ターミネーター ニュー・フェイトのレビュー・感想・評価
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流石正当続編!
と唸るストーリーとアクションでした。
T-800の金属骨格と2の液体金属が合わさった敵キャラ構造もさることながら、AIは感情を得ることが出来るのか?学習というものの可能性など、SFあるあるにもメインではないがマイルドに切り込んでいて行間を読むのが好きなSF好きにもたまらないな…。
ある意味愚直なアンドロイドの姿勢がサラの心を柔らかくしたり、たまらないな…。T-800はゆるしてほしいとは言わないで、どうやったら自分がサラから失わせてしまったもののリペアができるか考えていたんだなあ。物の純粋さというものに胸を打たれる。
楽しんでしまえば勝ち
細かなことに突っ込みを入れるのも
映画の楽しみの一つですが、この作品は
深く考えないでどっぷり浸かって楽しんで
しまえば良いと思いました。
ダニーが聖母では無く、救世主であるのは
時代が変わったのだなぁと感じます。
本筋
映像が凄かった。
のっけから始まる乱暴なカーチェイスが、この作品の何たるかを物語っているかのようだ。
スマートな感じは一切なく、純然たる力が破壊を伴って押し寄せてくる。
今作が出てきた事によって今までのターミネーターの立ち位置が把握できたような感じ。いわゆる整合性のようなものは元々なくて、パラレルワールドの1つって事なのだと思った。
時間軸がズレてるというか、可能性の中の1つをアレコレと作ってたのだなぁと。
本作はそんな亜流とは別に、元々の時間軸に沿った作品なのだとか。
…ほぉー、そんな事が。
なるほどアクションも映像表現も進化してる。そして、ハンターであるターミネーターの凶暴さも戻ってきたみたいだ。
毎回バージョンアップするターミネーターは、今回こそが最強と思える性能だった。
本作のカメラワークと編集はとてもスピーディーで楽しい。
アグレッシブな敵だと観てるこちらもワクワクするってもんだ。
後はもう好みなのだけれど…初期型のシュワちゃんが、改心というか感情を理解していた。
結婚して子供がいるのだ。
良いパパでいる状況が良く分からない。
色々説明されてたように思うのだが、どおにもピンと来なかった。
大量に殺人と破壊行為に明け暮れた犯人が、罪を償うわけでもなく、平和と平穏の中にいる。おまけに未来からの脅威を排除する為に、サラを動かしていたようで…サラにしてみたら怒髪天をつく程のシチュエーションだった。
最終的には、自らを犠牲にして敵を倒す。
そん時のサラの表情は、やはり複雑なものだった。
もう、サラ・コナーはこの人以外やっちゃいけないと思うほどハマる。
今作も絶大な説得力をまとって佇んでた。
なにやら、続編のような匂いもしつつ、パラレルワールドを持ち出したら完結する事なんてないなと、永遠と続くワンパターンな展開に辟易するものの、また、見ちゃうんだろうなぁ。
アクションは大掛かりなものが目立ったなあ。プロデューサーの嗜好でもあるのだろうな。
マッケンジー・デイヴィス!
