「ネットでしか本音がはけない世の中なれど、SNSはほどほどに。」search サーチ 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ネットでしか本音がはけない世の中なれど、SNSはほどほどに。
映画の中の世界のようで、現実に起こりえる事件。だけど結局、さも心配顔をしながら所詮他人事なのだ。一緒に悲しがってあげてる偽善者ぶりは、どこも同じなのだなあと冷めた目で見てた。
そんなことよりも、この映画から常に感じていたのは、韓国系アメリカ人がアメリカ国内においてどのような位置にあるか、ということだ。頭がいい、仲良しがいない、しつこい等々、一般的人物像としてそうみられているんだろう。見方を変えれば、キャスティングを考えたときに、主人公家族には韓国系がハマる、とスカウティングされたのがよくわかる。日系人も同じように馴染めていないのかなあと要らぬ心配が沸いてきた。
思いもしなかった娘の本音が垣間見えてくる連続と、結末にやってくるどんでん返しの結末には、同じ親として辛いものがあるなあ。
コメントする