「フランス人って大人だわあ…」冬時間のパリ shokotenさんの映画レビュー(感想・評価)
フランス人って大人だわあ…
いきなり始まり、
ノンミュージックで
迷える大人達の会話のみで
話は進みます。
書籍のデジタル化の話に
絡み、登場人物の様々な
恋愛模様が繰り広げられて
行くのですが、電子書籍とか
無機質でスマートで、便利で
何というか匂いがない方向へと
仕事の話は進む中で、それを
利用する人のやっている事は、
まあ、何て生臭いっ!笑
こういう話を嫌味なく作れるのは
フランス映画しかできないわ、
と感服しました。
フランス映画を観ていつも
思うのですが、個人の思いや
気持ちをはっきりしっかり持って
いて、主張できる。
だからと言って、違う
意見の人を認めないわけではなく。
それは、個人が確立しているからこそ
できる術であって。
全てのフランス人が
そうだとは思いませんが、
横並びに安心しながら過ごす
自分は、ザ・日本人だわっ!と苦笑い。
いつも観るたびに、
心に新風を感じさせてくれる
フランス映画は、良い悪いは
別として、だからやめられまへんなあ
と改めて思わせてくれた作品でした。
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