「音楽にビビンときた!」モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽にビビンときた!
2作目のつまらないホームドラマから驚きの迫力満載作品に変貌を遂げた。同じ監督とは思えないくらい。オープニングでは19世紀末のブタペストで、ヴァン・ヘルシングと追われるドラキュラの映像。これだけでもかなり迫力あるのですが、終盤での怒涛の音楽対決でビビンときてしまった。
もう一つ迫力があったのは飼い犬チッチ。ドロドロした唾液だけはいただけなかったが、巨大犬もここまでくれば怖いを通り越して愛嬌がにじみ出てくるものです(犬好きだからかもしれませんが)。
サプライズ家族旅行はまずグレムリン航空のオンボロ飛行機からバミューダ・トライアングルにある豪華客船へ。波をかき分ける巨大船の迫力も映画館で観たかったと思わせるくらいで、ラストの巨大クラーケンまで巨大づくめ。今まで足だけしか登場しなかったビッグフットの顔も登場する楽しみもあります。
100年間デートもしなかった純情なドラキュラ。ん、待てよ。じゃ、メイビスの年齢は100歳超えってことなのか?!これも驚き(多分、1作目を忘れてるから)。そんなドラさんは船長のエリカに恋をするのですが、彼女は実はヴァン・ヘルシングの曾孫という設定。あごの突起がいただけないのですが、モンスターも人間もデフォルメし過ぎという共通点にほっこりさせられる。
アトランティスのちょっとした冒険エピソードは『魔宮の伝説』風で面白かったし、モンスターを破滅させる最終兵器へと繋がるくだりも良かったです。まさか楽譜が入ってるとは・・・そしてDJ対決する婿のジョナサン。ビーチ・ボーイズの「グッド・バイブレーション」、ボビー・マクファーリンの「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」と続き、とどめが・・・