ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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この監督は、いい加減、過剰なファンサービスと露悪趣味の作風から卒業すべきだ。
この監督というより、現在の共和党率いるトランプ政権下で同監督が普通に演出する「マイノリティー」や「少数派のサブカルチャー」に対する不当な人種差別表現を容認又は黙認する風潮が現在のアメリカ社会で起きている事に驚きを通り越し、呆れてモノも言えない。
立ち返って、同監督の以前からの作品の作風を紐解けば、『ジャンゴ』や『ヘイトフル・エイト』でのアフリカ系アメリカ人に対する蔑称「ニガー」の多用、『イングロリア』でのドイツ人への逆差別、頭の皮をナイフで削ぐ等ネイティブ・アメリカンの文化への冒涜、加えて本作ではブルース・リーを筆頭とする東洋人への冒涜、終盤のヒッピーへの過剰防衛とも取れる当時の「ヒッピー」を筆頭とするサブカルチャーとそれに被れた女性への差別と枚挙にいとまがない。
監督が以前の作品のセリフの内容及び舞台設定での演出の必要性、特にマイノリティーや少数派のサブカルチャー嗜好派に対する容赦ない差別的セリフや演出描写に対しては固く口を閉ざすか「あれは架空のファンタジーだから別に気にすることはないよ。」とあまりにも無責任な対応がファンではない一般視聴者の目から見てあまりにも目に余るものがある。
ただ、本国アメリカでは君の発言が意外な所でマイノリティーに悪影響を及ぼしているという事実も知ってほしい。(英語が読めなくても、何となく記述されている事なら、このコメ欄を読まれている方ならわかる筈だ。)
https://www.houstonchronicle.com/local/gray-matters/article/Tarantino-and-the-n-word-Why-I-hated-The-6735878.php
上記リンクでは、実際にアフリカ系アメリカ人の人が路上で見知らぬ20代の白人グループの一人から「ニガー!元気かい!」と呼びかけられたらしいのだ。
他には、この作品中でも、ブルース・リー(しかも実名だ)を馬鹿にし、笑い物にし(これは立派な中国系アメリカ人差別だ)ひいては、ラスト12分中でいかにヒッピー(あの当時はあの髪型や服装は相当目上の世代から嫌われたらしいが。)とはいえど、女のコ(体の良いセクハラ・女性蔑視だ。)を火炎放射器で焼き殺すなど鬼の所業のような殺戮をエンターティメントにまで昇華させているこの監督の鬼畜ぶり、パワハラぶりには怒りをぬぐい切れない。
それが証拠に、同国内のこのサイト中でも、本作中で、やはり「悪役」としてマンソン・ファミリーの一員であるヒッピーガールへの同監督の扱い方が行き過ぎた「女性蔑視」ではないか、として、やはり、問題視されている。
https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/once-a-time-hollywood-quentin-tarantinos-violence-women-problem-1227406
また、これとは別件だが、以前キルビルに触発されてこういう事件が、やはり、アメリカのメリーランド州で起きている。
https://www.gizmodo.jp/2009/09/post_6203.html
正当防衛であるのだが、当時、リアルタイムで「キルビル」を見た自分としては、劇中のユマ・サーマンが中途半端に格好良かったので、いつか、何処かの国で、彼女に触発された刃傷沙汰の事件でも起きなければ良いのだがと内心、神に祈っていたのだが、実際に起きてしまった。
ましてや、それらの事件のどれもが監督のおひざ元の国で起きたという事だ。
劇中の外で作品から影響を受けたこうした実際のトラブルや事件が現に起きているのに、渦中のタランティーノ監督自身、「自分の作品の中でファンタジーとして扱っているだけなので、実生活では何も問題ない!」と、全く現実を見ようともしない。
何と無責任な事か!!
仮にも、自分が作った作品が世の中にどういう影響を受けるのか考えた事もないのか?