オープニングから『T2』のサラの精神科医との会話が映りの悪いビデオテープのように始まり、「あぁ、本当に真の『T3』が始まるんだ!」と思えるシーンでした! 『T3』以降のシリーズも全部好きなんですけどね。もしかしてとは思ったんですが、まさかジョンを殺してしまうとは・・・。 『T2』の戦いは何だったんだとも思いましたが、CGとはいえ当時と同じくらいの若さの2人が観れたのは嬉しかったです、『T2』のその後の2人ってことですもんね! 現在のT-800が人間のような暮らしをしてるのはちょっと変な感じでした(笑) どんな敵が現れても初めてT-1000を観たとき以上の衝撃はないでしょうが、今回は体を分離できるのは面白いアイデアでしたね。 サラがターミネーター狩りをしてるシーンも観てみたかったです、現代の武器でどうやって倒してたんだろう・・・でも『~ジェニシス』では威力の強いライフルで1発で仕留めてたか(笑) 夜の場面はあっていいんですが、もう少し画面が明るくても良かったですかね 。 ラストのT-800の「ジョンのために」というセリフが良かったです! グレースとREV-9の戦いは見応えがありましたね~! 序盤の工場でグレースがハンマーで殴りまくるのが良かったですし、最後のチェーンを使うのも良かった! タンクトップに防弾ベスト(タクティカル・ベスト?)がよく似合う(笑) グレース主演で単独作品を作ってほしい! グレースが全裸で未来から来た時にお尻まで観れますが、あれが代役ではなくマッケンジー・デイヴィス本人のお尻でありますように(笑)
>2で終わってた
ストーリーはさて置き、超絶アクションのつるべ打ちをIMAXにて堪能。
シワルツェネッガーとシワ・コナーにもカッコいい見せ場有り。
何よりグレースの男前ぶりに濡れた!序盤の逃避からカーチェイスの流れは今作の白眉です。
1の焼き直し&年月の残酷を知る
やってることは1と同じ、敵は2という感じ。
ストーリー展開やアクションはとても楽しめますね。CGも違和感なし。
前半はやや中だるみがあるが、後半の輸送機空中戦は見応えあり❗
このアクションコンテを考えた人は、良い意味で頭おかしい。
始まってから最後まで、液体金属の強さに絶望です。
1の主役が年齢を感じさせ、年月の残酷さを感じました。
総合的に良い映画だけど、やはりターミネーターという作品は新しい展開にならないのですね。
配役と敵の組織の設定をちょこっと変えて同じことを繰り返すだけなので、目新しさがないのが残念でした。
レイトショー価格なら観る価値あります。
最後に西部劇を観た(かな?)
平和な街が得体の知れないインディアンに襲われ、家族を殺された少年。たまたまその街に投宿していた兵士が少年を救い出そうとする。だが2人は追い詰められ、危機一髪のところで救われたが、彼らを助けたのはお尋ね者のアウトロー。彼は家族をインディアンに殺され、孤独の中復讐に燃えていた…。
エンドロールの、ラテン風のギターで奏でられるターミネーターのテーマを聴きながら、マカロニウェスタンだったらこんな感じだな…なんて妄想をしてました。今回のターミネーター、ポスターや音楽のテイストが西部劇っぽいですよね。
正統派続編といえばそうなのだけど、シュワちゃんとリンダが登場すれば良いわけでもないと思うな。劇中カッコは良いのは確かだけど、2人とも年齢には逆らえないところはあるな。マッケンジー・デイビスが、アンドロイド系の出で立ち(?)でぴったりな役どころ。「ブレードランナー2049」や「オデッセイ」にも出てて、SF映画御用達。「タリーと私の秘密の時間」も良かったですが、長身を活かしてこうしたアクションだと際立ちますね。
ストーリーは期待通りで、変な捻りはなく、良くも悪くも旧作ファンを裏切らない王道。残念ながらエンドロールに次回に繋がるようなネタ振りティザームービーはなかった。壊れた機械が残ってて…もやって欲しかったのだけど。ま、無くても観に行くでしょうけど。それを待ってボーっとしてた時に、冒頭の変な妄想になったわけです。
いろいろ複雑な思いはあるけれど、観ないことには始まらないのは確か。
dudu!!du!du!du!!!!!????
いやーーー。
監督さん乙!!!みたいな。
自由に作らせてあげたい。(笑)
プロデューサーが大御所だった??巨匠だった故の。作品。(笑)
アラ8とアラ4が組んでしまって、バブリーな、真面目で、コメディー感のない、
眠気に誘われてしまう映画。(笑)
うーーーん。
これはタダでいいでしょ??みたいな。(笑)
きちんと払いました。(笑)
払い戻しもしてもらってません。(笑)
まあ迫力あるシーンもたたあって。
今後の映画の素材として、大切に保管しておいてほしいです。(笑)
多くの映画がこの映画で使用したセットを有効に使用して、頑張れるのかどうなのか。(笑)
個人的には、あんまりですが、まあ真面目なアクション映画。(笑)
笑いもなくて。
すこししんどい。逆にそれが好きなひとはよいのかも。
こっちよりではないのか。
ある意味、過去の良き映画のちょっとした時代を彷彿させる。バブリー???映画かと。(笑)
まあ、アクションの教科書的な。(笑)いい意味でも悪い意味でも。(笑)
IwillBeBack!!!!??
