「コーエン兄弟独特の薄らブラック炸裂」バスターのバラード いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
コーエン兄弟独特の薄らブラック炸裂
以前はコーエン兄弟関連作品が大好きで新作ごとに楽しみに観ていたが、どういうわけか「ノーカントリー」後はすっかり遠ざかり、15年以上のブランクを経て久しぶりに鑑賞。
うーん、この作風…、このブラックさにはいつの間にかいまひとつ着いていけなくなってしまった。以前はハラハラドキドキしながらも、笑ったり驚いたり感心したりしながら観ていたはずなのだが、50代になった今となってはなぜかひたすら気が沈んでしまう。「ノーカントリー」以来観てなかったのはこの前兆だったか。
以前と変わらぬこの薄らブラック具合は、コーエン兄弟の変わらぬ感性によるところで、ある意味尊敬に値するとも言えるのだが…。
いずれにしても、個人的には全6話、どれも好きにはなれなかったのが正直なところだが、このブランクをもう少し埋めてみようかなとも思う。
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