加えて、もう少し、君の劇中の演出描写で、マイノリティーへの扱い方を優しく丁寧に出来ないのか?
それとも、「少数派」はただただマジョリティーの人種から「イビられるだけ」の君のサディズムの優越感を満たすだけの奴隷かオモチャみたいな存在なのか??
ポリティカル・コレクトネス(政治的配慮)を知った上で、わざとそれを無視しているのか??
これでは、貴方は「レイシズム」(人種差別主義者)と勘繰られても文句は言えないよ。
現在、君が意図的に行っているバカげた「必要以上のマイノリティーいじり」がこのアメリカを分断し、人種間の信頼を揺らがせ、更なる中国資本経済の侵略に拍車をかけているという事がわからないのか!?
実際、上記のリンクのアフリカ系のように、「ヘイトフル・エイト」公開後、実際に既にトラブルが起きているではないか?
東洋系へのマナー違反に関しても言及するが、この映画を作る前にブルース・リーの遺族にも親族にも一言も連絡も断りも入れず、独断でリーのイメージを作ってしまったというから、さぞかしシャノンも怒った事だろうよ。
作品のテーマになっている「シャロン・テートさん」への哀悼に関しても、実名ではなく、シャロンさんをモデルにした別人の名で利用するべきだった。
遺族のポランスキーさんも実際のところ、事件があまりにもショッキングだった為、内心、そっとしておいてあげた方が良かったのかもしれない。
仮にもし、テートさんの事件を扱った映画を撮らせるにしても、タランティーノ監督ではなく、ドキュメンタリーには定評の「オリバー・ストーン監督」とか加害者犯人の内面の葛藤描写や心理描写では定評の「クリント・イーストウッド監督」にでも撮らせるべきだった。
そのくらい、このタランティーノ監督の作風が「不謹慎この上ない」「遺族の心に塩をなすりつける」ような「イエロー・ジャーナリズム」のような匂いや印象を見る者に与えているんだよね。
笑えないよ。 今回のテーマばかりは実際の事件があまりにも凄惨過ぎて笑えない。
これだったら、シャロンさんの哀悼を全面的に主題にするのでなく、あくまでも、1969年当時のハリウッドスタジオの街並みや風景を懐かしむロードムービーに特化し、その雰囲気を楽しむためだけに作られた「情景描写の単純な写実」を主題にしただけでも大いに十分客の入りは確保出来たはずだ。
むしろ、そういう「ロードムービー」の方に特化した方が万人受けするし、タランティーノのこれまでの悪行に近い悪ふざけ演出を贖罪(しょくざい)するためにも良い事だったのかもしれない。
このような綺麗で爽快感溢れる映像を撮っておきながら、果たして、必ずしも、シャロンさんをしかも実名として本編中に登場させる必要性があったのだろうか?
シャロンさんは美しい街並みの風景にあくまでも「花を添える」という形だけで、劇中劇の中だけで登場させただけで充分ではなかったのか?
君があくまでも「これは架空のファンタジーなんだ」「僕の頭の中で作ったイメージなんだ」と、とても大人のしかも映画の賞を取ったことのある「巨匠もどき」が遺族に対して言える弁明かね。
こういうのを「白々しい」というんだよ。
少なくとも、仮に架空のお話へ史実を混ぜて作るにしても、せめて、辻褄が合うように、最低限の歴史的考証とか関係者に話を聞いて裏を取る(確証を取る)という最低限のマナーすらも君はやっていないというのだから、これが「巨匠」のやる事かと聞いて呆れるよ。
君と同じ事を日本で行ったら、間違いなく遺族やそのエピソードを知る周辺関係者からバッシングを浴びせられ、「名誉棄損」で係争に持ち込まれるよ。
加えて、映画の本筋に戻るとしよう。
50年代のキャデラックやシボレーなどキューバで現在走行されているような夢のようなカーマニアには垂涎物の箱車を2,000台もチャーターし、本編で使ったそのエピソードがこの暗くよどんだシャロンさんの事件と一緒に本編で語られるような「節操のなさ」には耐えられないよ。
終盤まではまさしく夢物語、ハリウッドのおとぎ話で語られてきたのに、最悪なことに終盤の12分間で、君のその余計なお節介で「夢」を見事にぶち壊してくれたね。
まさしく、このラストのこの大殺戮シーンを撮りたいが為、シャロン・テートさんの事件を利用したかったのかい?