とりあえず、最初から眠くなってしまい。すこしウトウト。(笑)
最後の方のアクションで、起きまして。
なんかマジメ!!!(笑)真面目!!!まじめ。(笑)
コメディー感が欲しくなりまして。(笑)
なんかバブル感が満載で。
うーーーん。
なんか会話ができないおばちゃんががやがややっていて。(笑)
質問に答えずに、ロボットやろーとかで。えーーーーみたいな。(笑)
個人的にはアベンジャーズの方が好きです。(笑)
なんかアクションもなんかぶっとんでなくて。まじめ。
なんか、凄いけど。飛行機のシーンとか。工夫があるけれど。
なんかマジメ(笑)。
だれかモディファイしてあげてください。(笑)
まあ、好きな人は好きなのかもですが、個人的にはうーーーんって感じです。(笑)
T2の続編を作るならば、これが最善の方法
かつてのT2の特別拡張版には、核戦争は起こらなかったエンドの映像が残っています。
当時、シリーズの創造主のキャメロンは絶対続演は作らないと語っていました。しかし、世界中のターミネーターファンが、続編を望み、T3が別監督のもとで生まれたという経緯があります。
T2の核戦争回避エンドが1つの回答だとして、
もしもどうしても続編を作らなければいけないので、あれば、このニューフェイトは、最善の回答だと思います。
T2までの手に汗握る戦闘シーンと、凶悪な敵ターミネーターの存在、
そして、ジョンコナーを演じるならば、エドワードファーロングしかいないという呪縛への回答、
それが最善の方法と回答で、ストーリーを紡いでいます。
あまり面白くないという方の意見も分かる気がしますが、これはやはりT2の正当続編といってよいと思える内容でした。
もし、かつてターミネーターシリーズのファンで、
ジェニシスにがっかりした方などには一度見てほしい作品です。
待ってました!
いや、娯楽映画の鉄板と言ったらこれしかありません。
スケールの大きさと危険な戦いにもう最初から最後まで目が離せませんでした。
確かに前回作品と似たような設定ですが、時代が繰り返すではありませんが、新しいサラ・コナーの出現やそれを守る美しい女性兵士、そしてゲスト的にシュワちゃんとサラ・コナーが出ます。
なんかスター勢揃いです。
敵と味方の設定も判りやすく最後まで楽しめました。
エンタメは楽しむのが一番ですね。
"ファンのための映画"って感じ。アクションはイイ!!
