「理解」海獣の子供 N.Kentoさんの映画レビュー(感想・評価)
理解
クリックして本文を読む
映像、音楽、描写、
内容にはやはり眼を見張るものがあります。
この作品を見て
ほかの方の感想を見て
たしかに普通にみんな日本語なのは
違和感。
まぁそこは予算的な都合なのか
そういった案がなかったのか
はたまたあえてわかりやすく
皆さん綺麗な日本語にしてくれたのかは
わかりませんが。
この映画の題材
星、星々の話。生命の物語。
宇宙における星、
地球における人。
星と人は同じ生命。
人間はこの世の全てを握ったつもりで
この世界のすべてを知ろうとしている。
けれどもどこから来たのかわからない
二人の少年を止めることはできず
どことなく消えていく。
人が眺める流れ星のように。
宇宙は未知に溢れていて、
けれども
知らないから未知なのか
知れないから未知なのか。
暗黒の中で輝く星々
星々の中で星は蠢き輝き
星の中では光るモノたちが。
いつか消えてしまうから、
星も人も等しく物語を生きている。
だからあなたは
あなたの物語をー。
… … … … …
冒頭、海岸の壁の上を走るルカ。
エンドロール後に壁の内側を歩くルカ。
壁の合間から海の"歌"が聞こえて
その声に耳を傾け、
そして生命の誕生に遭遇する、
生命を断つ。
あの壁が"海と空"とルカが暮らす世界との
境界線であり、
けれども"海と空"がいつも隣あうこの世界。
君は君の物語をー。
けれども私たちはいつも君の物語を見ているよ、と。
正直あんまり理解できてないです。
だからこそ原作を読んでみたいなと
思わせてくれる物語でした。
コメントする