう強烈に 別れとそれを経ての成長 の物語という点が示されるのだけど、エンドゲーム の余韻も有りその辺りの描写一つ一つが嫌が応にも切なくなる。
ただそれだけなら他力本願な懐かしがり映画になっちゃうけど、今作はそこからの葛藤、そして継承 の部分もきちんと描けているので 幕開け として役割が見事に成立している。(位置付けとしては今作までがエンドゲームパートみたいだけど)
あの機械をまるで彼のように触るピーターを見てジーンと来ているハッピーの姿は観客そのもの
今回の敵は 社長の傲慢さのツケを代わってスパイダーマンに払わせようとする という部分が前のバルチャー被ってて若干ひねりがないなぁ とは思ったけど、なんと言ってもあの幻覚見せバトルシーン! ベルリンでのシーンの悪夢のような映像の連べ打ちとそこから生じる 何が真実かわからない というサスペンスは本当に素晴らしかった。
最後には映画冒頭のくだらないやり取りを見事に伏線として回収して勝利するくだりも含めてお見事!
(自分は最後の部分も含めて2回ともめっちゃ綺麗に騙された…)
今後もマーベル映画で世界中のみんなを楽しませていくんでよろしく! という素晴らしい旗印になった一本だろう
まじで、良い。
吹き替えで観ました。
最高に良かった。
やっぱいいなあスパイダーマン。
不器用で可愛くてかっこいいスパイダーマンが素敵。
内容は
驚きが多くて、え!?ってなるとこ多かった気がする。
すごく楽しめる映画でした!
最後フューリーとマリアヒルを見破れなかったのは1番悔しい。
今後も続きそうだし
絶対続いてほしいしすごく楽しみに待ってます。
トニーの遺産の裏に…。
本作は二度三度観ると面白さが増しそうなトリッキーな展開で、「フェイクにだまされるな」「フェイクを見破れ」といったテーマが今の時代に合っていて興味深かった。
トニー追悼に目頭を熱くさせながら、トニーの後継者としてピーターはふさわしいのか、その成長過程やMJとの新たな恋物語等、見所もいろいろあり、なかなか楽しめた。
残念ポイントとしてはピーターのMJへの恋の始まりが全く描かれておらず唐突にラブストーリーが始まってしまったあたりだろうか。
しかしこの映画、鑑賞後に冷静に振り返ると、本作はトニーが死後、自分に恨みを持った人達とのゴタゴタをピーターに後処理をさせる物語で、実はピーターはいいようにトニーに利用されてしまったのではなかろうかと、ちょっとピーターを気の毒に思ったりもしている。挙句のラストのロンドンでのニュース報道。今後どうなるのか。
フェーズ3の締めくくりは何とも複雑な思いに…。
史上最高かはどうか
結論から言うと本当に楽しませてもらいました。やはりさすがマーベルといったところです。アクションとストーリーの展開のバランスが絶妙に取れてて飽きずに楽しめました。しかし、マーベル史上最高だの、スパイダーマン史上最高とは思いませんでした。そこまで言ってる人の意見が気にくわないです。前評判で言ってた衝撃な展開とも特に思いませんでした。
親愛なる隣人
レビューを見ると、なかなかの高評価ですが、アベンジャーズであれだけ、大風呂敷広げて、壮大な叙事詩を作り上げたあとに続くマーベル作品は、難しいな…というのが本音。
最初の30分は、あまりに呑気なラブコメみたいな展開に、ちょっと肩透かだったし、改めて、スパイダーマンシリーズのMJ役は、歴代、芯の強い女性を描きたいのか、美人はいないなぁ〜と。(笑)それに、パーカーの叔母さんも、最初のシリーズの頃に比べて、随分、若くて現代的になりました。
ストーリーとしては、ミステリオの登場で、あまりにスムーズな展開に何かあると思いましたが、案の定。後半からは、パーカーのスパイダーマンとしての独り立ちと、ミステリオの裏切りによる逆転劇が、面白く描かれていました。
今回はヨーロッパが舞台で、スパイダーマンもいよいよ世界進出したわけですが、やっぱりスパイダーマン🕷は、赤青のコスチュームで、ニューヨークの摩天楼を飛び回っているのが似合うと思いました。
最後は、マーベル得意の、To be continuedでした。
フェーズ3終了!
