劇場公開日 2018年10月5日

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「悲しくも痛快な活躍。これぞまさに必殺仕事人!!」イコライザー2 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5悲しくも痛快な活躍。これぞまさに必殺仕事人!!

2018年10月10日
PCから投稿

悲しい

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:勧善懲悪を地で行くストーリーが痛快。生きていくことの本当の意義を問いかける内容も共感が持てる。
否:宣伝文句にある秒数は全く関係なし。展開もかなりご都合主義なほか、グロいシーンも多いので、苦手な人には向かない。

 前作の知識は、最悪無くても大丈夫そうです。
 この作品の1番の魅力といえば、やはりなんといっても「必殺仕事人」を彷彿とさせる、マッコールの活躍ぶりです。世の中の理不尽を放っておかず、己の信念に従って悪に正義の鉄槌を下していく姿は、観ていて胸がすくようです。
 それだけにとどまらず、生きることの意味を正面から問うてくるストーリーも印象的です。元暗殺者のマッコールであるが故に知っている、命の脆さや人生の儚さ。自ら悪に身を染めて行きそうになる若者・マイルズを、文字通り命懸けで止めようとするシーンは、いつも冷静なマッコールにしては珍しく熱い部分が見られ、感動しました。
 ストーリーのツッコみどころは勿論多いですが、ラストの壮絶な戦いも必見の、アクション好きにはたまらない作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド