劇場公開日 2019年7月26日

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「山本五十六を正義と描くことには疑問しか無い」アルキメデスの大戦 一二三四五さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5山本五十六を正義と描くことには疑問しか無い

2020年8月7日
PCから投稿

 戦艦大和より空母が大事という論点はいいが、この映画の原作者は歴史に対する造詣の深さがないようだ。
 山本五十六は近衛文麿と蜜に連絡を取り合い、日本敗戦への決定打である真珠湾攻撃を猛烈に推進した張本人であり、これにより、最適とされた北進(ドイツとのソ連挟み撃ち)は愚か、北進を否定するために近衛らが秋丸機関(陸軍省経済戦争研究班)に考えさせた、南進から西進し、ドイツとイランで合流し、地政学的覇権を奪取するという策すら破綻させた。
 これらの戦後日本では隠されてきた知識は林千勝らの著書の功績により、無関心層へもさらに認知されるであろう。
 つまり、山本五十六は日本で敗戦革命を目論んでいた一派とつるみ、日本の敗戦を確定した工作員だということだ。
 おそらく、山本五十六の虚像を伝えたい勢力にとっては都合の良い映画の一つとなっているだろう。

一二三四五
西海一久さんのコメント
2021年8月22日

初めてコメントさせていただきます
貴殿の意見一理あると思います。
私の知識不足もあると思いますが、
山本長官をあまりに美化し過ぎと思いますし、ミッドウェイ海戦の責任もとるわけでもなく、早期講話が難しい状況になっても戦争終結(降伏)に何の作を講じなかった事は責任大と思います。

西海一久