「グレイスが素敵」ターミネーター ニュー・フェイト Daishiさんの映画レビュー(感想・評価)
グレイスが素敵
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グレイスの悲壮感と一途さは初代カイルを彷彿とさせる名演技。
冒頭の暗殺シーンは本当によくできている。映像技術で驚く幸せ。
サラのキャラ設定に違和感。ジョンが死んだとしてもあんなやさぐれポテチババァにはならないと思う。
ダニーとサラの絡みがもっとあるべきだった。
ターミネータ3以降の作品に共通してる欠点「成長」「愛」の描写が足りない。
ダニーの悲劇→経験→覚醒はまずまず良い。
しかし
グレースは最初から最後まで「可愛そうな戦士」のまま消費されて終わる。
初代カイルは
可愛そうな戦士→愛を知る→愛するものを守り死ぬ→新たな希望へ
という王道的なストーリー。死んでしまうけど、「愛」や「希望」を知り成長する。
ニューフェイトのサラは2と同じことをイージーモードで繰り返しただけ
物語の初めと終わりで特に変化してない。
救済されたわけでも、前に勧めたわけでもない。ダニーの守護者みたくなったけど
サラなら当然そうなるだろうから経験を通して変化したとは言い難い。
ジョンの死を乗り越えたことが成長なのだろうが
それは物語が始まる前にほぼ完了してるように見える。
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