確かにメインキャラに今回初登場の人物が二人いるが、『ターミネーター2』と同じ登場人物を同じ役者で演じている点や、シュワちゃんも登場しているあたり豪華だったと感じている。
シュワちゃんをCGで無理矢理マッチョにするよりも、今回みたいにできるだけありのままのシュワちゃんを、歳を重ねて劣化したターミネーターとして登場させ、うまくストーリーに組み込んだ方が自然だと思った。
もし、CGで無理矢理マッチョにしたシュワちゃんを登場させたところで、それこそ『ターミネーター3』のシュワちゃんvs液体金属と骨組のハイブリッドターミネーターが追いかけっこする構造をそのまま焼き直すことになるだけで、
それはそれで『またか』ってなる気がした。笑
だから賛否両論あるが私はこれでよかったと感じている。
時代を経て進化した映像技術と、卓越したショットが戦闘シーンを大迫力にしていたと思う。グレースのたくましくも美しい肉体が縦横無尽に駆け回り、重そうな鈍器を力一杯振り回すのは本当に見てて楽しかったです笑
ジョン・コナーが序盤で死んでしまうのですが、これは歳老いてしまったリンダ・ハミルトンを続投するためには必要なシチュエーションだったと思う。
まあ『それじゃあ、リンダ・ハミルトンを出さなきゃよかったじゃん』ということになるが、この意味でファンサービスだったんじゃないかなと思う。笑
実際、サラの盾になったシュワちゃんに、『触んじゃないよ』っと言い放ち、その直後シュワちゃんとタッグで銃乱射するシーンは、懐かしさとかっこよさにグッときたものです。
ただひとつ、心に引っかかったのは、ジョンを殺害した後のT800(?)が25年間かけて、自ら感情に目覚めたのは少し無理がある設定だったと思う。ジョンを殺害したあのT800(?)は未来のレジスタンスが改造したT850ではないですよね(違ったら申し訳ありません)。
改造されたT850だったから不器用な笑顔を披露したり、サラやジョンと過ごすことで感情を理解しかけたりしたんじゃなかったのだろうか。
普通のT800でも自力で感情を獲得できるなら、他のT800も感情を獲得できることになるだろうし、それならあんな悲惨な未来は訪れないんじゃないの?と思ってしまった。
それで星が1.5マイナスにしました。
キャメロンは何を語りたかったのか
I won’t be back.
見終わってから状況を理解するのに時間がかかりました。
冒頭でジョン・コナーが殺害されてしまい、「いくらなんでもそれはないだろう」と思い、以後の展開に全く気持ちが入り込めませんでした。皆さんもそうだと思いますが、成人したジョン・コナーを中心にストーリーが続くものと勝手に思い込んでいたからです。裏切られた感が半端ありませんでした。これまでのシリーズはすべてジョン・コナーを死守するため、あるいはジョン・コナーが中心となって話が展開されていました。本作ではいきなり、命をかけて戦ってきたこれまでの行動が全否定されてしまいます。そのため、多くのファンの評価が著しく低くなっています。あの伝説的なT1, T2の戦いはなんだったのか、と。
ではなぜ、この映画がキャメロン公認の正統な続編なのか。キャメロンはいったい何を言いたいのか。
そこで私なりに考えたあげく、「キャメロンはターミネーターシリーズはサラ・コナーのストーリーであると考えているのだ」という結論に達しました。そして、キャメロンは他人ではなく自らこのシリーズに終止符をうちたいのだと思います。私を含めて多くのファンは、ターミネーターの世界観ではジョン・コナーが核心部分であると信じているから本作がしっくりしないのだと気がつきました。でもキャメロンが考えているターミネーターの世界は、ジョン・コナーではなくサラ・コナーが主人公なんですね。きっと。
1作目ターミネーターT1で普通の人だったサラに突然苦難がやってきて、2作目T2で運命を受け入れ戦士となり、そして今回3作目で新たな試練に直面するが次世代にバトンタッチをしやっとサラ・コナーは一線から退くことを許され解放される、というサラ・コナーのストーリーなのではないでしょうか。今後も暗い未来は繰り返されるが、新しい指導者はあらわれ、そこに希望はある。ということなのかなと思います。元題名はNew FateではなくDark Fateですしね。サラ・コナーの大河ドラマ3部作としてみてみるとわかるような気がしてきました。
つっこみどころは満載ですが、T-800が家をでるとき、I won’t be back.と言ったセリフにはもうこれでT-800だけでなくターミネーターシリーズがキャメロンとして終わりだというメッセージがこめられていると思います。一般受けしないことはわかっていたと思いますが、キャメロンが作りたかった理由はサラ・コナー3部作の最終章なのだと感じました。
続編を作ろうと思えば作れるような話にはっていますが、結局はこれで終わりにしようということなのではないでしょうか。そう考えると、本作品の本質がわかるような気がします。
『正当な2の続編』は、ハードル上げすぎじゃない?