これだったら、別にシャロンさんを実名で登場させるだけの必要性がなかったではないのか?
しかも、勝手に事件そのものの歴史や経緯を捻じ曲げて。
これって、まがりなりにも、マスメディアにカテゴライズされる職業人が行って良い事か?
君は、こんな安っぽい歴史修正のファンタジーを遺族に見せる事で君がテートさんへ心から哀悼しているという意思表示を示せて、しかも感謝してくれるとでも思っているのか?
君は、中学生か???
この君のクレイジーなラスト12分間の演出では、いつも、君の作品を見慣れているコアなタランティーノファンにとっては「いつものタラちゃん」が帰って来てくれたと素直に「タランティーノ節」に同調し、歓喜にむせたようだけど、君の作品を普段見慣れていない一般のお客さんにとっては「この監督、頭がおかしいんじゃない?」と突き放され、愛想を付かさせた事だろうよ。
まず、このクライマックスまで引っ張ってくるまで異常に長いからね、観客もその冗長さにさぞや睡魔と闘うのを想像すると、果たして160分以上の尺の長さがこの作品に必要だったのかね?
もう、いい加減、露悪趣味とか過剰なファンサービスとか卒業して、普通の一般人のお客さんを唸らせれる、レーティングなんか全く関係もない、必要もないような爽快なアクション映画でも撮ってくれよ。
それとも、残酷描写を挿入しなければ、爽快なアクションは撮れないとでも言うのか!?
ただでさえ、現在のハリウッドの映画は暴力描写が溢れていて、客足が遠のいているのに、人種間の差別を助長する・正当化するような作品で質の悪いレイシズムや最下層のマナーやスラングをスクリーンを通して見る人々に洗脳して行くつもりか?
こんな中二病みたいな悪戯(いたずら)な真似事をずっと今後も続けているとしたら、一般のお客さんは君に本当に愛想を付かし、見向きもしなくなるよ。
ラスト凄い
対したストーリーなんて余り無いから、映画が長すぎる印象。
ただディカプリオの演技は必見、この人本当に上手い役者。
ブラピも最後に見せ場あり、二人の競演は必見です。
ラストのタランティーノの決定は、見終わった後、上手いなぁと思ったり、行って損はしないと思う映画。
ウェルメイド
手間暇、予算をふんだんに使って、、あんまり面白くない。映画的に。
家でゴロゴロしながら、好きな酒とタバコ片手に見るべき。
過去に生きる男クウェンティン。
デスプルーフpart2。
涙と笑いが同時に湧き出る
ブラピが格好良くて困るw
よい子の映画好きなので、事前にシャロン・テートについて調べてから映画を観た。
天使のようなシャロンが惨劇に巻き込まれてしまうのか、果たして!?と終盤までハラハラしながら見守った。犯人たちがブラピのいる隣宅に入った時には、よかったシャロンが救われた〜という安堵と、でも史実では…という複雑な気持ちで涙が溢れてきた。そして今まで抑えた分、サービスサービス!と言わんばかりの暴力描写と犯人の奇怪な動きに笑いがこみ上げてくる。火炎放射器まで出してきたよ!
人の死を悼みながら、同時に笑えるとは人間の心は複雑である…。
人によっては、「それで?」「監督の自己満足じゃん」と思うかもしれないが、監督が満足できない作品に意味はない。それでいいのだ。
昔々、ハリウッドで---
タランティーノ監督は、無垢な女優のシャロンテートの無念を晴らしたくて、レオとブラピに架空の人物として、マンソンファミリーを打ちのめしてやったんですね。最後のシャロンとレオが抱き合った時が、感動物ですね。しかし、ブラピは格好よいな。
何かトラブルが起こりそうで起こらない…?
