ルイスと不思議の時計のレビュー・感想・評価
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難しい発音をするケイト・ブランシェット。エルフ語か?
子ども向きだと一概には言えないファンタジー作品。戦争での辛い体験をしたアイザック・イサードが魔術師として活躍し、一年前に死んだという設定なのですが、これを演ずるのがカイル・マクラクラン!『ツイン・ピークス』が懐かしい・・・そして、その妻を演じているのが昨日観てきた『WAVES』にも出演していたレネー・エリス・ゴールズベリーでした。
時間を逆回転させるといった奇抜な発想で歴史を塗り替える時計を扱っているのですが、ジャック・ブラックが顔以外が赤ん坊になるほど強力な魔法なのです。なぜかアイザックとセリーナだけがそのまま残り、地球の歴史を繰り返すという・・・あんたら神になるつもりか?多分つまんねーぞ!
たしかに戦争を無くすという名目であれば、きっと別の形の戦争が起こってしまうという人間のダークサイド。魔術の本を一通り読んでるくらいだから、ルイス少年にも意味がわかったでしょう。終戦の年に生まれたのね。
「不屈」だとか「黒鳥」といった伏線の言葉も回収され、意外とまとまったストーリーに思えたけど、最後の大時計はどうして魔法と繋がるのか。やっぱり昔のタイムマシンのイメージなんだろうなぁ。あと、真っ赤な皆既月食が良かった。
可もなく不可もなくの普通の映画。
いい所は不快な演出などが無く、子供と観れる。あとキャストが皆、良いキャラしてる。
(ここからネタバレあり↓)
気になった所はルイスがこけた拍子に百科事典の不屈の文字を見つけるが、無理やり過ぎない?バッグから不屈の言葉を好きになるきっかけとなったキャラのゴーグルが出てくる、とかの方が無理やり感がないよーな?
あと家に居る人形を倒すため魔法で毒ガス(?)のようなものを出すが、人形に毒ガスなんて聞く?生きてないんだから呼吸しないでしょ。
酸性のガスだったら分からなくもないけど別にそんなことなさそうだし。
あと結局、最後になっても友達だった男の子とは仲直りすることが無かったのが1番気になった。
まぁ気になったのはそのくらいで、あとは問題なし。でもちょっとだけ魔法モノのファンタジーを彷彿させるわりには地味かな。ハリーポッターがスゴすぎるのかもしれんが。
子供向けファンタジー?
舞台のセットや小道具はアンティーク調で作り込まれていたと思います。
ただ現代を舞台としていて、主人公は普通に学校へ通うため違和感があります。(一応作中では「バケモノハウス」と呼ばれているため、目立つようです)
内容は…うーんと言ったところです。
悪役の目的が分かりづらく、作中で何度も「時計」の単語が出ますが、どの事を指しているのか途中で分かりにくくなってます。
「最高の魔女」や「天才の魔術師」などと呼ばれている人が魔法を使う描写が少なく、他のファンタジー映画に見劣りする所だと思います。
特に後半は、魔法を使って窮地を脱するシーンが多いですが、チュンチュンと音がするレーザーガンのような魔法や、謎のガスを手動ポンプで出すなどコントレベルです。
また、子供が主人公の映画には珍しいと思いますが、最後は主人公が敵を殺してます。
登場人物が少ない割には人間関係の描写が乏しく、特に学校の同級生との関係が分かりにくいです。
転校生でゴーグルを着けている変わり者だからハブられるのは分かりますが、学校に行ったシーンの後ですぐにハブられてます。
いじめっ子リーダーは何度か登場しますが、最後までいじめっ子、昆虫好きの女の子も何度かカットインしてますが、まともな会話は最終シーンのみでなぜ気になっていたのか不明でした。
所々にある驚かせるシーンはビクッとしましたし、魔術は個性だ!的な解釈は面白いと思います。(なぜ教科書があるのかと突っ込みたくなりますが)
最後の時計の止め方にガッカリしましたが、ツッコムことを止めて見れば楽しめる子供向けの映画だと思います。
物語を通して伝えたいことは「個性」ではないかなと感じました。
子育ては24時間不安よ
