「サラ・コナー伝の完結!」ターミネーター ニュー・フェイト トムソン7さんの映画レビュー(感想・評価)
サラ・コナー伝の完結!
ターミネーターは元々1作目のストーリーが完璧過ぎたがゆえに続編の難しい映画だと思う。
ターミネーター2を推す人かが多いが、私は断然1作目だと思う。何度考えてもあのループは完璧。
勿論2のCGには度肝を抜かれた。
あの絶望感て無いよねw
まず前提として、ターミネーター1,2はサラ・コナーの話で今回はその続編に当たると言うこと。
ここを見誤ると評価は大きく変わると思う。
さて、世論の評価が上がらずといった感じで、期待度が低いまま見に行きました。
が、そんなものは開始10分で吹っ飛びます。
こんなやつどうやって倒すのよ!って言うあの感じ。
サラ・コナーの登場シーンはトレイラーで何回も見たはずなのに、シビレます。
ストーリーが良く練られていて見事。
敵はいつもの感じだが、今回の味方は何故来たのか、誰に送り込まれてきたのか。
そして一見脇役に見えるサラ・コナーがダニーを守ろうとする理由は何か。それがあることをきっかけにしてダニーの見方が変わる心情の変化など、サラの心の変化を巧みに表現している。
そして誰がサラを幾度も現れて来るターミネーターのところに導いているのか。
様々な想いが交錯仕合ながらも一つの線に繋がっていき、最後にはサラお疲れ様!って言いたくなる。
あと、デトロイト・ビカム・ヒューマンやったことある人なら想像しやすいと思うけど、20年間人として生きたロボットがどうなるか。殺しの目的を失ったターミネーターもきっとあれと同じだと思う。
2でジョンを見守るターミネーターを見てサラが完璧な父親だと言った事が思い出される。
映画の中に違和感を感じるがその解をちゃんと示せているし、理解できるものばかり。
ターミネーターが好きなら是非見て欲しい。
ターミネーター2より間違いなくストーリーはしっかりしてる。
まぁ強いて言うなら敵に新鮮味が無いことくらい。