劇場公開日 2019年7月26日

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「敵を欺く為にはまず仲間から」アルキメデスの大戦 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0敵を欺く為にはまず仲間から

2020年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

知的

公開当初は興味が湧かなかったが、
3回目の帝一の國を見て再菅田将暉ブームが自分の中で到来したのと、友人にこの作品は最高だったと勧められたので鑑賞。

スゴい。VFXの技術に驚いた
いきなりの戦に心がうたれ夢中になった。

100年に一度の天才数学者と言われた青年は、
軍隊が大がつくほど嫌っていた。
そんな青年に過ちを公表するように軍は仕向けるが...

もちろんヤマトを作って日本が負けたことは知っている。だが、裏は知らなかった。
ヤマトを作る過程においてどのような波乱があったのか。どれだけの人が頭を抱えたのか

突然の激戦は見ている人を釘打ちにするいい方法。
Fukushima50でもそうだが、始まりが激しいと魅力的になる気がする。

舘ひろし、國村隼、笑福亭鶴瓶に橋爪功など。
貫禄ある豪華俳優陣に加え、
菅田将暉、柄本佑に浜辺美波といった人達も映画を盛り上げていて絵の物足りなさは感じられなかった。

1度は断った人間がやはり自分はしたいと申し出て、
懸命に立ち向かう姿は非常に美しい。
帝一の國でもそうだが、菅田将暉はこのような役は適任だな。これからも期待

だが、大きな難点が。

後半20分の作り方。後半20分まではかなり面白い。
どんどん相手を追い詰める様は気持ちがいいのだが、
最後の最後。心情の変化が雑。
どうしてこの人はこんな考えに至ったのか。
これが一番重要だったのではないか。
そのために「?」という気持ちのまま終わっていった。

しかしながら、良き作品でした。
菅田将暉と柄本佑の怪演に拍手喝采!

サプライズ