ドルビーシネマ3Dで観てきました。いや前作よりもかなり面白かったと思います!今回のヴィラン、ミステリオは噂通りのハッタリ野郎でしたね。しかもヴィランになった原因がトニー・スターク絡み!なんかこの先もスタークを恨んでやらかす奴がいそうだな…。ピーターの修学旅行はミステリオとフューリーのおかげで踏んだり蹴ったりだったけどヒーローとして成長できたし、MJと恋仲になれたので結果オーライ!でメデタシメデタシ(メイおばさんとハッピーもおめでとう!) と思いきやエンドクレジットのオマケ映像でまさかまさかのライミ版スパイディ、あのデイリービューグルの編集長登場っ!そしてスクラルのタロス夫婦登場!本物フューリー何処だよ!そこはっ!久々にEDで驚かされました。次回作が楽しみ!
正統続編。MCU全作を観てからどうぞ。
エンドゲームからの正統続編。
トムホのスパイダーマンとしては2作目であり、MCUのフェイズ3最後の作品でもある。
本作は、青年的学生的な悩みを抱えたピーターが、ヒーローとしても人間としても成長する物語だ。
あくまでも、単体作品ではなく、色々なものの続編である為、何となく映画を見ようと思って手に取る作品ではない。
まぁ、そんな事言う必要もないと思うが……。
関連作品を鑑賞の上、この作品を観ると、何よりも主人公ピーターの成長を感じる事が出来る。気持ちは作中のハッピーのようだ。
例えるなら、久しぶりにあった親戚の子供に対して、
「まだ子供だと思っていたけど、こんなに大きくなったんやなぁ……」と思う気持ちにも似ている。
ただ、その気持ちを味わう為には、MCU作品をほぼ全て観ておく必要がある。
むしろ、その下地がないと、正直面白さが半減どころか激減してしまう。もしも、MCU関連作品を一切見ずに、何も知らずにこの映画を観た場合、情報不足に次ぐ情報不足の為、20点程度の映画に落ちてしまうだろう。
まぁ、全ての関連作品を追って来た我々への、長めのCパートみたいなものだから、特には問題ではないだろう。
作品としての魅力は、何よりもキャラクター達の生き生きとした描き方だと思う。
等身大の悩みを抱えたり、ヒーローとしての苦悩や責任について向き合ったり、また復讐の意思を秘めながら善人の皮を被って近づいたりと、それぞれのキャラクターが生きていると思える演技を見せてくれる。
特に、本作のヴィランであるミステリオ役のジェイク・ギレンホールが善人の皮を剥がすシーンは観ていて心地良さすら生まれる程だ。
また、過去作へのリスペクトシーンも多々あり、ピーターがラボを使ってスーツを作るシーンは、誰もがハッピーと同じ気持ちを共有出来ただろう。
特に主演のトムホとヒロインのゼンデイヤが、とにかくめっちゃ可愛い。3次元では余り萌えるタイプではないが、本作はめちゃくちゃ萌える。
だだ、本作は素晴らしい映画であると同時に、勿体ない描き方をしている箇所がいくつもある。細かい所を上げるとそれなりの数になってしまう為、
大きく3つ。本作についてのモヤモヤについて語りたい。
1・ピーターの恋心描写
時系列を考えると、お前ちょっと前までリズ好きだったんと違うんか?
