「世話の焼ける」ナイチンゲール Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
世話の焼ける
過去に遡って人種問題を扱う作品はアメリカに多いが、イギリス〜オーストラリアにおける人種差別問題を日本で取り扱わうことは少ない。そういう意味では貴重な作品。奴隷ではなく先住民であることの違い。アングロサクソンとアイリッシュの違いなども、白人で一括りにしがちな日本人にとっては斬新。多文化主義で解決した訳はなく、現在にも引きずられている問題。昨年のアメリカでのBLM運動を受けて、オーストラリアでも盛り上がりを見せたと聞いている。
主人公の行動が稚拙でブレるのは、ある意味リアルかもしれないが、途中でどっちの話なのか混乱もした。
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