「鑑賞記録」ターミネーター　ニュー・フェイト　ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー（感想・評価）

『ターミネーター』は間違いなくシュワちゃんの代表作である。でも、主人公ではなかった。そしてジョンコナーもまた、主人公ではなかった。そう感じさせられたのが本作でした。

90年代の活劇アクションが、現代的な女性観をもってリブートされるという点では、今年鑑賞した『アラジン』を想起させられました。女性は、庇護される存在、聖母として神聖視される存在ではなく、自らの力で未来を切り拓く力を持ち得る存在である。そんなメッセージを人種も年齢もバラバラな主要女性キャラ3人が文字通り体現してくれてました。新キャラであるダニーもグレイスも、そして久方ぶりのサラコナーも、本当に良かった。あ、渋おじシュワちゃんもよかったよ。

劇場で初めて観たターミネーターが３だった私ですが、3が無かったことにされましたが！楽しめました。整合性とか、シリーズに求める「らしさ」とか、深く考えすぎなければ、きっと楽しめると思います。あくまで、シリーズへの思い入れが浅い人間の私見ですが。