「今後の映画作りの一つの基準となるであろう物語革命」search サーチ ぐうたらさんの映画レビュー(感想・評価)
今後の映画作りの一つの基準となるであろう物語革命
オープニングからエンディングまであらゆるシーンがPC画面上で展開する。そんな画期的な手法を駆使しつつ、決してギミック本位に陥らず、しっかりとストーリーを伝える。それも普遍的で重厚なストーリーを。本作でまず驚かされるのはそこであり、最終的に行き着く場所もやはりそこなのだ。弱冠27歳の作り手が、いくらgoogleに所属していたとはいえ、従来のストーリーテリングの文法をこれほど巧く革新してみせたことを手放しで称賛したい。そして我々も、日常の何気ないPC操作やスクリーン動作が他の何にも増して自身の人生を描き出していることに気づかされるのだ。
冒頭5分で泣かされ、ミステリーとサスペンスが濃厚に絡み合い、いつしかカタルシスへと転じていく構成力にも目を見張るものが。今後もこういった作品は増加の一途を辿るだろう。しかし重要なのは物語や人の感情を伝えようとする力。その意味でも本作は一つの基準となるはずだ。
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