この映画はタランティーノ作品の中でもスルメ版だと思った。
終始、何か起こりそうで結局何も起こらない!の展開がまず面白かった。
・その女の子とはやっちゃだめだ!危険なにおいがする!(車のシーン)
・牧場主は絶対無残な死体になっているはず…
・LSDが染みたタバコをディカプリオが吸って撮影現場で失敗するんだろうな…
・ブラピLSDトリップでバッドトリップしながら殺されるだろこれ
・ラストシーンでディカプリオがシャロンの家の門をくぐった後に…
などなど。
全くもって何も起こらなかったな!と後からじわじわ来ました。
そしてディカプリオとブラピの演技が本当によかった。
特にディカプリオの情緒不安定な感じとキレる演技がたまらない。
公開初日に観に行きましたが、今回は薄味で他の作品より落ちるかなぁ~と感じたものの日が経てば経つほどじわじわ効いてくる作品でした。
オマージュ元の映画には詳しくないのですが、映画愛(オタク的な)が満載で、終始にやにやしてしまう雰囲気はさすがタランティーノ。
シャロン・テート&チャールズ・マンソンについては知識ありで観ましたが、まーったくこの件を知らない人は情報を得てみた方がいい映画だと思った。私は何日に殺害されたのかまで覚えていなかったので、ちょっと悔しかった…。冒頭で日付が出た時点であちゃ~やっちゃったと思いました。
何も知らなくても面白いとは思うけれど、初見の衝撃って取り戻せないのでちょっと残念です…涙!
そしてエンドロールのレッドアップルのCMに痺れた…、ファンサービスをありがとう。
予習は必須です
本作は60年代のハリウッドの様子や文化を再現した映画です。その時代を知っている人は懐かしさを感じられるかもしれません。私はその時代を知らないのですが、空気感を楽しむことはできました。
あと、タランティーノ監督が大好きな脚が特に印象的に撮られていましたね。脚フェチの人はそこも楽しめるのではないかと。
そして重要なのは本作が「シャロンテート殺害事件」を知っていることを前提とした話であることです。私は予習不足で観てしまったので、途中分かり辛さも感じました。
調べてみると、史実に主演の2人を入れ込んだ形になっているようですね。スパーンの映画牧場あたりは風景も結構再現されているようです。
まず、レオナルドディカプリオとブラッドピットが同じ画面に登場しているだけで豪華でおお…となりますね。
俳優としての落ち目を感じ、情緒不安定なリックと、いつもドンと構えていて、男らしいクリフの組み合わせが素敵でした。序盤の2人のやり取りなんかはほっこりしました。ディカプリオがなんだか可愛らしくて。
劇中劇で、色んな役のディカプリオが見られるのも楽しかったですね。画質や画面の大きさがちゃんとそれらしく変わっているのも良かったです。
あとはディカプリオが自分のミスを叱責する場面がめちゃくちゃおもしろかったです。ずっと見ていたいシーンです。
ブラッドピットもちょいワルな感じで格好いいのですが、演技面でもっと魅せてほしい気もしました。ですが終盤のテックスと変に笑い合うところからのアクションは見所です!