MJに既に惚れているピーターから話が始まる為、何故・どうして・どこに惚れたのかが語られない。いきなり惚れている。幾ら何でもおかしい。後半に、MJがスパイダーマンと疑っていたからピーターを見つめていた的な台詞があるのに、そんな描写を最初に入れていない。学校内で気がつくと目が合う的な描写カットを2〜3シーン入れるだけでも良かったのに、そんなシーンはない。ピーターの思春期感はすごいが、逆に恋心まで浅はかになってしまうのは如何なものか。
2・ドローンのホログラム装置について。
衛星軌道にある攻撃用ドローンを利用するのは良い。何でそのドローン全てにホログラム装置がついているのか。実にご都合主義だ。
ミステリオ自身の技術なのだから、ホログラムのメカ自体は独立しており、攻撃用ドローンとドッキングする等であれば納得もいくのだが……。攻撃用ドローンに、あそこまで高性能のホログラム照射装置がついているのは、正直解せない。
3・ミステリオ問題
これが一番問題だと思うのだが、ミステリオの時点でヴィラン確定なのです。
マーベルコミックスの中のB級ヴィランじゃん。最近だとゲームのCMにも写ってたし。
見た目と名前の時点で「あぁー、こいつ絶対に裏切るわ」となってしまう。何ならメガネが出てきた時点で、騙されて奪われて攻撃ドローンが悪用される……ってところまで読める。読めてしまう。
せめて途中まで、ミステリオではなくベックとして扱ったり、途中までの彼のスーツヴィジュアルを映画オリジナルのものにして、悪役宣言をした後にミステリオの衣装やデザインに収束させる……などをすれば、作品としてのファンへの喜ばしい裏切った展開は、2〜3倍にも面白いものになっていただろうに……。
とまぁ、誰もが観終わって後に、思った感想を書いたが、細かい所を圧倒する面白さが、本作にはある。
何度も、ピーターの成長を感じたいと思える。そんな映画だった。
最後に1つ。
ピータームズムズのワードセンスは凄い好きだけど、せめて何処かでスパイダーセンスと言ってあげて欲しかったなぁ。
スパイダーマン最高です!
エンドゲームその後から始まります!
ビーターことスパイディのアイアンマンの遺産を引き継ぎ、新たな敵そして新たな仲間と思いきや、ミステリオが敵だった!!
MJとの恋も描かれ最高のストーリー!
次回にも期待!!
トムホランド版スパイディは、ヒーロー性がたかく一番好きなスパイディ!
鉄の意志を継ぎ、少年はヒーローとなる!
マーベル・シネマティック・ユニバース第23作。
スパイダーマン・シリーズ(MCU版)第2作。
Dolby-CINEMAで鑑賞(3D,字幕)。
原作コミックは未読です。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」での圧倒的なフィナーレは、文字通り世界中を席巻し、MCUの壮大なサーガはここに華々しい一区切りを迎えました。
その興奮冷めやらぬ中、終幕後の世界を舞台に本当のエピローグと新たなる始まりを描いた本作、その面白さたるや申し分無いほど。ありがとう、スパイディ!
サノスへ究極のアベンジを果たしたヒーローたちでしたが、予想外の尊い犠牲も。アイアンマン/トニー・スタークの死は世界中の人々の心に深い悲しみをもたらしました。
スパイダーマン/ピーター・パーカーもそのひとり。トニーが生前最も気に掛けていた少年であり、その最期を看取った彼もまた、トニーのことを大変尊敬していました。その喪失感たるや如何ばかりか。しかし、悲しみに浸ってばかりもいられない。だって、楽しい夏休みが始まるから!
仲間たちとのヨーロッパ旅行で大好きなMJに告白したい!
青春だ!初恋だ!胸キュンだ!いいなぁ…(笑)。
ところが、ニック・フューリーが異次元から来たミステリオ/クエンティン・ベックを伴って現れたことで状況は一変。エレメンタルズが来襲し、地球が危機に瀕していると言う。
世界の危機を救うため、今しか経験出来ない青春の日々と、ヒーローとしての使命を天秤に掛けたスパイダーマン/ピーター・パーカーの新たな戦いが幕を開けました。
敵の正体に「やっぱり悪いヤツだったのね…」と驚きませんでしたが、仲間のひとりに口がアングリ。過去作のさりげないシーンを伏線に仕立てた手腕にたまげました。
完全に騙されたピーターは、トニーから託された防衛システム「イーディス」を渡してしまい、それがMJやネッドたち、さらにはフューリーらの命の危険を招く結果に。
己の未熟さを悔やみ、トニーが本当に託したかった想いを知ったことでひとまわり成長。覚悟の末スパイダー・スーツの改造に勤しむ姿はトニーを彷彿とさせ、見守るハッピーの優しさと懐かしさがごちゃ交ぜになった眼差しにグッと来ました。
ここに、鉄の意志の継承、成る。
縦横無尽に繰り出される迫力のアクションに釘づけになりました。クライマックスの大バトルが胸熱の極みでした。
ホログラムを駆使する敵が斬新でしたし、虚像が生み出す摩訶不思議空間の攻撃に苦しめられながらも、「ピーター・ティングル」をフル活用して戦う姿がカッコ良かったです。
今回初体験のドルビーシネマ・3Dが醸し出す圧倒的な音響と高精細な映像によって、何倍にも興奮が増幅され、映画の世界に引き摺り込まれました。至福の時間でした。
ピーターとMJ、お互いに気持ちを伝え交際開始でめでたしめでたし、と思いきや、ラストにいろいろとぶちこまれて大混乱。いったいこの先どうなっちゃうの!?
