パージ:エクスペリメントのレビュー・感想・評価
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人口削減
少し蛇足感が…
パージの始まり
私は「フォーエバー」から見始めて、パージの始まりに帰結する、みたいな順番で観てきましたが全く関係なく面白い。時系列順に観ていくという方法もあるけど、作品の発表順に観ていくで問題なく面白いと思います、パージシリーズ。
個人的に映画というのは思考実験であり、大勢の人とその思考実験を共有・体験できるものだと思う私からすると、「パージ」の「話あそこがあれだ」とか、そういう上っ面なディティールを撫でまわして「この作品はイマイチだ」というのを「感想」や「評価」とするのは「パージ」に対しては間違ってる、ぐらいの違和感を感じます。
映画はどれも「作られたもの」でありファンタジーでしかなく、「パージ」もまたファンタジーですが、ファンタジーという形でなければ語るのが難しい「真実」とか「現実的事実」という観点で観るのがオススメです。
何故、始まりのお話?
前作の終わりから始まるもんかと思えば、何故か始まりのお話。
結局、前作ラストのパージ法は必要不要の部分が分からぬまま。
モヤモヤ感が残った状態。
パージ法が成立する内容なんだけど、1作目の冒頭で説明があったと思うけど。
4作目でこれを描いてもしょうがないような。
政治の汚い部分を描きたいのは理解するが、シリーズの流れってもんがあるんじゃないかと。
原点回帰
ヒット作が次々とフランチャイズ化されていく中、気づけばもう4作目・・・。前回、前々回と規模が大きくなりつつ、パージ法に潜む闇を描く様になっていた。そして本作はそのパージ法の施行前の実験(エクスペリメント)を描いた作品であり、原点回帰の意味合いも込めた作品だ。だが、政治が絡んでいるという事実と、人種差別、貧困層の淘汰という目的が既に過去作で分かっている上での本作の為、パージ法の施工前に何が行われていようと特に衝撃を感じない。
第1作でパージの恐怖を、第2作でパージに潜む闇を、第3作で政治的な実態を描き、それでいて本作の意味合いは何なのだろうか。それがエンドロール後もすっきりしないままであり、最終章までの「つなぎ」としての役割にしか思えない。それが残念であった。
ところが、ギャングという我々からは遠い存在の登場人物らが市民らを守るべく一致団結するという構図は中々キレがあって良い。その後パージ法が可決されてしまうため、彼らの努力が報われる形にはならなかった訳だが、自分たちのシマは自分たちで守る精神は格好良かった。本作からこのシリーズを振り返ってみるとまた違ったイメージになるかも知れない。
パー地味
10日で4作かあ・・・と思っていましたが意外といけました。これで最新作のパージフォーエヴァーを観に行けます。
原題通り最初のパージを描いた作品で、実験に参加させるため大金を限定エリアに残った者に払う、ということで、一応その気になれば島から12時間だけ出れば命の危険はないということです。結構残る人多くて選択肢あるだけマシですね。実験ということあって政府側が露骨にインチキしてくるのですが、あんなことして生き残った人がメディアに言うなり、外国の第三者がちょっと調べるくらいすれば誰もパージ賛成しないと思うのですが・・・。
黒人キャストが多く、夜のシーンがほとんどなのでキャラの見分けがつかないのと、殺される方があんまりまだパージの恐ろしさに気づかず無防備すぎるのが退屈に感じてしまいました。
黒人って可哀想でしょ?
現在のコロナ禍こそがパージ!!
長い前置きの後に、ただの黒人チンピラの抗争という残念な映画です。有名俳優を主人公にしたスリラーに戻して欲しいです。金持ちが庶民を合法的に虐殺するのがパージですが、現在のコロナ禍がまさにそれで、現実に先を越されてしまった感じです。
年に一度、12時間だけ全ての犯罪が合法化される「パージ法」。 映画...
433位/442 2021.05.11現在
友達に勧められたので
時系列的に最初の
この作品から観たけど
自分には合わなかったな。
もし現実になった場合
道端で踊り狂うかね?