感想】
『正当な2の続編』と、高を括った本作。
サラ・コーナー役のリンダ・ハミルトンがシリーズ回帰という事と、ジェームズ・キャメロンが製作に回帰する事も話題となり、1年前から楽しみを募らせてました。
………。観終えたあと、ひと言で云うなら『そう来たか!』でした。
レジェンド、ターミネーターファミリーと、ニューメンバーの“世代交代”をも、感じられました。
というのも、冒頭で、あっさり未来の抵抗軍のリーダーになるはずだったジョン・コナーが、ターミネーター(シュワちゃん)によって殺されてしまいます。
(2作目で、ジョンを守り抜き後、溶鉱炉に身を投げたT‐800の死。無駄死にじゃない?)。
今回、エドワード・ファーロングも、シリーズ復帰と噂され、期待してましたが、出番は在りません!
少年ジョンは、CGで描かれてました。
新シリーズに、過去の遺産は切って棄ててしまおう!と、序盤から強気な始まり始まり。
そんな新たなターミネーター(本作)のメインに活躍するのは、女性兵士グレースと、新たな 護られ役(未来の救世主)、ダニー。
強化型人間。(4作目のマーカス・ライトの設定のパクリ?)
ただし、薬を射たないとヘナヘナに…。
なんか、この設定、鳥山明先生の『ドクタースランプ』に登場するアラレちゃんや、オボッチマンくんのようです
グレースを演じたのは、マッケンジー・デイヴィス。お綺麗な女優さんでした。
敵は、新型ターミネーター“REV‐9”。
2体に分裂出来る液体金属ってヤツですが、真新しさは全く有りませんでした。分裂以外は『ジェニシス』の敵と全く同じ。。
演じたのは、ガブリエル・ルナ。
どうしても2作目の敵を演じたロバート・パトリックと比較してしまうんですが、オーラ(キャラ)が薄い!!
もう少し悪人面(冷酷面)の俳優さんを選択出来なかったんでしょうか……。
そして、シュワちゃん(T‐101型)。
やっぱりシリーズに居るのと居ないとでは、違いますね!
パンフでは、T‐800と紹介されてますが、劇中で自分をT‐101型と言っていたと思うのですが、私の観間違いでしょうか…(?)
出番は、中盤くらいからでしたが、確り存在感がありました!
回想シーンでは、若かりし日のシュワちゃんもCGで、描かれてます。
しかし! “何故サイボーグが老けてしまうのか?”は、劇中で説明なし。
『ジェニシス』の説明通りなのでしょうかね。(結局、過去作頼り…)
人間社会で、家族を養っているターミネーター(カールおじさん)。排泄や食事等は、どうやってバレずに22年も過ごしてたんでしょう…(苦笑)
そして、今作の一番良かった点と言ったら、やっぱりサラ(リンダ・ハミルトン)の復活でしょうね!
番宣で、ネタバレされてた為、興奮も半減でしたが、登場シーンでは感動してしまいました!
『ジョンを失い、写真すら残ってない。顔すら忘れかけている…』と、哀しげに訴えるシーンはグッときました。
ん………。
ターミネーター『3』、『4』、『ジェニシス』を無かった事に出来る程、本作が逸品だったかと言われると、そうでも無かったように思えます。
少し、期待値を上げすぎていたのかも解りませんが。。
そもそも、【正当な2の続編】とハードルを上げすぎているのが原因かと。
ド派手なアクションには、満足でしたが、細かな設定やストーリーに、突っ込み処 満載な作品でした。
高く見積もっても60点かなぁ。
最近、シリーズ3~4を見直したのですが、『ニューフェイト』ならば、『4』の方が良作です。
銃夢のオマージュ?
アクションだろうが、娯楽だろうが、脚本が大事てっことが、よくわかる。ジョンを救ったターミネーター ジョンを殺したターミネーター どちらのターミネーターに良心を与えたのも人間。ターミネーターと分かち合えないサラも激闘の激闘の上に、あの台詞が自然と出てくる。なぜ倒れても倒れても、なぜそこまでして救うのか?そんな軸がある脚本だからこそ、アクションが活きてくる。
ターミネーター2.5
ターミネーター2のリブート作品のような作り方。今風に敵も見方もアクションもバージョンアップしましたといった感じ。
今回設定し直して次回作にさらにつっこんだ話を持ってくる予定だったのか。というのが大枠の印象ですが、サラ・コナーのその後をどう描くかは満点評価です。あの悲しい顔のアップと怒りが露になっている顔、無表情に集中している佇まい、がしっかり見れたから満足です。
敵は分裂を活かした観客の想像を少し超える演出で、強化人間をぼこぼこにする絶望感たっぷりの演出があればもっとよかったです。それがあってからのあのシーンに繋がればなぁとか思っちゃいますが、素人発想なのでこのままこの作品を受け入れます!