あらすじや予告編からしてフェイクまみれでしたが、マルチバースに関しては「ドクター・ストレンジ」でも触れられていたし嘘では無いと思いますが…。その証拠なのか、旧シリーズでお馴染みのあの方らしき人物が登場しましたし。
なんにしても、波乱の展開が待ち受けているのは必至。どっちに転がってもとんでもないことになりそう。どうなる、どうするスパイディ。隣人からヒーローへと進化した彼を信じるしかありません。ますます目が離せなくなりました。
[以降の鑑賞記録]
2020/01/19:Ultra HD Blu-ray(字幕)
2022/03/06:Netflix(吹替)
2023/11/03:金曜ロードショー(地上波初放送)
※修正(2023/11/03)
テンコ盛りに感謝と満腹
上手くまとめれなかったので箇条書きにて失礼!!
まずはじめに、情報量に圧倒され上手く言葉に出来ないけどとにかく面白かった!!!!そして前作はほんの導入に過ぎなかった!!今回でそれの展開図を見せてくれた!
前作より増した学園コメディ色に大大大満足!!全体を通して軽いテンポで進んでく中で見せるキャラクターのドタバタ劇に感激!!
前作で見せてくれた挑戦的な始まり方!今回はどうなるんだろうと期待していたけれど、遊んでるなぁ監督と制作陣!エンドゲームでのあれだけ重たい話を学園ニュースであぁも雑に扱ってくれるなんて!それを見れて僕はうれしい!!!
前作ではチョイ見せだった、個性豊かなピーターの友達を存分に魅せてくれた!これが見たかったんだよ!ワッツ監督!
サプライズの多さに圧倒されまくり!!JJはやっぱ最初の彼しかいないよね!!今回はカツラ被ってないんだ!笑笑
アイアンスパイダースーツ そうやって充電するんだ!なんか、シンビオートを入れてるカプセルみたいなのにいれてるんだね!!
ミステリオよ!ヤッパリきみはミステリオだった!!広告とかであれだけ味方と売り込まれてたけど、やっぱ最初っからうさんくささが半端なかった。
CG、前作より振り切って使っててむしろ清々しい!!ミステリオの幻想が素晴らしかった!その中で苦戦するスパイディーも面白かったし、超カッコよかった!!
Peter tingle is back online. スパイダーマンの青い春
マーベル・シネマティック・ユニバースの23作目にして、2016年からのフェイズ3を締めくくる「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」です。あの「エンド・ゲーム」で終わった感満載だった次の作品に人気キャラクターのスパイダーマンを持ってくる所がマーベルの戦略の巧みさを感じます。どうやったってサノス以上のインパクトある悪役作るのが難しい状況で、言うなれば強大な悪役いなくてもよいスパイダーマンを作るこのバランスの良さ!考えてるよなぁ。
で、今回のヴィラン(悪役)はミステリオです。原作アメコミ好きなら一発でヴィランとわかるのですが今回は事前にマルチ・ユニバース(多次元世界)を謳っていたので「もしかしてアース833のミステリオは良い奴だったりするのか?」と逆に深読みしてしまい、正体バラした時には「やっぱりヴィランだった」と妙な安心感を覚えました。
でも、幻覚の見せ方がホント上手い!最初にボコられるシーンはメチャメチャ引き込まれましたよ。アイアンマンがマーベル・ゾンビーズ仕様で出てくるし!(因みにマーベルのキャラクターが皆ゾンビになってしまうコミック「マーベル・ゾンビーズ」は日本語訳も販売されてますよ~)。ミステリオって幻覚だけなんで弱いんちゃうん?なんて思っててゴメンなさい。映画として見せ方を工夫すれば、こんなにもスリリングになるんですね!
