泣くな赤鬼のレビュー・感想・評価
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2019-54
泣くなと言われましても。
ぶっ続け映画デー2作目。
1作目にインド映画を選んだことで、心は踊り目は釘付け、五感のすべてを持ってかれたので、ちょっと大丈夫か...と思っていたのですが。
私には涙が残ってたぜ!だから全部流してやったぜ!
あらすじを読めば、結末は大体わかります。それでも。
堤真一が顔をくしゃくしゃにして泣いてるのを見たら、それまでの涙が100倍になって出てきました。
堤さん&柳楽くん、ほんとに上手い。
既にもう竜星涼くん(どんだけスタイルいいんだこの人)のあたりで泣いてましたが。
堤さん、監督のときの顔と、先生のときの顔、この演じ分けが素晴らしい。
入院生活中、ゴルゴの髪の毛が茶髪のままなのがちょっと気になる。そういう細かな演出がほしかったな。
けど、大満足。
先生だって完璧じゃない。失敗もするし、後悔もする。
でも赤鬼先生は熱い。
こんな先生に出会えたら。
静かで書き込みが少なくて
映画好き
出演俳優好き
それに当てはまる人は
きっと気にいる。
静かで
書き込みが少なくて
思い巡らせながら観る
そんな映画が好きな人は
きっと気にいる
映画です。
個々の思いで
個々に泣く。
多くないセリフ
俳優さんたちの顔
こまかーーーいとこまで
観る側の想像で
どうとでもなる
そんな映画だと思いました。
私はこの映画
好きです。
ささりました。
やりたいことから中途半端で、結果の出せない自分と重なって胸が苦しくなった。
人生は後悔だらけ。でも希望をもって生きていかないと。
柳楽優弥の演技のうまさと川栄李奈が上手だった。また産休後、女優として復帰するのが楽しみだ。
「やり残したこと」など無い人生なんて
竹原ピストルのだみ声主題歌、そのまんまのイメージの映画は、「まだ終われない先生」の物語。「まだ終わってない。やり残した事の無い様に、やり切ろう、生きよう」って言う、無茶苦茶暑苦しいメッセージを、バタ臭く、泥臭く、お涙頂戴で訴えて来る映画。これ、ともすると貶してる様に読めますか?この後、褒めまくります。俺、今年の邦画でこれが一番好きかも知れない。
誰も彼もが「やり残した事」を抱えている。
努力・頑張るって事が判らなかった斎藤クン。友にウソをついてしまった事を抱え込んでいた和田クン。赤鬼は甲子園。父親に、夫に構って欲しかった佐知と陽子。雪乃は....切ないよね。
夢破れて死んだ様に生きていた赤鬼・小渕は、13年前の教え子達に教えられます。13年前、小渕は生徒にこう叫びました。「俺は甲子園に行く。俺と夢を共有できないものは去ってもらう」。
「俺たちは先生の夢を叶えるための駒だった」。和田の言葉に、自分が間違っていたことを教えられた小渕。生徒の夢を叶えてあげるのが、叶えられるように導くのが俺の役割。それが俺の夢であるべき。
「まだ終わってない」。斎藤の叫びが小渕を立ち上がらせるラスト。お前らの夢を叶えるために努力する。俺の夢も同じだから。西高でもノックバットを持ち、怒鳴り、赤鬼再生。
エンドロール後のワンカットが、実は一番涙を誘う。天国で笑顔でグランドに飛び出すゴルゴ。それが君のやり残したことだったもんね。クソ、なんでここで泣く?泣かす?エンドロール後やぞ、ほんま意味不明だから。
川栄李奈、「役回りの良さ」でまたまた好感度アップ。いや、この子ホントに、良い役しか回って来んね。堤真一と柳楽優弥は安定の安心感。向後光徳さんのカメラもいつも通り。映画の技術的な面では安心して観れます。また野球パートが技術的にしっかりしてる様に見えました。嘘くささが無くて良かった。松竹撮影らしい「易い話」なんだけど、これは好きです。と言うか、去年あたりから松竹、変わって来てないか?