T1から観てきた思い出いっぱいのシリーズ
これはこれで楽しめました!
シュワちゃんがマシンガン持つ姿は何歳になっても拍手したくなります。
今回、守る役の強化された女性が強すぎず、弱点があるのも人間味があってそれはそれでいい。
サラ・コナーもかっこいい!
賛否両論あるでしょうけども、ふたつだけ分からないことがあります。
強い女性を主役にしたいことは分かるけど、女性自身がリーダーなのであれば、なぜわざわざ過去に戻って殺す必要があるのかなと。未来の彼女だと仲間が多すぎて殺せないから、彼女が強くなってレジスタンス軍を結成する前の普通の女性の頃に抹殺しておきたいってこと?
それと、サラ・コナーはジョンを殺されたあともターミネーターが送りこまれてくるたびに殺したって言ってたけど、ジョンがいないのになぜ過去にターミネーターを送ったのか、そしてサラ・コナーがジョン亡きあともターミネーターを殺しつづけなければならなかったのか、そこら辺の説明がちょっと足りなかったような。
機械に支配される未来から人類を救うという使命感?
ともかく新旧交代を感じさせる内容で、子供の頃から全シリーズ観てきた私には、いろいろと感慨深いものがありました。
救世主の呪縛
不朽のSFアクションスリラー『ターミネーター』!
伝説的SFアクション超大作『ターミネーター2』!
その監督ジェームズ・キャメロンが製作復帰し、
直属の続編として再始動した話題作が遂に公開。
『3』『4』はさておきパラレル設定の
『新起動(ジェニシス)』は個人的にはいい線
行ってたと思うんですが……ジョンの設定や
アクションの軽さ等の不満はあったけどさ……
キャメロンも当時は褒めてたよね……ねえ……
まあ『新起動』も「1、2作目は越えられぬ」
という事を前提に作られてた感はあった訳で、
キャメロンが製作復帰そしてリンダ・ハミルトン
もカムバックした本作『ニュー・フェイト』は
よほどの覚悟で作られたのだろうと感じていた。
実際に鑑賞した今、確かにチャレンジングな
ことをやった作品だと感じるし、これまで
作られた関連作と比較しても最も壮絶で
重量感のある作品なのも間違いない。
……若干含みのある書き方には理由があります。
今回の判定は3.75といった所だが、実は2回
鑑賞して2回目の印象の方を採用している。
1回目の印象は判定2.75~3.00。しかし
気持ちを整理して再度鑑賞してみたところ、
不思議と1回目よりも楽しめたんである。
...
まず不満点から全部吐き出そうか。
構成上難しいと思うけど、今回の保護対象
であるダニーと、女戦士グレースとの繋がりが
若干薄めに感じられる。グレースは人間的な
脆さがあって好きだが、直接ダニーに向けて
脆さを露呈する場面がもっと欲しかったかも。
T-800あらためカールは『T2』でも自己学習
能力があると示唆されていたので『T2』以上
に人間的に成り得るとは思うのだが、そこを
納得させるにはちょっと描写が短い。彼の
成長をもう少し詳しく語ってくれれば。
仇敵REV-9もね、良い点は多いが(後述)、
“ネット追跡”のアイデアは想像の範疇だし
T-1000を越える細かなサプライズや騙し討ち
とかの意表を突く知略を見せて欲しかった。
……あと、“ディーン少佐”って誰だったん?
...
