「残酷と葛藤」ナイチンゲール zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)
残酷と葛藤
差別のミルフィーユというか、半ば動物扱いされて命を弄ばれるアボリジニ、アイルランド人(だけじゃないと思うが)の流刑囚に対する過酷な扱い、左遷同然でオーストラリアに来ただけでなくその更に僻地以上に過酷なタスマニアに着任した軍人たちのヤサグレ具合とか色々と重なり合っていく残酷さに寒気がしました。
しかし、映像表現はかなりモデレートなのでさらっと流れていくので、前述した寒気は後からストーリーを思い返して感じたものです。物語の把握としては十分ですが映画という観点からは物足りないです。
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