相変わらずトム・ホランドのピーター・パーカーは小僧っぽくって好感が持てます。前作でリズ・ラブだったのがいきなりMJ大好きになってて「何があったんや?意外と惚れやすいなぁ」なんて思ってたのですが、MJとの微妙な距離感が何とも微笑ましくって。この手を繋ぐのも一苦労な初々しさよ!で、またMJの方も思春期っぽく気になるのに素直になれなかったりで。何とも甘酸っぺ~。前作では「赤毛でハツラツとしてないMJなんて!」っと思ってたのですが、本作で好感度アップです。
そして、本作ではハッピー・ホーガンが良かったー!メイおばさんとの恋愛模様もさることながら、盾を投げ損なってキャプテン・アメリカどうやってんだって愚痴る姿は劇場で思わず吹き出してしまいました。ハッピーってアイアンマン1の時はチョイ役だったのに、今じゃ必要なキャラクターになりましたよね。
元々原作でも高校生から始まってるだけあって、トム・ホランドってすごくピーター・パーカーが似合ってる感じがするんですよ。ヒーローとして成長していく姿が楽しみです。しかし、最後で正体バラされちゃったので今後どうなる!?このまま「ワン・モア・デイ」に突入して歴史改変か!?等とアメコミ好きの妄想は膨らみます。
そういば最近、「マルチ・ユニバースの設定を使ってトビー・マグワイヤとアンドリュー・ガーフィールド、そしてトム・ホランドの3人のピーター・パーカーが共演する作品ができる」っという噂がアメリカの方で流れてる模様です。いやいや単なる噂でしょ?無理無理。っと思っていたのですが、本作の最後にJKシモンズのJJJ(一番最初のスパイダーマンのキャラクター)が出てきたので俄然期待度が高まりました。色々と難しいと思いますが3人の共闘とかメッチャ面白そうなので、何とか実現させてもらいたいものです。関係者の人頑張って!
そんなこんなでお次はどうなるフェイズ4。内容の発表は2019年7月のコミコンか!?(まだ未定)
キレイにまとまってるのに、滲み出る強固なこだわりと情熱
ストーリーのまとまり方は優等生的だけどちゃんと小気味よく、映像はえげつないがしかし荒っぽくはなく、オタク用のネタもバッキバキなのにスマートで、何???これ??「すごくキレイに纏まってるけど満足感はそこそこの優等生ムービー」と「バチバチに製作陣の好みが尖ってて面白いけど小汚い中華屋みたいなムービー」の良いとこどりしたみたいな、なに??キメラ???キレイにまとまってるのに、滲み出る強固なこだわりと情熱。いっそ怖い。
まず、私はアイアンマンがずっと大好きだった。エンドゲームでだいぶ参ってたので、冒頭の手作りクオリティの呑気なスライドショーで半ギレになりつつ酷すぎて笑っちゃった。5年間人類の半分が消えてたんだから、残された側も戻ってきた側も皆それぞれにさぞ大変だったろうって想像は至るんだけど、それでも、ヒーローはもっと多くを背負ってたんだよなとか、それと比べると気楽なもんだよなとか、「大変さ」を比べても意味ないなとか、凄いモヤモヤするの。
世界のどこに行っても神格化されてるトニースタークを見るたびに息苦しくて憎くて、じゃあピーターパーカーはいかほど辛いのだろうって思うと、その度に胸が重くなる。ポップで明るいトーンなのに、チラチラ映るトニースタークの影を見る度に陰鬱が差しこまれるの。それって、ピーターパーカーが置かれてる状況そのもので、表面上は明るく振舞ってても滅茶滅茶に傷ついてるんだよね。スパイダーセンスがうまく働かないほど。ヒーロー映画で主人公のしんどさにここまでシンクロできたことあるか?ってくらい共感してしまった。これは私がトニースターク大好きだからっていうのもあるけど。
ミステリオ君のホログラム攻撃えげつな過ぎて、本当に怖かったし痛かった…こんな心にくる系のヤバいヴィランを16歳に当てるな…
ホログラム攻撃のシーンとか、ロンドンのシーンとか、アクションがキメッキメだったな。。。没入感とか躍動感とか、絵柄の新鮮さとか、色々えげつないのに、目が迷子にならないの、凄かった。変態だと思った。
ジェイクギレンホールは案の定サイコヴィランだった。しかも、やっぱりポスト・トニースタークを意識したキャスティングだったことが明らかで、めっちゃタチ悪いなって思いました。私は悪のジェイクギレンホールがだ〜い好き!
