「【無垢な少年の心の痛みを、見事に切り取って見せた作品。】」僕はイエス様が嫌い NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【無垢な少年の心の痛みを、見事に切り取って見せた作品。】
ー東京から雪国のキリスト教系の小学校に引っ越して来た小学五年生のユラは、目の前に現れた”小さなイエス様”にある願い事をする。-
■印象的なシーン
・不安な気持ちを抱えていたユラ。
美しき”グロリア”が流れる中、ユラの前に現れた、光輝く小くて、チャーミングなイエス様の姿。
・ユラにサッカーが得意で、勉強もできるタクヤという友人が出来、二人で楽しそうにサッカーをしたり、流星群を見つけようと夜、学校に行ったり・・。タクヤのお母さんはいつも、笑っている・・。
・今は亡きお祖父さんが穴を開けていた障子。新しく張り替えて穴の無くなった障子にユラが穴を開けるシーン。
<勝手に、ユラが”自分はどうなるんだろう・・”と、見えない未来を見ようとするシーンとして解釈する。>
・タクヤの告別式で弔辞を読む、ユラ。
目の前に現れた”光輝いていない”小さなイエス様をお祈りするために握った両こぶしで叩き潰すシーン。
ーエンドロールで流れた奥山監督のメッセージで、劇中の幾つかの疑問が氷解したような気がした作品。ー
<ラスト、美しき”グロリア”が流れる中、ユラとタクヤは雪の積もった学校の校庭で楽しそうにサッカーをしている。
その姿を空から映し出す暖かいトーンの映像。心に残る”寓話”である。>
「タクヤのお母さんは、いつも笑っている」
・・そういえば、よそんちの友達のお母さんの顔や声って、なぜか覚えてますよねぇ
NOBU さんのレビューを読んで“寓話”ってリアルだと思い出しました。
最近僕は書きかけのレビューを何本もほったらかしにして、あろうことか韓流の連続ドラマにはまってます。(同僚の推薦をいやいや受けたら僕がはまってしまった次第でして)。
宿題を後回しにする小学生に戻った気分ですよ、笑。
「青い海の伝説」=人魚と若者の悲恋物語です。
現実から逃れて竜宮城に、NOBU さんもご一緒にいかがですか?