あとはすっごく可愛いマーゴットロビー!シャロンテート役で、自分が出演した映画を観に行って他の観客の反応をみているのとか微笑ましい。可愛らしい分、その後いつ事件が起こるのか…と怖くもなりましたが。
気になったのが子役ながらプロ意識の高い女優…いや俳優のトルディを演じたジュリアバターズ。まさに美少女、演技も素晴らしかったです。今後が楽しみだなあと思いました。
結局のところ本作で描きたかったのは、「シャロンテート殺害事件」の改変だったのだと思います。史実通り事件が起こるのか…と思わせておいてそうはならないんかーい!という驚きもありました。落ち目の俳優とスタントマンがシャロンテートと事件による暗い余波からハリウッドを救う、むかしむかし…のおとぎ話。ラストはリックがロマンポランスキーと知り合えて、今後良い方向に進みそうなハッピーエンド。車のタイヤと同じように刺されたクリフは怪我で「交換」させられる暗喩ではないかと心配ですが。
いい所ももちろんあるのですが、全体としてはストーリーに掴み所がないというか…。タランティーノ監督作自体が掴み所のない作風にも思いますが、いつもはそれでもこう、どこかで繋がってくる独特の面白さがあるように思っています。それが本作では私にはあまり感じられず…。
終盤から不穏になり、一気にタランティーノ節が溢れ出しますが、それまでは正直退屈も感じてしまいました。60年代の映画、俳優に詳しければもっと楽しめたのかもしれません。
あとクリフの妻を殺したという噂はもっとストーリーに関わってくるのかと思ったらそんなことはなかったですね。結局本当かわからないまま…ハリウッドではこういう嘘か本当かわからない噂が多く出回っているということでしょうか?
あとコッソリ言わせてもらうとタランティーノ監督作のバイオレンス描写は痛々しすぎて大抵は引いてしまう…。ただ、火炎放射器は最高でした!
そして必見のエンドロール。タランティーノ作品に登場する架空のタバコ「レッドアップル」の宣伝が面白かったので是非最後までご覧になってください。
親の同窓会。
タランティーノ監督、ブラピ、ディカプリオと豪華なラインナップにマスコミもその他、この映画を取り上げるところは少なくないだろう。
ただ、取り上げられて有名だからといって観に行く映画ではないことだけは確かだった。
人と年齢を選ぶ映画だった。
私は今二十代前半で、映画も好き嫌いはするが親の影響のおかげで人よりかは色んなものを観ているほうだとおもう。
が
この映画はついていけなかった。
例えるなら、親の同窓会に連れてこられた子供の気分であった。
楽しそうな話をしていたり、慰めあったり、語り合ったり、武勇伝を語ってすこし喧嘩腰になったり。
そんな姿を、大人しく壁の方にあるイスに座ってジュースを飲みながらみているかんじ。
たまに自分にもわかる話が出てきて、ふふっとはなる。ふふっだけど。
で、最後にタランティーノおじちゃんが考えた余興をブラピおじちゃんとディカプリオおじちゃんと、その他のお兄ちゃんお姉ちゃんがやって
帰りに「あのおじちゃんたちすごかったね!」ってお話しして終わり。
ただ、60年代の映画や時代背景の描き方はとてもすばらしかった。
エンドロールまでとてもおしゃれだった。
服装や家、車からお酒タバコ、パパラッチのカメラやネオンの感じなど、60年代のレトロ展示会をみているきぶんでとても高まった!
そして、役者を目指してる人や少しでもやっていた人なら所々心に響くところがあったりするんじゃないかなと思った。
リックが、昔はあんなに活躍していたのに、、、と落ち込むところや
ふいに撮影時に自分でも納得のいく演技ができて、周りに賞賛された時の感動とか
シャロンが自分の映画を映画館で観て、自分の演技に反応してくれる客にニコニコしてしまうところとか
1つ1つに1人の人生と時間と気持ちがあって
観ていて共感ができるところが所々みえた。
しかし、やっぱり少し盛り上がるところまでの間が長いなぁと感じてしまった。
これは私がまだまだガキだからかなのかはわからないけど。
映画館の椅子で、お尻が痛いなと感じるぐらいには個人的にだれたのであまりタランティーノ監督だからと期待して観に行くには少し拍子抜けする映画なのかもしれない。。。
最後はやってくれますけどね。
最後は本当にすごかったです。
今まで大人しかったのが、一気に爆ぜ散らかしにきました。
人によっては始終楽しい映画かもしれませんが、私はすこし物足りなく退屈してしまったので評価は半分で。。。
ラスト20分がタランティーノらしい映画
これは、実話でしょうか?同名の映画も、たくさんありますが、リメイクでしょうか?