予告で別アース匂わされてワクワクしてたファンダムを全力でせせら笑いにきたので、一本取られたわい!って祝杯あげたくなっちゃった。(ここはアース616だよ!って言われて、え、199999じゃないの?って思ったんだけど、伏線だったのかな。)
「見たいものを見る」、本作のテーマなんだよね。観客はマルチバースや荒唐無稽でファンタジックな悪役(エレメンタルズ)を期待してたし、作中の一般市民たちはポスト・アベンジャーズを期待してたし、ピーターは完全無欠のポスト・アイアンマンを探してた。そのテーマを踏まえた上で黒幕の正体が「ホログラムを操る男と、映画の撮影クルーみたいな仲間たち」なの、凄いカウンターじゃん。
本作におけるトニースタークの描かれ方、とても良かった。そう、あの男は死んでなおヒーローだし、死んでなお激ヤバ粘着アンチがいるし、死んでなお倫理観ギリギリのテクノロジーを残していくし、死んでなお愛される、そういう人間なんだなぁって思った。セラピーだった。ピーター君からしたら大人の大天才スーパーヒーローでアベンジャーズの支柱の一人だったのかも知れないけど、ハッピーから見たら割と常に迷っててよくキレてた欠点の多い愛すべき友人で、ベックからしたら憎いクソ上司で、そういう多面性がぜんぶピーターや我々の目前に提示されて本当に良かったなと思う。ありがとう…
ピーターパーカー君さぁ、完全に「次世代のアベンジャーズ」としての姿を我々に提示してくれてたじゃん。とりわけ際立ってたのはスーツ開発シーンで、BGMのAC/DCとか完全にこちらを泣かせる気満々だったけど、そのへんに落ちてるものでDIYしてハンマーぽいものと盾っぽいものを作ってたのも滅茶滅茶かっこよかった。(AC/DCをレッドツェッペリンって言ってるの(たしか)、凄い可愛いし切ないね…ピーター君は若いのでトニーが好きだった音楽のことはよく知らないんだ。)ピーターパーカー君が短期間で非常に逞しくかっこよくなっててドキドキした。
情を揺さぶってくる
ピーターパーカーがウルウルお目々になる度に、彼の事が頭を過って大変でした。一ミリも出てこないのに鑑賞後もあの人の事しか考えられなかった。いや凄い。
その上、ホームカミングのふわふわとした要素をベースにここまで噛み付いて来るなんて。監督の賢さには感服です。全ての要素が意味のある要素になっていて然も現代的リアリズムを描写している。いやあ現代のスパイダーマンはこうでなくっちゃ。
ジェイクギレンホールの使い方にはにっこりでした。奴が彼の代行的存在として描かれたらたまったもんじゃないよ。
観賞後、誰かと話を共有させて…
最速上映にて鑑賞。
直前にエンドゲームファイナル上映を鑑賞し、テンションとハードルを上げきって鑑賞したにもかかわらず、余裕で越えてくるあたり、さすがMCU。
本作はエンドゲームの直後から描かれ、フェーズ3を締めくくる作品。
それだけではなく、MCU内での他作品と比べても、クロスオーバー要素がまあまあ多かったので、過去作を見てからの鑑賞をオススメする。
ここからは個人の感想。
大まかなストーリーは(誰が真のヴィランとなって話は簡潔するのか)予想通り。
ただ、細かい部分が緻密に考えられていて、大満足だった。
例を挙げると、イーディスの活用、オバディアと関わった人を登場させる点や、BARFシステムをこのタイミングで出してくるなんて...
