セックス・ドールのレビュー・感想・評価

タイトルから、eroticな映画なのかな？と思ってました。

でもこの映画、フランスからイギリスへ来ている
コールガールの失意から希望を見つけると言う
再生のお話で中々良かったです。

タイトルとは反対に台詞も音楽も控えめで、それでも登場人物のクローズアップが多用されることで感情的にのめり込んでしまった。そのテンポを終始崩さないので観ていて楽。
最後は希望の持てる終わり方で良かった。

コールガールというタイトルでもいいような気がするが、その時だけは人としての感情を捨て去っているという意味のセックスドールなのかもしれない。
フランス語が飛び交うが舞台はイギリスロンドン。
役名から主演のキャラはヨーロッパから出稼ぎに来ているインドパキスタン系と思われる、７人姉妹とかいうてるし。女優さん自体はアルジェリアとチュニジアの血を引くフランス女優とか。北アフリカ出身設定なのかも。
相方のイケメンはJデップの娘と付き合ってるモデル。タトゥーは全部自前みたい。予想外のキャラやった。身内を探してるのかと思ったのに。
凝った加工があるわけではないが映像に雰囲気があって全部見てしまった。
売春する時だけは度の合わないコンタクトを入れて仕事するのがいじらしい。
中型犬が出てくる。
ポールベタニー似のドライバーがいうほど活躍しなかった。
ユーロスターがチラっと出てくる。あまり座り心地よくなさそうな椅子。
18歳の子が親に売られたわけではなさそうでホッとしたがイギリス国内よね、そこって。

女はロンドンで稼ぐフランス人高級娼婦、このような女性を助ける活動をしているイギリス人の若者と出会う。
ラブストーリーだけど二人ともにとても淡白で、感情の起伏が少ないのが特徴。