「二番煎じで泣いた」ターミネーター ニュー・フェイト erimakiさんの映画レビュー(感想・評価)
二番煎じで泣いた
T2は史上最高の映画のひとつ。それゆえ、どうしても比較してしまう…。
過去作を踏襲していなければあるいはもっと楽しめるのかもしれない。派手なアクション、眼を見張る視覚効果。しかしどれも既に出尽くしたアイデアだ。ブラックメタル型は、オリジナルは勿論T1000の液体金属だが3でも同じような敵だったし、アクションの数々も過去作の似たようなシーンをもじったような演出ばかり。
そしてサラ・コナーとT800が出てくるストーリーの必然性は予想通り感じなかった。彼女らの背景となる設定がごちゃごちゃしてて分かりづらい。こじつけ感が凄い。
T2は誰が観てもわかりやすいストーリーに「液体金属」+「ターミネーター同士が対決する」というアイデアが斬新すぎて革命だった。
だがしかし…この二番煎じなストーリーとアクション、ただ話題性を追求しただけであるかのような(知らんけど)リンダ・ハミルトンとシュワちゃんのキャスティング…悲しい。
どれくらいの塩梅でジェームズ・キャメロンが作品に関わっているか知らんけど…悲しい。
そう、ターミネーターは2までで終わったのだ。私にとってはそれを再確認できた作品であった。
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