「こどもの発想ができる大人」キラー・メイズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
こどもの発想ができる大人
最初は低予算のオンボロコメディ作品だと思っていたのに、徐々に巨大化する迷路に圧倒されてしまった。3日間の間に一人で作れるシロモノではないのだ。
アメリカのニートといった感じのカップル。人生を空しく過ごしているという雰囲気は日米関係なくいるんだな。最初は中心部から作り始めた迷路。作っていくうちに自分の妄想がそのまま作られていってしまう。恋人アニーと友人たちはデイブを助けるために迷路に入ってみるが、外見とは違いけた違いに巨大なモノとなっていた。『インディー・ジョーンズ魔宮の伝説』みたいな罠や仕掛けもあり、人を襲うミノタウロスも存在する。折り紙で作った鶴は命を持っているし、実際に死人も出てしまうのだ。グロくない工夫はされているのに、結局死んでしまうところが恐ろしい。
女性器があったり、セクシーシルエットがあったり、遠近法の不思議な部屋もあったり、とにかくバラエティに富んでいる。ピザ屋はいつ来たのか?ホームレスはどこへ行ったのか?などと疑問は持たないほうがいいのだろう。何も考えず、不条理ファンタジーを楽しめる。
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m@yu-chanさんのコメント
2020年4月27日
流石、kossyさんの考察力は凄いです(笑)!
確かに、人が死んでも全くグロくなく、本当に死んだのか?!と思う程でした(笑)。
外国の方が、日本のアニメーションに影響されるってこと、ありますよね!
私は最近「あつ森」ばかりで…GWは映画を観なきゃ(笑)。