女王陛下のお気に入りのレビュー・感想・評価
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舐めてもいいが甘く見ると後悔する
女性同士の駆け引き男はかなわない…❗
後味が悪い。
宮廷内の俗物的な醜さと人間臭さがいい
エマストーンの、成り上がり!
エマ・ストーンまさかの@@!
auマンデー
半世界と迷いましたが、アカデミー賞最多ノミネートって事でコチラをチョイス
日本ならバカ殿を影で操る重鎮と奥女中から側室まで成り上がっるまで愛憎劇のイングランド版
宮中の異様な雰囲気や衣装に、変な人々・・・
それらを誇張するようなBGMが耳に残っる女の嫉妬と執念の物語。
エマ・ストーンのギリギリショットが多いて思ってたら、終盤まさかのサービスショット(#^.^#)
それプラス、エンドロールのデザイン構成で、 元は取れたかなって作品でした。
エマ・ストーン、今年は助演獲っちゃうのか!?と思いつつも、オリビア・コールマンか、レイチェル・ワイズのどちらかはオスカーを手にしそうな予感!?
☆3.8
一筋縄ではいかない豪華絢爛宮廷絵巻
昨年の私を不穏にさせた映画ランキングベスト3に入る「聖なる鹿殺し」を撮ったヨルゴス・ランティモスの宮廷絵巻は、若干マイルド(分かりやすく)なったとはいえやはり一筋縄ではいかないブラックユーモア。
我儘、無知、それでいてどうしようもなく傷付いている女王を争う2人の女。オリヴィア・コールマン演じるアン女王の表情の変化と台詞の陰影に圧倒される。すごく駄目なのにどうしようもなく惹かれる感じを持っている。
エマ・ストーンの絵に描いたような野心家っぷりに男前過ぎるレイチェル・ワイズ、2人の争いは思いの外醜いとか滑稽とかいうより、哀れというか...。
そして最終的には勝った、とみえた者が実はどんどん追い詰められていた、という暗示。争いというのは哀しいものだなあと思ったり。
3名ともオスカーノミネートを果たしたオリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンの演技合戦は本当に観応えたっぷり。男たちの存在感のなさよ...!それが一番滑稽だったかもしれない。
うーむ…
いつのまにかラストシーン
前知識ゼロで観に行った為、「これは一体どういう話……?」「あれ、失敗したかな……?」と戸惑う冒頭。
やがてイギリス王室の話だと分かり始め、エマ演じるアビゲイルが成り上がっていく様子を見ながら、いつのまにかグイグイ引き込まれている不思議。
この感情の繊細さ!
滑稽さ!
なんか汚い!
でも美しい!
イケメン貴族がボコボコにされるところは笑ってしまった(笑)
舞台劇でも観たい!!
あとは個人的に、吹き替えで観たら印象が変わりそうな作品だと思いました。ちょっとしたニュアンスなど、原語が分からないために自分が理解できていないのかも!と思う部分が多々ありちょっと悔しかったので(笑)
中学生くらいのお子さんと家族づれできている方がいたのですが、お子さん大丈夫かな…とちょっとハラハラしました(最後までしっかり観ていましたけど)
舐めたもん勝ち!
幸せとは?愛とは? 本質を見出せない人々の欲望は果てしなく終わりが...
良い映画
原題は"The Favourite"。「お気に入り」「気に入られる事」の意。
転落貴族の娘が女王様に気に入られるため、女王様の"お気に入り"を巧妙に落としめて、新たな"お気に入り"になろう…という話だが、女王様自身もかつての"お気に入り"を失った事に気付いて…云々。
ストーリー自体は難しくはないのだが…(笑)
正直、身分の上下関係を何となく理解して…ぐらいの知識では、この映画を全然楽しめなかった…後半は、ホント寝落ちしかけた(笑)
当時の英国貴族の文化的な背景を知らないと、ハードルのやや高い映画ではないかと思う。ストーリーは単純そうだけど、裏には色んな意味や理由があるんだろうなと思うと、この映画を十分に楽しめたとは言えなかった。ましてや、英語での微妙なニュアンスの表現とか考えると…余計に(笑)
笑えそうで笑えない、ブラックなシャレやジョークもちらほら…(笑)
とりあえず、パンフレットは買っといた…(笑)
*多くのレビュアーが指摘するように、女優3名の演技は見応えがありましたよ…確かに…(笑)
*でも、昼メロ的な分かりやすさなんて、この映画にはありません…例えるなら、それらしき場面もありますよ…ぐらいでしょう。
エゴのカオス
混沌とした人間関係と世界観が、強い毒性をはらんでいてしびれます。ガバナンスなんてものがない状況は、そのすべてがまさに「ドラマ」であり実に滑稽で物悲しくもあります。
そして、小説のようにチャプターで分けられた構成は、それ毎に起こる出来事(事件)に「次はどうなるの!」と早くページをめくりたい衝動にかられ、非常にミステリアスでサスペンスフルです。
それにしてもエマ・ストーンの悪魔性は凄いな。オリビア・コールマン、レイチェル・ワイズ共々、ナイスアクトであり、且つ、ナイスキャスティングと言えます。そして、この3人の個性のぶつかり合いの背景に、ニコラス・ホルト演じるハーリーが効いているのも忘れてはいけません。
タイトルなし
監督の前作の「聖なる鹿殺し」とカメラワークを比べてみたり、超然的な悪がいない事によって増した、ゲロみたいな臭いの人間味にあらあら( ᷇࿀ ᷆ )な感じで笑いながら観ました。
音楽とか演技でも、結構積極的に笑いを取りに行ってましたしね。
話の内容も色使いも照明もカメラの位置も、監督の前作までの変態性を保ったまま、いい感じで一般受けする映画になってる。
シリアスな笑いだけじゃなくて、今回はラース・フォントリアーの「ニンフォマニアック」ん時みたいに、普通に笑っていいっぽいシーンいっぱいだったりするし。
この映画を覗き見させられてる観客っていうのも何か下卑てていいなぁと思いました。
セフレvs本妻だとか、男のいない昼ドラだもか、性別論だとか、政治風刺だとか、人間って…(笑)ってできるコメディだとか、色んな風に一般化できるのもよい。
LGBTの文脈とかで語られるかもしれないけど、そんなことよりむしろ、「性別とかねぇから!人間みんな等しく卑しいしきちゃないから!」って高らかに宣言してる映画だと思います。
コメディですが
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