天気も悪いしスルー予定でしたが、ストーキング中のレビュアーさんが、意外と高評価だったので信じて鑑賞。良かったです。
リアリティのある
本当にそこらにある状況をリアリティのある演技で演じられていたと思います。赤鬼先生、斉藤君、和田君の3人はあの時である意味時が止まっていたのが、斉藤君の死に直面してまた動き出したのですね。
堤真一・☆
重松清の原作、堤真一・柳楽優弥出演ということで、楽しみにして
見に行きました。
でも、ところどころ上滑りな感じがして 物語に入り込めませんでした。
二人の演技は素晴らしかったのですが、この二人の家族が
何だか深みを感じないのです。
堤真一の娘さんのこととか柳楽優弥の家族とか。
かえって中弛みが気になりました。
泣いている人もたくさんいましたが、泣けないなぁ。。
かえって、2000年代の話なのに、高校野球って昔と
変わらないんだと思いました。
映画館に 高校生らしき男の子が野球帽を被って三人で
見に来ていて、出来たら 感想を聞いてみたいです。
【涙を堪える事が難しい、心が浄化される作品】
元高校球児と監督が過去の齟齬を、ある哀しい出来事がきっかけでお互いの関係性を修復していく物語。その過程を苦しい状況に陥っている現在と自分の生き方を貫いたために苦い思い出のある過去を行き来しながら描かれる。
何故あの時、心に感じていた言葉が言えなかったのか。
何故あの時、あんな言葉を口にしてしまったのか。
何故あの時、あのような態度を取ってしまったのか。
日々、忙しい中生きていく中で時折、苦々しい思い出が沸きあがる事がある。
この映画を観た後、その思いが(一時的なのは分かってはいるが)雲散霧消した感を覚えた。だから、涙が出たのだろう。
現在の邦画界を代表するベテラン俳優(柳楽さんは若いが、経歴から言えばベテランであろう)の確かな演技がこの映画に深みをもたらしているのは、間違いない。周囲を取り囲む女優さんたちの佇まいも良い。
素晴らしい作品に出合う事ができた。この作品に関わった方々に感謝いたします。
熱量が低く、緻密さに欠ける。
柳楽優弥、堤真一の演技は最高でした。
原作重松清という事で期待して行きましたが、それを元にした脚本、演出がイマイチでした。
とにかくそれぞれのシーンが中途半端で浅く、末期ガンに苦しむシーン、それに伴う家族の葛藤etc.がどこも撫でるようにしか描かれていないので、正直感情移入しにくかったです。
命をかけてグラウンドに行く朝、おにぎりを義母とあんなに和気あいあいと作るかなぁ、、。
ゴルゴの奥さん(川栄奈々)は赤鬼とほぼ初対面なのに、「お見舞いにいってあげてよ!」とまるで自分の担任のようなタメ口も失礼で違和感が。
和田君がグラウンドに来るには偶然過ぎる。もし前もって赤鬼が伝えてたなら、(来たか..)的な赤鬼の表情を差し込まないと状況が理解出来ず不自然。
そしてグラウンドのノックシーンの柳楽君が結構あっさりと取り過ぎ。
「最後に子供に見せたい!」と言ってたのに、子供いない。将来見せる為のビデオも誰も撮ってない。
そして和田君に早く変わり過ぎ。
あと結構時間経ってるのに、和田君赤鬼を恨み過ぎ。
赤鬼が変わった理由も漠然としてて明確に分からない。
とにかく熱いスポ根を見せたいのか、それぞれの心の細やかな葛藤を見せたいのか、どっちも描き方が浅く中途半端なので、こちらは泣く気満々なのに、殆ど泣けませんでした。
そしてどのシーンもイマイチ熱量が低いので、この監督、野球やった事あんのかな?甲子園とか好き?と思ってしまいました。
ベクトルは違えど園子温の熱さと、是枝裕和の緻密な演出をもう少し見習って欲しいとさえ思ってしまいました。
しかし、柳楽優弥の演技は素晴らしかったし、堤真一の最後の帽子の奥の表情は超一級品で感動しました。そして竹原ピストルの曲も本当に素晴らしかった。
ので、なんか惜しいんだよなぁ、もっと良く作れるよなぁ、という映画でした。
野球は特に思い入れがありませが 柳楽優弥さんが出演されているので観...