映画「ルイスと不思議の時計」(イーライ・ロス監督)から。
冒頭「アインシュタイン曰く、人生は自転車。
バランスをとって前へ進め、大事なことだ」という台詞があり、
これが物語全体を通している考え方かな、と思いメモをした。
しかし「気になる一言」に選んだのは、
両親を亡くした少年ルイスが、
叔父のジョナサンや、一流魔女のツィマーマンと関わりながら、
だんだん成長していくが、危険が伴う経験もすることになる。
失敗したり、間違ったり・・ヒヤヒヤドキドキのシーンが増える。
それを見ていた叔父は、少年ルイスが気になって仕方がない。
しかし、一流魔女のツィマーマンが、ピシャッとこう諭す。
「間違いを犯すのは子供の特権なの。怖いの?」
「そうさ、怖いよ、ルイスの身に何かあったら」
「肝心なところがわかってないのね、子育ては24時間不安よ。
それでも子供を守る。それが親の仕事なの」
そう、男は私も含め、この肝心なところがわかっていないから、
ついつい先回りして、間違えないように、手を打ってしまう。
それが悪いといっているのではなく、もっと大きな心で、
子供の成長を見守ってやれるようになれたらいいのかもなぁ。
最高に楽しい映画だった
ジャックが、この作品で着物を着ていて、周りの人にそれ?スカートと聞かれ、着物だよと答えるシーンが2度もあり日本大好きさが伝わってきます。たっぷり世界に入ることが出来て、映像もとても綺麗で、その中にジャックの面白さが出ていて最高に楽しい映画でした。ケイト・ブランジェットもロードオブのイメージもあり続きを観ているような魔法でした。
今回は吹き替えで観たので、次は字幕で観たいです。
昔々でないハリポタは無理でしょう
舞台は中世風のお屋敷で魔法の話とくれば、シチュエーションはハリポタなのだが叔父さんはフリージャズのサックス愛好家、学校は現代なので設定がしっくりこない、似て非なる?オマージュなのかパクリもの。
お子様向けと言っても本を読んだだけで魔法が使えてしまったり逆回転時計で時が戻るのは子供でも納得しないでしょう。難しいことを言わなければそこそこ楽しめますが「ホームアローン」の面白さには及びません。
不屈の黒鳥トリオ
昨秋同時期公開のファンタジー映画ではディズニーの『くるみ割り人形と秘密の王国』の方に話題も注目も持っていかれたかもしれないが、両作見てみたら、こちらの方がずっと面白い。
さほど期待していなかった分、結構楽しめた。
原作はハリポタのようなファンタジー小説シリーズ。
物語上の危機はかなりの大事件でありながら、作品のスケールはハリポタや他のファンタジー映画ほどの大作感は無い。
悪く言えば、スケール感に乏しい。でも良く言えば、手頃に見易いコンパクトサイズ。
ファンタジー映画の定石を踏まえつつ、ブラックなユーモアと、ちょっぴりのホラー要素。
そこがミソ。
と言うのも、本作の監督はイーライ・ロス!
ファンにはお馴染みのホラーの鬼才。
ホラーはホラーでもこの人が手掛けるホラーというのが、エログロの『ホステル』や人食の『グリーン・インフェルノ』など、マニアック/ディープ/ゴア系。
そんな監督が、企画を勘違いしたのか、それとも人選を間違ったのか、まさかのファミリー向けファンタジー!
無論、企画の勘違いでも人選ミスでも無い。
この監督がこういうジャンルも撮れる、意外で何だか嬉しい新境地!
さてさて、お話は…
両親を亡くした少年ルイスは、叔父ジョナサンの家に引き取られる。
叔父の家はこの町じゃ有名な“呪いの屋敷”。そして叔父も“変人”。
確かに屋敷はヘン。叔父もヘン。
それもその筈。
何故なら叔父さんは、魔術師だった…!
魔術師と言っても、叔父は二流。
いや、ズバリ言うと、ポンコツ。
それがジャック・ブラックに合っている。
隣人のツィマーマン夫人も魔術師。
彼女は一流。
これまたケイト・ブランシェットに合っている。
この二人の夫婦漫才のような、お互いの罵り合いが愉快。
「紫ババァ」「ゴリラ男」「死ねば?」などなどなど。
ジャックとケイトの初共演はともかく、ケイトがイーライ・ロスの作品に出演する日が来るとは…!
