「『太一、おっきくなったね』が突き刺さった」デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆 おーさんの映画レビュー(感想・評価)
『太一、おっきくなったね』が突き刺さった
デジモンの根幹のテーマ『成長』は今回もブレていません。
なので、デジモンの初代と初期の頃の劇場版を知っていた方が遥かに楽しめます。
所々テンポの悪いところもあり、
葛藤するキャラの台詞には、もう少し適したものがあったんじゃないかなと思う箇所もありました。
でも、演出やストーリーは素敵でした。
私が印象的だったのは、メノアとプールで対話するシーン。雨の影をメノアの頬に伝わせてまるで泣いているように見え、『この人、今は表に出せない悲しい過去があるのでは?』と思わせる演出が素敵でした。
そして、アグモンの『太一、おっきくなったね』に込められた想い。
下手すると親よりも成長する姿を近くで見続け、たくさんの時間を一緒に過ごしてきたという嬉しい想い。
そして、太一の心が大人になれたから、もう別れないといけないんだとアグモン自身に言い聞かせているように聞こえました。
涙もろいせいで、最後のほうずっと泣いててしんどかったですw
でも冒頭の戦闘からすでにウルッと来てました。
あのデジモンをまた登場させたのは、昔のみんなと対比させる狙いもあったのでしょうか?
もう一度、もう少し泣かずに観たいなと思っています。
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