「酷評のわりに好き」アンフレンデッド ダークウェブ Sitakkeさんの映画レビュー(感想・評価)
酷評のわりに好き
自分がネット依存人間だからかもしれないが、前作に引き続きそこそこ楽しめた。前作もリング以上、とまではいかないが、呪怨よりはよっぽどリアリティがあって面白かったと思う。
彼らの名乗りは人身売買などを目的とした組織故カロンだったのだろう。(カロンはギリシャ神話における三途の川的な川の渡し守的な人物。)おしゃれ。
”最初から誰かがPCを盗むと想定したゲーム”というのは面白いと思ったし、それならカロンⅣの序盤の凄腕ハッカーのようだった姿から一転した、中盤のポンコツさにも納得がいく。もしかすると彼が主催だったのかもしれない。
しかし、正直実在のダークウェブはそんなに怖くないし、ウィルスだって既知の物なら簡単に駆除できる。警察には恐らくカロンが紛れてたからAJはどうしようもないとして、遠隔操作は結構簡単に解除できる。
拾った直後なら対応があったかもしれないが、拾ってしばらく使っていた状態でのこれだったら、多分すべて準備済み。拾ったPCなら最初にウィルススキャンするべきでしたね。あと、性能だけが欲しかったならHDD、SSDを外してから持って帰れと。仕掛けや勧告とかは何もなしに、家宅侵入されて殺されるかもしれないけど・・・・。
結局は主人公がPCを拾わなければよかった話です。確かに、元をたどると「何やっとんねんコイツ。アホなの?」と思って冷めちゃうかもしれません。映画的展開なのは否めませんし、そこが減点なのかな。怖いから普通は拾わんw
でも実際
拾わせてからハッキング→家宅侵入→強盗殺人
みたいな強盗事件があったはずなので、完全にゼロなのかといえばそうじゃない。何はともあれ、PCやHDD系は拾わないように気を付けよう。