「肉体と言語の齟齬」マチネの終わりに こぐまさんの映画レビュー(感想・評価)
肉体と言語の齟齬
俳優の仕事の一つに、役柄の成育歴の体現が
ある。
この映画の洋子という女性の人生は、少しもスクリーンに投影されてはいなかった。
人は肉体にそぐわない言語を発することはない。形状のことだけを言っているのではない。ファッション誌ならOK、でも映画なので非常に残念。場当たり的に映画の時間の中だけで仕事をしたに過ぎない。そんなハイユウモドキの多いこと❗
その意味では桜井ユキは素晴らしい。音楽で人生を過ごしてきた福山雅治もよしとしよう。
では洋子は誰なら良かっただろう。
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