ってか、世の中成り立たないよね。
自分はバカで単純なので
映画の設定とか
なんでも受け入れて観るけど
これは受け入れ難い。
他の作品は面白いらしいけど
観るか迷うな、、、、
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
パージのあるある言いたい♫
パージのあるある早く言いたい♬
パージのあるある今から言うよ♪
無法地帯すぐ車燃えがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→39歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→自宅ランニング中
鑑賞回数→1回
記憶度→60%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→425位
洋画部門→352位
ありえない法律部門→1位
【国家公認の、大虐殺の一夜。サイコロジカル・シチュエーション・スリラー】
設定を生かしきれていない
これが粛清か…
私は結構〜「パージ」ファンですけど、これはビミョ〜かなぁ………。
所謂、前日譚なんですけど…このタイミングでこんな感じに描かなくても良かったのかぁ?っとか。
人種の争いみたいな構図になっていて、“俺らを潰そうとする奴らと戦うぞ〜!”的な国民と、明らかに殺す目的で組まれた 元軍隊出身チーム。
KKK団も投入され、黒人を殺しまくる構図は観ていて余り良い気持ちがしなかったかな。
人口が増え過ぎたからとか、それっぽいこと言ってるけど、結局は黒人の貧困層イラネが出発点のパージ。
まぁ、元々はそこから始まったんだよ的なことなのかもだけど、だったらそれ以前の「パージ」とは余り繋がらない気もするしな。
世界の人口は、色々なことが起きて増えたり減ったりしているので、アメリカがイチイチ手を下さなくても大丈夫です。
マリサ・トメイの無駄遣い
1〜3作目を見てる人にとって、パージの目的が「貧乏人の抹殺」なのは分かりきってる話なので、本作に「新しい何か」を求めてるのでは。
そういう意味で、マリサ・トメイ演じる考案者と、彼女の構想を実現した政治家の存在は「新しい要素」と言える存在になり得た。
つまり、考案者と政治家の対立があれば、新しい展開になっただろうが、本作では軽く触れられただけで、結局いつものマンネリ。
もうちょいマリサ・トメイの役割を増やしたらもっと面白くなっただろうに。
(例えば、気が変わって政治家を裏切って参加者に情報提供する、とかドローンを操縦して政治家を撃つ、とか自ら参加者を助けようとする、とかね)
あるいは、アクションをナシにして、パージの開始までをポリティカル・サスペンス風に描く、とかね。
「パージ」の設定は荒唐無稽なんだけど、米国は国民皆保険制度が無いワケで、それってある意味「パージ」と同じなんだよね。
つまり、直接的に貧乏人を殺害する「パージ」と、
カネがなくて病院に行けない貧乏人を作り出す米国社会。
アプローチは違えど、結果は一緒。
パージの死者数と、保険が無いことで死亡する人数はおそらく、後者の方がずっと多くなりそう。
大いに期待外れ
まぁ、ただのアクション映画に成り下がったなっていう。
前作(大統領令)まで、3部作としての完成度はけっこう高かったと思うんですよ。
1が個人の家庭内で起こること、2が地域社会で起こること、そして3が国家レベルでっていう。
それと比べると本作の練度ってのはやっぱり貧弱で、
当たった企画だからシリーズ作ろうっていう単純な商売っ気を強く感じちゃった。
本作が描くのはパージ前夜というか、
そもそもパージ法なんてのが施行される直前の社会実験なんだけど
「殺人含むずべての犯罪が合法」なんて、
そんな前代未聞の実験に巻き込まれた人たちの感情というか
どんな行動に出ちゃうのかみたいな部分の考察が甘かったんじゃないのかな、と。
だから結果、ただのよくあるアクション映画というか、
終盤なんかは迫りくる殺人部隊と、それを迎え撃つ町のギャングっていう
なんかどっかで見たことあるようなシーンの連続になっちゃったように思う。
まぁ今後に可能性があるとすれば、パージ法の裏に隠された政治的陰謀って部分なんでしょう。
そして本作でそこらへんに含みを持たせてるってことは、さらに続編つくるつもりなんでしょう。
とりあえず、どっかで見たようなパニック・アクションにならないように祈っときます。
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