だが最大の不満点は……まあ何となく
お察しだろうが、ジョン・コナーの死。
これは毎度見極めが難しい所なのだけど、
映画を最大限楽しむ上ではある程度の予習
は必要と思うが、あまりに多くの前情報を
仕入れると、そのせいで自分の理想の
シナリオを勝手に思い描いてしまって、
結果的に「自分の観たい物と違う……」
とガッカリしてしまうことがある。
今回、自分はそこで失敗した感がある。
最大の失敗は『エドワード・ファーロング
も出演!』という情報を見てしまった事だ。
あまりにも偉大な『T2』の直接の続編を謳い、
さらにその主人公のひとりであるファーロング
=ジョン・コナーが出演するとなると、彼が
何らかの形で本筋にも関わってくるだろうと
思ってしまった訳で。
冒頭のあの衝撃的な展開は、
『T2』のジョンとT-800のドラマに涙した
自分としては「1997の悲劇は回避されたにせよ
あのジョンがこんなあっさり死ぬなんてーー」
と、すぐには受け入れられなかった。なので、
サラへメッセージを送り続ける謎の人物、
T800=カールが人間性に目覚めた理由、
未来のリーダー等のミステリが提示されるたび、
「ここからひとヒネリあってジョンが再登場?」
と考えてしまい、サラを除く今回の主要キャラ
に感情移入しきれず終わってしまったんである。
『2』以降のどの作品も、新たな敵や
アクション規模以上に、ジョンという救世主
の扱い方に手こずっていた気がする。本作は
いよいよそこを最初に断ち切るという選択を
した訳だ。そこは最大の不満点だけれどーー
新キャラクターとサラの新たなドラマを描く
上では、同時に最大の強みにもなっている。
...
はい、褒める。
まずはアクション!
序盤のカーチェイスは疾走感も重量感も見事で、
瞬きすら忘れるド迫力! ここは全シリーズ
含めても屈指のアクションじゃなかろうか?
収容所でのREV-9の殺戮や輸送機内での半重力
格闘戦なども良かったし、そこから湖底バトル
を挟んでノンストップで突入する終盤戦も凄い。
それまでバラバラだった主人公4人が
一致団結して見せる怒濤の連携プレイ!
グレースの高速鎖ヒュンヒュンとか
サラのノールック撃墜とか超かっけー!
今回の仇敵REV-9は『3』『新起動』の拡張版
という印象ではあるけど、外骨格と内骨格が
連携して襲い来るアイデアは冴えているし、
何よりT-1000の印象を越えるほどにとにかく
タフでしぶとい。ぜんッぜん死ぬ気配が無い。
「一生分神に祈ったよ」「全身が武器さ☆」
と、フレンドリー&ジェントルな所も大進化。
対する主人公勢。
女戦士グレースの強さと一途さに惚れ惚れ。
師であり育ての親でもあったダニーのため、
強化改造やピーキーな能力ゆえの苦痛に
ひたすらに耐える彼女が健気で泣ける。
ダニーが少しずつ抵抗軍の指導者に相応しい
意志の強さを手に入れてゆく流れも好きだし、
かつて冷たい機械だったカールが良心と後悔に
目覚め、罪を贖うかのように「もう戻らない」
と語る場面にもウルッと来てしまった。
そしてサラ。
最高にタフな彼女の登場シーンは超クール!
だがそんな彼女がカールに出会った後で見せる
抜け殻のような表情は悲痛だったし、そこから
“第2のジョン”であるダニーを護ろうと
再びタフになる心の移り変わりが良い。
ジョンと同じ意志を持つダニー、
ダニーに未来の希望を見たグレース、
ダニーに亡きジョンの姿を重ねるサラ、
ジョンへの罪の意識に苦しんだカール、
初めはバラバラだった主人公4人が、
「ジョンの為に」という言葉で団結する。
この物語はそこに至るまでの旅路だったと
思うし、グレースにとってのダニーのように
サラがダニーの師/母となり、“リージョン”
による審判の日を回避するべく闘志を
燃やすラストに力強い希望を感じる。
...
