劇場公開日 2019年6月7日

「完全解説!」海獣の子供 nisiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5完全解説!

2019年6月16日
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nisi
マイさんのコメント
2019年7月7日

原作を読んでから映画に行こうと思ってたら、もう映画が終わりそうで未読のまま見、私も未理解のところが多いです。読んだらぜひ解釈を色々な人と語り合いたいと私も思っています。

『地球交響曲』や星野道夫さん、インディアンの言葉、アボリジニの神話、ジブリ作品、ゴーギャンの絵「我々はどこから来たのか…」等色々思い出しました。
子どもの時に好きだった童話『メアリーポピンズ』で、メアリー(魔法使い)の誕生日に 主役の子ども達がゲストとして招かれ「今夜だけは、ライオンとウサギも、クマと小鳥も、生き物は皆仲良し」と生きとし生ける者達が輪になって踊り
「例えあなた方は街で、私達は森でできていても、同じ物質が私達を創り上げているのです。鳥も獣も子どもも星も、みんな同じ、みんな同じ」
「人は翼なき鳥、石は輝きなき星、何の違いがあろう」と科学を詩的に表現したエピソードが大好きでした。
現実の映像では 満月の高潮であらゆる生物達が集まり一斉に産卵する光景を思い出しました。

祖母、母、子へ継がれた子守唄は、 記憶をつなぎ毎年同じ歌を繰り返すという鯨の歌ともつながります。主に求愛の為ですが固有の歌で識別するらしいので「僕はここだよって見つけてほしい」ともリンクします。
子どもの時に好きだった『魔神英雄伝ワタル』『魔道王グランゾート』シリーズに、幼い頃に聞いた子守唄の記憶が鍵になるエピソードがあった為、子守唄には記憶をつなぐ力 忘れた記憶を目覚めさせる力があると信じています(笑)
鯨の歌やエコーロケーションは、ヒト以外の生物の持つ高い能力の象徴として描き、高等生物とおごる人間に対し提示しているのだと思います。レビューの中には、鯨が歌う事実も知らず、ただの創作ファンタジーなスピリチュアル系だなんて決めつける人も少なからずいて残念ですよね…

マイ
スズキ太郎さんのコメント
2019年6月16日

色々考える余地があるのが、本作の魅力ですよね。私の解釈は少し違います。

祭=海の生き物みんなで集まって騒ぐこと。なぜ祭が行われるのかは人間には“分からない”。宇宙(生命を含む)の基本原則が祭のテーマ?
海と空=祭の役者。役割が終われば燃え尽きてしまう。

思わず語りたくなってしまい…失礼しました。

スズキ太郎