描写の面も素晴らしい。
前作、ホームカミングの頃と比べ、スキルも精神的にも成長が描かれ、”頼もしい”親愛なる隣人になっていたように感じる。
ただ高校生、甘い恋もある。
甘酸っぱいシーンもありつつ、アクションなどの規模はしっかり、エンドゲームのダークな雰囲気の後の作品としては最適なテンションの作品だったと思います。
そして、これはぜひ周りと語り合いたい。
エンドクレジット後の映像1。
なんと!あの!JKシモンズが!あの役で!
これは、単にファンへのおまけととらえるのか、もしくは、これからの可能性を暗示しているのか...ぜひ周りの意見も聞きたい。
そしてもう一つ、フューリーまさかの...
てことは、葬儀の時から?(それなら愛想なさすぎる)
もしくは、葬儀の後から?
これについても、ぜひみなさんの意見を聞きたいと感じました。
こんなにも感情を突き動かし、観終わった後も楽しく考えさせてくれる作品。
MCUがある限り私は死ねません。
以上。
エンドゲームの疑問点をいきなり肯定してしまうとは!
恐るべし、ケヴィン・ファイギ(マーベル社長/MCUのプロデューサー)。
唯一、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019)で疑問だった点。サノスの指パッチンを解消した世界で、ピーター・パーカーが5年ぶりに学校に戻ってネッドと再会するが、同級生の半分は5歳年上になるのではないか?という疑問だ。それをいきなり冒頭で肯定したうえ、つじつまを合わせてしまう。
本作は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の23作目で、第3フェーズの最終作。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」が一応の一区切りだと思ったら、その余韻を楽しむ作品になっている。トニー・スターク(アイアンマン)の喪失感で悲嘆に暮れるピーター・パーカー・・・という設定だ。
トム・ホランドが演じるスパイダーマン(=ピーター・パーカー)の登場は、「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」(2016)、「スパイダーマン ホームカミング」(2017)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019)に続く4作目になる。
MCUとの登場キャラクターのクロスオーバーとしては、元S.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)と、同じく元副長官マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)。また「ホームカミング」で、ピーターのお目付け役だった、ハッピー・ホーガン(ジョン・ファヴロー)も再登場する。
そのジョン・ファブローは、ちょうどTOHOシネマズの幕間CMで、実写版「ライオン・キング」(8月公開)の監督として、マジメな顔でインタビュー登場する。MCUファンなら思わず、"ハッピーだ!"と笑ってしまう。
さらにエンドロール後のオマケ映像では、クリー人のタロスとソレン夫妻が出てくるので、ここは「キャプテン・マーベル」(2019)を先に観てないと意味が分からなくなる。
ところで新ヒーロー(?)、"ミステリオ"(=ベック)役としてにジェイク・ギレンホールが、MCU初登場する。予告編で、なんとも格好悪いヘルメットをしているなぁと思っていたが、それも含め、本作を見ればいろいろと納得である。
本編のみならず、オマケ映像まで含めて、タヌキに化かされたかのような、多重トリックのストーリーで、MCUとしてはあまり進展しない。スパイダーマン・スーツが複数出てくるので、フィギュアやキャラクターグッズ的には面白いかも。黒い柄の"ステルススーツ"が新しい。
ピーターとMJ(ゼンデイヤ)のラブストーリーはいまいち盛り上りに欠け、申し訳ないがMCUとして本作はスッ飛ばしてもなんら問題ない。
同じマーベル原作でも、キャラクターごとに映画化権は異なるため、本作は"ディズニー"ではなく、"ソニー/コロンビア映画"である。ソニー映画のスパイダーマンシリーズとしては、ヴィラン(悪)役の「ヴェノム」(2018)、アニメの「スパイダーバース」(2019)が面白すぎるので、MCUとは別に、どう棲み分けるかが問題だ。
初回はIMAX3Dで観た。画角はシネスコなので、3D版ということ以外、IMAXで観る意味はあまりない。しかもIMAX GTテクノロジーでないと、左右プロジェクターの字幕ズレが、もれなく付いてくる。
「ホームカミング」の上映時には、オープニングのIMAXカウントダウン数字が、"蜘蛛の巣"デザインだったが、今回は何もない通常版である。
今回は特別チューニングされている、"4DXエクストリーム版"が注目である。最高強度の4D効果はどれ程のものか、楽しみである。
(2019/6/28/TOHOシネマズ日比谷/シネスコ/字幕:林 完治)
魔法にかけられて
を思い出した。
ディズニーのお約束を現実の世界でやると
こんな感じですよ的なやつ!