流石に伝説の『T2』までには至らなかったし、
この続編に何を求めるかによっては大きく
幻滅してしまう部分もあるかも知れない。
だけど、これまでの関連作の中では最も
挑戦的でド迫力の出来だったと思います。
それを踏まえて、ちょいと高めかもだが
大満足の4.0判定で。
<2019.11.09鑑賞>
※修正:
『ジェニシス』は『再起動』じゃなくて
『新起動』でしたね。本作も『ダーク・
フェイト』とずっと呼んでたけど
『ニュー・フェイト』が邦題でややこし。
まだ続けるつもりなんですね…
まずシリーズものの問題点として元々観客の前提知識がある程度あるので無知な登場人物に1から説明するくだりは本来退屈に感じるのですが今作はコンパクトにまとめてて良かったです。
しかし全体的には少し退屈に感じました。
ジョンとスカイネットは無かったことになり代わりにダニエルとリージョンが生まれた世界という時点でターミネーターを過去に送る必要が薄く感じます。
だって互いに殺したり滅ぼしたりしてもまた新しい代わりが生まれるわけですから。
永遠に終わらない争いの一部を映画として見てるだけなので危機感が感じられません。
そして敵のrev9に対して主人公サイドに味方が多すぎるのも同様です。
2だったらスカイネットのシステムを破壊するという前向きな動機と液体金属から追われながらそれを達成するという点が物語の推進力になってたと思うのですが、今回は後半からrev9を倒すことに一点集中していてもう一つサブプロットが欲しかったところ。
そしてテーマなんですがもう少し意外性が欲しかったです。
映画の中盤の飛行機の中でダニエルが言う。「未来より今を懸命に生きることが大事でしょ!」
あまりにも普遍的な内容で驚きましたがそれ以前に変えられない未来だからこそ少しでも変えてみせようという話にはもうならないのかと残念に思いました。
2で解決した話をむし返して言えることがそれだけなのかと。
冒頭の工場のシーンで機械に仕事を奪われる人間という構図が出てきますがそれは現代的なテーマだし避けられない変化でもあります。
しかしだからと言ってネオラッダイド運動みたいに機械を敵と見なし破壊するべきなのか?
そうではなくて人間と機械が調和した世界を目指すことこそがこれからの人類の課題なのではないでしょうか。
実際、グレースは体に機械を取り入れ強さを手に入れた人間、シュワは20年間家族を持ち人間性を学ぼうとした機械として描かれています。
話が変わりますが例えばターミネーター2と似た映画にXMENフューチャーアンドパスト【未来はセンチネルという機械に蹂躙され全裸のウルヴァリン(ターミネーターっぽい)を過去に送ってミュータントがある人間を暗殺するのを防ぎ未来を改変するお話】
という映画があるのですがあれでは人類とミュータントの戦争を回避するために不殺によって復讐の連鎖を止めるというとても救いのある話なのですが、今作のターミネーターではそのような着地はありません。
ただただ機械は悪だと喝破しています。
この映画のタイトルがダークフェイトである通り人間と機械の戦争はもはや避けられない運命なのです。
けどそれはターミネーター3でも似たようなオチやってませんでした?
2の正統な続編と言うならその戦争の先にある答えを見たかったというのが正直なところです。
SFアクション映画としてはよく出来ているが
ターミネーターシリーズの6作目で、2作目の続編です。サラとジョンによってスカイネットによる「審判の日」が阻止され、新たなターミネーターによってジョンが殺された28年後、ダニーを殺すために新たなターミネーターが送り込まれ、ダニーを守るために強化人間のグレイスと共に逃亡する中にサラが現れてというストーリーです。
過去を変えると未来も変わるという前提では、審判の日が回避されたことで、カイルが過去に来ることがなくなり、ジョンが過去と未来の矛盾する存在になり、そのため抹殺されるしかなかったのだと思われます。SFアクション映画としてはよく出来ていますが、結局は1作目と同じストーリーで、旧作の登場人物が年をとっていることもあり、新鮮さに欠けるように感じました。
全176件中、101~120件目を表示