「デル・トロ節炸裂」ボーダーライン ソルジャーズ・デイ 山本泰輔さんの映画レビュー(感想・評価)
デル・トロ節炸裂
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アレハンドロがもうハマり過ぎてすごい。
聾の娘のために手話を覚えるような優しい検察官だった男が、今では特殊部隊顔負けのシカリオになってしまった過程を考えるだけで、それでもまた一作作れるんじゃないかと思うくらい濃いキャラ。
ブローリン演じるマットは今回、自分たちの都合で好き勝手に工作員を使い捨てる政府・役人達に振り回される羽目になっており、前作で自身がCIAの都合で振り回したケイトの役回りを引き継いでしまったような印象。
ただ、それだけに終わらず、アレハンドロとの絆を大切にし、命令にも背いてみせるなど、こちらもなかなかの主人公感。
あと、ジェフリー・ドノヴァン演じるCIA(デルタフォース?)のフォーシングの出番が前作比大増量で個人的に大満足。かっこいいんだわ。
ラスト、アレハンドロやCIA部隊がギャングを処理するシーンは、良くないとは思いつつもスカッとしてしまった。
次作にも期待です
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