野球は特に思い入れがありませが
柳楽優弥さんが出演されているので観てきました
高校生の頃の反抗期
先生や友達、例え家族であってもほんの些細な一言でその人の人生変えてしまう事って有ると思う
でも生きていればいい事はあるよ
主人公のゴルゴも卒業は出来なかったけど、
優しい奥さんや子供にも恵まれて
短い人生だったかもしれないけど幸せそう
病床の演出は、本当に掛かった人にしか分からない繊細な部分で、あの程度の苦しみな訳無いし、とか考えてしまったけど、
そこは抜きにして途中から見入ってしまいました
悪い役どころも好きだけど、
弱い面も表現出来るあの目つき
やっぱり柳楽優弥さんは凄い役者さんだな〜
後半は涙が止まらなくなっていました😭
ゴルゴはあの時の自分から
まだ抜け出せていなかった
病気になって、弱い自分と向き合ってやっと
周りに居る人の想いや大切さが分かったのね
命に関わる重い病気になった時
私はどんな事を考えるのだろうか...
泥臭いところ
甲子園まで後一歩という群馬県の高校で野球部の監督をしていた男とセンスはあったが挫折した教え子が10年ぶりに再会し交流していく話。
現在は進学校で野球部をみていて胃の調子が良くない元赤鬼と、会社の健康診断で引っかかった鬼平でも梅安でもなくゴルゴが病院で偶然再会し絡んで行く。
現在のストーリーに過去の話を差し込んでみせていくながれで、エピソードも演出も単純明快、あらすじに書かれている通りにわかりやすく展開していく。
泣かせどころも落としどころも見え見えのコテコテだけどやっぱり胸熱で、そこからのエピローグもやっぱりわかりやすくて温かくて、意外性なんか微塵もないけれどそれで良いし面白かった。
また、野球やりたい
人生なんて後悔ばっかりだ。
振り返ると、思い出すのは後悔の方が圧倒的に多いような気がする。
なんで途中で投げ出したんだろう。
なんで優しくしてあげられなかったんだろう。
なんで勇気が出なかったんだろう。
なんで酷い言葉が口からついて出たんだろう。
なんで嘘をついたんだろう。
なんで謝れなかったんだろう。
そして、
なんで正直になれなかったんだろう。
でも、後悔があるから次はより良くあろうと出来るのも事実だ。
後悔、先に立たずというが、そんなことはない。
長い人生で後悔は、何度でも、何度でも先に立つのだ。
ゴルゴは、「悔しい」と正直に打ち明けて旅立ったが、彼の率直な気持ちは、家族に受け継がれたはずだ。
赤鬼に再び立ち上がる勇気を与えたはずだ。
許された友も、彼の最期のプレーを見守った高校球児もゴルゴをきっと忘れないはずだ。
赤鬼が、最後もゴルゴに、手加減なしでノックを左右に散らしていた。
厳しく接するのだって愛情だとも思えるが、余命が短くなっても、野球を上手くなれ!、そして生きろ!という赤鬼のメッセージが聞こえるようだ。
そして、ゴルゴは、精一杯、身体を、腕を伸ばして、白球に食らいつくのだ。
悔しさをバネにした、熱い青春の思い出
試写会での観賞。重松清原作で、甲子園を目指す熱血教師と生徒の感動の物語。
試写会には男性も多く、終了後は拍手が沸き起こっていた。
野球だけではない、高校時代の青春、部活動全てに当てはまる内容だと思った。
自分の高校時代を思い出した。熱血教師と頑張る生徒と挫折する生徒、ダラダラ練習していたとき、試合で負けたとき、理不尽な怒り、言葉、態度にあの時は先生を恨んだものだ。
でも、今思うと、悔しいという気持ちををバネにして勝つことへ集中させるためだったのか?と。
ストーリーはわりと平坦で、聞いたことのあるような内容だが、先生の生徒の本当の気持ちを理解していないやり方や、生徒も先生の意図が理解できていないという話は、まさに自分の経験と重なり、共感してしまった。
ラストシーンは、恩師の顔を思い浮かべながら涙が止まらなかった。そして、無性にあの頃の恩師と仲間に会いたくなる、そんな作品。
重松清氏の小説に幾度も感動し涙したことを思い出し、またいろいろ読み返してみようと思う。
重松清ファンと青春を部活動に捧げた人にお勧めです。
あと一歩
堤真一さんも柳楽優弥さんもすごく良いのに あと一歩感動出来ないのはなぜ?