ファンタジー映画の主人公のあるあるは、秘められた才能があるとか、亡き両親が偉大な魔法使いとかだが、ルイスは至って普通の少年。
と言うか、内気でちょいオタクで、学校でものけ者。
そんな彼が叔父から魔法を習う。
勿論映画の中の事だが、学べば誰だって魔法使いになれる。
何だかハリポタより身近に感じられた。
さながらルイス少年の“魔術師の弟子”。
先にも述べたが、確かに叔父はヘン。
夜も昼も屋敷の中を徘徊している。何かを探すように。
実はこの屋敷には、恐ろしい秘密が。
“呪いの屋敷”と言われるのは本当で…。
叔父の前の家主も魔術師。
黒魔術師で、かつては叔父と親友であった。
ある恐ろしい野望の途中、命を落とした。
その野望というのが、時間を逆行させ、人類を消し去り、世界を終わらす。
時間を逆行させる事の出来る恐ろしい魔法の時計を、この屋敷の何処かに隠した。
叔父はツィマーマン夫人と共にその時計を探している。
そんなある日、ルイスは最悪の過ちを犯してしまう。
屋敷には絶対に開けてはならない棚がある。その中にあったのは、禁断の降霊術が記された本。
ルイスは友達に魔術を見せようとして、降霊術をしてしまい、死んだ黒魔術師が蘇ってしまう…!
これは黒魔術師とその協力者の用意周到な罠。
ルイスの弱みに突け込んだ。
この魔術を使えば、死んだ両親を生き返らせる事が出来るかもしれない。
癒えない悲しみ。
叔父はルイスを咎める。
叔父も子供への接し方が分からない。不器用なんじゃなく、臆病。
そんな叔父に、家族というものを教えるツィマーマン夫人。
彼女もまたある悲しみを背負い、今は魔術が使えないでいる。
孤独な半人前と臆病なポンコツ者と悲しみ背負った者。
“黒鳥トリオ”が世界の終わりを阻止する為に立ち向かう。
不屈さで。
屋敷内や庭のユーモラスでレトロ感のある美術。
庭で叔父が見せた魔法は美しく、ファンタスティック。
蘇った黒魔術師のゾンビメイク、襲い来るからくり人形、カボチャの○○、ライオンの木像の○○、終盤ある姿になってしまう叔父…。
監督らしい不気味さやブラックなユーモアも健在。
確かにスケール感には乏しく、クライマックスの黒魔術師との闘いはいささか盛り上がりに欠けたが、面白味は充分。
ちょっぴりダークで、ユーモラスで、ハートフル。
イーライ・ロス流ファンタジー!
原作はシリーズ化されてるので映画も続編見てみたいが、日米共に中ヒットだったので、微妙かな…。
でもその時は、この監督とこのトリオで。これだけは譲れない!
吹替で鑑賞。
佐藤二朗、宮沢りえもなかなか良かったが、何と言っても、ルイスと同級生の声優陣。
コナン、しんのすけ、ポケモンの声優陣が揃い踏みとは、何と豪華贅沢!
よかった
主人公の大人しいけど芯の強そうな感じがよかった。同級生の選挙に出る男子に好意を抱いているのが気の毒で、いたたまれない気持ちになる。虫が好きな女子と仲良くしてほしかった。悪者は復活して何がしたいのかあまり理解できなかった。特撮が素晴らしかった。
親戚里親の話だった。おじさんが、僕には養育なんてできないと言っていたし、実際親らしいことは何もしていなかったのだが、仲よくやっていたのでそれでいいのではないだろうか。主人公も別に親を求めていない。
吹替版が謎だったが、内容は良い。
吹替版しか近所で公開されておらず、
佐藤さんや、高山さん、宮沢さんが
好きではないという訳では無いですが、
どうしても吹替版声優さんたちの顔や他作のキャラクターの声が離れられなくて(皆さん言ってますが、本当に慣れないです最後まで笑)残念でした。
ただ、内容自体はファンタジー要素が多く楽しめました。
また、ルイスの成長過程と同時に
周りのキャラクターの考え方も変化していき、
ハッピーエンドで終わる感じも良かったです。
映像も細かく、強いていえば魔法によって
表現された宇宙がCG感が強いなと感じました。
動くイスや、襲ってくる人形たち、暴れる動物や植物は、CGといえどファンタジー要素が強く、
自然と受け入れることができました。
とくに好きなシーンは悪魔の手下である
人形たちがカタカタ動き出し、襲ってくるシーンです。
割とホラー要素があり、ほかの映画で見たことある
悪魔もチラホラいたのでちょっとゾッとしました。
ルイスがちらほら謎の行動をしますが、
「子供としてのプライドや誇り」が
感じ取れるような箇所ばかりで、
仕方ないのかなと思い、それも含めて
内容は面白いものでした。
イーライ・ロス監督の作品は、いくつか見ていますが、
バラエティ富んだ作品でいつもいろんな意味で楽しめます(笑)
子ども騙しのハロウィン映画
最近は映像技術の発展も目まぐるしく、それによってアクション映画では「マッド・マックス怒りのデス・ロード」や「ブラックパンサー」のようにオスカーの噂が立つような作品も出てきているし、ファンタジー映画だって今更「ロード・オブ・ザ・リング」を挙げるまでもなく大人が観ても充実感を味わえる作品と言うのはたくさんある。ファミリー向けの映画でも、一緒に行った大人もしっかり感動できる作品が最近は本当に多くなった。だからうっかりしていたのだと思う。本当に子供向けのおもちゃ箱のような映画も当然のように存在するということ。そしてそれをうっかり大人が観てはいけないのだということを、私はついつい忘れてしまっていたようだ。だって女神ケイト・ブランシェット様が出ていらっしゃるんだもの!観ないわけにいかないじゃない!
