「25年ぶりの新作の割には今ひとつ」劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal 前編 涼さんの映画レビュー(感想・評価)
25年ぶりの新作の割には今ひとつ
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私は原作、旧アニメ作品どちらも好きなので、今回の映画化はとても嬉しかったし期待していました。
見た方の感想を色んなところで拝読し、喜んでらっしゃる方が多いのも嬉しく思っています。
しかし反面、もっとクオリティを上げることが出来たはず、、と思ってしまいました。
25年ぶりの、しかも映画です。鑑賞料も決して安くありません。
原作第4部は長いので前後編に分けても展開が駆け足になるのは仕方がないし、ポイントは押さえていたと思います。
ですが、肝心のアニメーションのクオリティが
25年前のTVシリーズそして映画作品に負けてると率直に感じる出来栄えでした。
作画崩壊で評判のクリスタルシリーズが第3部、デスバスターズ編からクオリティが格段に上がったので今回の映画は期待してたのですが、、。
上映より先に公開されたムーン、ちびムーンのダブル変身を見た時には、これは仮のものであって本上映では差し替えてあるはず、、と淡い期待をしましたがそのままでしたね、、。
変身シーンはセーラームーンの重要な見せ場です。過去作を踏襲してるのに細かな作画がとても雑で動きも減り躍動感がありません。過去作を超えてやろうという意気込み、気迫が伝わってこず、表面を浅く真似ただけに留まってます。
映画全般的にアニメーションとしてもっと生き生きと動いて欲しかったし、観客の心を掴む演出が出来たはずです。
セーラームーンは世界中に熱烈なファンを抱える作品の1つです。
東映アニメーションとスタジオディーンには、もっと胸を張って映画を勧められるような作品に仕上げて欲しかったと強く言いたいと思います。
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