原作が大好きで観ました。
映像だけで追うには言葉足らずな主人公の心情かと思います。
ラストに赤鬼先生が「お前はいつもこっちを見てたんだな、気づいてやれなくて…。」ってところでようやく腑に落ちるというか、言葉で語られないとそれぞれの想いが伝わりにくかったのが残念です。
熱血教師や部活のハードな練習などを経験した人にとっては何かしら重なるところがあるのかしら。
末期ガンで苦しんで死んでいった身内を持つものとしては闘病のパートもあんなもんじゃない×って感じてしまったし(柳楽さんは凄く上手いんだけどね)、とにかく全体的にあと一歩足りない印象でした。
自分が重なれば刺さります
幸運にも試写会に参加でき、一足早く鑑賞してきました。予告からわかっていたことですが、高校野球の監督とかつての教え子の絆を描く感動ストーリーで、クライマックスシーンでは劇場のあちこちから鼻をすする音が聞こえてきました。
物語は、堤真一さん演じる高校教師が、柳楽優弥さん演じるゴルゴというあだ名の教え子と偶然再会し、彼が末期ガンであることを知り、当時の回想を織り交ぜながら、二人の関係を描いていきます。ストーリーそのものはわりと平坦で、どこにでもありそうなものですが、それがかえって観客の経験と重なり、共感しやすいのではないかと感じました。自分には、家庭を顧みない働き方、厳しい部活指導、近しい人をガンでなくす悲しみ、すれ違う思いと裏腹な言葉、教師と教え子の絆など、思い当たるものばかりで、スクリーンに映し出される映像やセリフや竹原ピストルさんの歌が、心に刺さりまくりでした。
キャスティングでは、主演の堤真一さんは部活指導にすべてを捧げる鬼監督ぶりがよく出ていたし、川栄李奈さんも献身的な妻役を見事に演じていました。少年ゴルゴを演じた子も、よく知らない子でしたが、とてもいい演技をする子で、見入ってしまいました。そして、その少年からバトンを引き継ぐ、大人ゴルゴを演じる柳楽優弥さんの演技が、とにかくすばらしかったです。彼なくして本作は成立し得ないほど、圧倒的な存在感を放っていたと思います。
ただ、やはり淡々と話が進む展開は、どうしても地味な印象を与えます。現在と回想シーンの切り替えも、もう少しわかりやすくスムーズに描かれているとよかったです。他にも、少年ゴルゴが去ってからの監督の行動、監督の家族の思いなど、気になるところもいくつかありました。とはいえ、自分を重ねて浸れれば、細かいことは気にせず、感動できるのではないでしょうか。
昔を思い出す映画
ストーリー自体めまぐるしく展開せずゆっくりめに話がすすんでいく。
音楽もあまり流れず、ドラマをみているような感じ。
捻ったり予想外の終わりではないけれど、最期のサインのシーンでは涙がでた。
野球部ではないけどキツいノックとか
レギュラー争いの感じとか
リアルに描かれた作品だと思って見てた
部活をがんばったことが全部美談に思えないこともあるしあっていいんだなと思えて、本題とは違うところで得るものがあった映画でした。
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