「おもちゃ箱のような映画」は本来誉め言葉だ。カラフルで可愛らしいおもちゃが次々と飛び出してくるような映画なんて実に楽し気である。でも、おもちゃがただ飛び出してくるだけで楽しいと思えというのは無理な話である。そこには秩序や工夫や演出やストーリーが機能して初めておもちゃ箱を返したような楽しさが生まれるのだと思う。ただこの映画は、流れや展開を無視したようにして、とにかく次から次へとおかしなことが起こってホラー演出でドキッとさせて次の奇天烈なことが起こって・・・という具合にただ闇雲におもちゃを放り投げているだけのようなもの。これではおもちゃ箱のようでもなければ、遊園地のアトラクションを楽しむような気分でさえ楽しめない。物語からホラー演出からギャグから何から何まで、子供向けと言うより「子供だまし」と呼んだ方が相応しい気がするほど。
ジャック・ブラックにこんなぬるい喜劇をやらせるのももったいないし、ケイト・ブランシェット様もあぁ無駄遣い。同じケイトでもケイト・マッキノンだったら気軽なコメディとして楽しめたかもしれないな・・・と思ってひらめいた。下手にキャリアのある大物俳優ではなく、今現在まさにSNLで活躍しているコメディアン達で作ればいい意味で見え方も違って多少の馬鹿馬鹿しさも含めて楽しめたかもしれない。でもそうするとファミリー映画ではなくなってしまうか・・・。
この映画はあくまでも「ハロウィンに家族で観られるファンタジー映画」として存在するだけで、そのジャンルの映画の中で特に素晴らしいものを作ろう、とまではどうやら思われなかったようだ。
黒鳥コンビ
・ジャック・ブラックが良いキャラしていて楽しめた。赤ちゃんのシーン笑った
・ケイト・ブランシェット美しくてカッコいい。ジャック・ブラックとのやり取りが面白い。
・ストーリーは王道って感じで特に捻りはないけど、キレイにまとまっていて私は良かったと思う。
コナンとサトシ
予告で高山みなみさんの声を聞いて以来ずっと気になっていたので、平日夜に鑑賞。
外国の人形がたくさん出てきて少しホラーチックではあったけど、テンポの良い掛け合いや笑えるところがたくさんあったし、最後までワクワクしながら観ることができた。
主人公を高山みなみさん、主人公の友達を松本梨香さんが演じていたので目でも耳でも楽しめたし、佐藤二朗さんと宮沢りえさんの声がぴったりだし掛け合いが面白すぎて、平日夜のお一人様メインという少人数にも関わらず私含め周りも声を出してゲラゲラ笑っていた。
字幕で見たかった...
子供向けだからかな
吹替え上映しかなかったので
仕方なく見に行きました。
とにかく
ジャックブラックと
ケイトブランシェットの声が
全く合って無い〜‼︎
佐藤二朗&宮沢りえの吹替え
最後まで馴染めなかったです。
音量上げろタコ見てルイス見て
今日はハズレの日でした。
ガッチャマン?!
その昔ガッチャマンと言うアニメがあってやな。
最終回、瀕死の「黒鷲のジョー」が敵アジトでの戦いで「羽手裏剣」を放つも不発。羽は敵の最終兵器を起動させる機械の中に巻き込まれ、その歯車の動きを止める。結果、最終兵器は発動する事なく地球は救われるのでした。チャンチャン!てな終わり方だったと、薄っすらと記憶してます。
ルイスとジョナサンは「黒鳥のコンビ」で、あちらは「黒ワシ」。アレ〜〜?
イニエスタもフェルナンド・トーレスもキャプテン翼を見てたくらいだから、この映画の脚本家がガッチャマンに涙したオタクだったとしても不思議は無い、って思う。イヤ、これ、絶対ガッチャマンだわ。
尚、本作質的には子供向けかなぁ。小学生のお子様と一緒にどーぞ!な感じです。
追伸: 脳内年齢12歳な俺にはフィットした模様
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