エンドゲームでは宇宙の話とか、いくとこまで行ってしまったので一度現実的な世界に呼び戻してまた新しく再出発しますよっていうメッセージなのかな
ヒーローをつくりあげる事はこういう事だという、ある意味皮肉のようなものに聞こえそうだがヒーローの闇の部分をエンタメで消化していた。
ミステリオの台詞にもそんな言葉が所々混ざっていたように感じた。
物語として
青春感がとてもたまらなかった…。
トムホとMJがキュート…。
見ていてニヤニヤ。
バッキーとファルコンの頷きの様な感じで見ちゃいました。
あと、すごいハッピーが好きになる。
あの終わり方はもう続くしかないでしょう…
またハッピーの恋も見届けられたらいいな
全体的に笑えるところが多くて
そーゆーとこ、ホント好き。楽しかった。
また次回作期待!!
あ、ヒューリーもスパイダーマンフィルターを通すとファニーな感じに見えるなあって思ってたら違う人だったのかーーい
フェイクの連鎖
SCREEN Xで視聴。
主観のシーンも多く、サブスクリーンの臨場感は中々だった。
期待が大き過ぎて、それを上回るほどのカタルシスは正直なかったけど、キャップやトニーのオマージュ的なシーンが数多く素直に楽しめた。
特にパッピーが盾を投げたシーンは、珍しく劇場で爆笑してしまった!
ん?まてよ?
ミステリオがフェイクならマルチバースも?
フェイクにフェイクが重なり、結局なにが真実だったのか…
MCUで始めてパンフレット買っちゃったから、しっかり読んでもう一度観に行くかな!
そう来たか!
巧みに計算された予告にまんまと騙された!といった感じ。
エンドゲームの流れもあるし、スパイダーバースもあったし、絶対別次元あると思うじゃん!
序盤、なんだかピンとこないヴィランだなと思って見ていたらやっぱりそういう事ね!から、なるほどそう来たか!と驚きの展開。
敵側の動機はアイアンマン3の時と同じようにアイアンマンに怨みを持つ人物の行動なのだが、やり口が新鮮。
ここまで進化したVFXの技術を逆手にとるというか、そう利用するかと感心。
また今回は前作以上に青春ムービー。
ピーターとMJのラブストーリーにもニヤニヤが止まらない。ここまで好感あるMJは初めてだ。
最後にどでかい爆弾落として終了。
え!どうなるの⁉︎と次回が見たくて堪らないサイコーの映画体験でした。
ネッド羨まし過ぎる…
最高のスパイダーマン映画の誕生をこの目で見た。そんな気持ちでいっぱいになる作品でした。
敵に関しては大方の予想通りではあるものの、それを補って余りあるほどのトリッキーさと映像の迫力!
トニーの亡霊に打ち勝つという展開も良い。
ピーターの葛藤も丁寧だし、友達との関係もより密度が濃く描かれている。
MJに言いよるヤサ男をあまり悪者にしないのも素晴らしいと思った。
願わくばネッドの彼女を別れさせずにレギュラーメンバーに加えてほしい!
気の強そうなとこがMJとキャラ被りするかもしれないけど、かわいいから良いじゃん!
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