「点数がつけられない映画」海獣の子供 彬さんの映画レビュー(感想・評価)
点数がつけられない映画
点数をつけるにはまだ時間が足りない、という気がしており、ひとまず3をつけています。
映画を観にいったら、宇宙の秘密を見せられてしまったような「え……わぁ……え……」と放心状態です。
考えても分からないのに分かる気がするし分かる気がすると思っている自分すらなんだかまだ「こだわっている」気がしてしまうし、感じればいいのかなと思いながらも言語化に固執してしまう自分に気づかされる。
死ぬ時ってこんな気分なのかな、生まれる前ってこんな気分なのかな?と思いました。
言葉、言語化、理解にこだわっているうちは苦しかったのですが、「あー、世界のことなんて何もわかっちゃいないや」と思い始めると、ただ目の前に広がる世界を見て感じるようになりました。
海の生き物ってこんな感覚なのかな。
映像についてはとにかく美しい。
ただこれを観ているだけでも価値はあります。
芦田愛菜さんの演技はさすが、ですが、どんなふうに解釈しながら演じたのか気になるところです。
小さい子が観たら大人よりもすごく理解していそう。
わかりやすい!
喜怒哀楽のようなはっきりした感動体験をしたい!
という方にはオススメできませんが、うっかり「世界の秘密」を覗いてみたい方はチャレンジしてみてください!
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