単純に、クエンティン・タランティーノとレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという名前だけで観に行きました。正直、タランティーノ作品は、微妙と思ってます。ストーリーはない、無駄に血が流れる、血の流し方というか、血の吹き出し方にこだわる、そういうイメージです。特に、キル・ビルあたりは、同意いただけるのかと…。とは言え、面白くないわけではないので、それなりに期待をして観に行ったのですが…。今回は、ハズレかな…?
タランティーノらしさは、ラスト20分くらい。無駄に長いダラダラとした日常生活のシーンは、ちょっと飽きてしまうくらい。時代が時代なので、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットも、あまりカッコよくない。でも、ブラピの男気は良かったかな。まあ、そのラスト20分に、ダラダラしていた全てが繋がり、そのラスト20分のおかげで、つまらなかったことも忘れて、面白いと思ってしまいましたけどね。
解釈が難しい、、
鑑賞し終わって情報の復習を何もしていない状況だが、難しかった。。
ラストシーンはタランティーノぽくってこれを待ってたんだよ感はあったのだが、前半は前知識不足で理解に苦しむ。
タランティーノ作品をリアルタイムで映画館で観たのは初めてだが、クセが強いなとはシンプルに感じた。
見事な脚本でした
まず 1969年のハリウッドを震撼させたシャロンテート事件。まさかこの事件を再現するつもりじゃないだろうな?とドキドキして見てました。時刻が23時04分とかいちいち表示されるのは・・・いよいよヒッピーのマンソンファミリーがとうとうやってくるのか!?とハラハラしました。
この映画1960年代のポップカルチャー テレビドラマ 当時の音楽を余すことなく紹介してて当時はラジオとレコードしか無かったんだあ と時代を感じさせますが 音楽はどれも細切れ(笑)
リックは煙草吸いすぎ!咳込んでばかりで見苦しい限り 相棒のクリフはトレーラーハウスに住んでて汚い室内をこれでもかとアップで映す ハリウッドスターもいつまでも栄華は続かない落ち目なんだが クリフはスタントの仕事が無くても超然として生きている カッコイイデスね 当時ハリウッドで売り出し中のカンフースターを軽く蹴り上げたり
しかし、映画のなかでこんだけテレビドラマを見せられたのは他にないんじゃない(笑)しかも実際のドラマに被せた映画のなかの映画 ドラマ 白黒のブラウン管のテレビ
街で拾ったヒッピー女を車に乗せてからだんだんとヤバくなる雰囲気 SEXを煽る少女の手には乗らず適当にあしらう所もカッコイイ。"ヒッピー牧場"ではかつての映画の友人が急に心配になり部屋に入るシーンのドキドキの凄いこと(笑)見事に騙される なーんだって
またタイヤをパンクさせたニヤついたヒッピー男をしこたま殴りつけ血だらけに祭り上げてやった爽快感。ヒッピー女の集団がじりじりと近寄って来る恐さ それも蹴散らしてやったクリフは素晴らしい この映画 どちらかというとリックよりクリフの方が主役のような気がする(笑)
終盤のいよいよヒッピー集団マンソンファミリーが襲いに来るのか!?
まさか ポランスキー邸に押し入るのかと思いきや・・・なんとタランティーノ監督は見事に裏切ってくれました。
この脚本は当時のヒッピー集団マンソンファミリーに対する絶対許さないという勧善懲悪を具現化したものでリックが火炎放射器を使い 銃を持ってプールに落ちたヒッピー女を焼き殺す。
リックの映画での演技が役に立ったという自画自賛
ロマンポランスキー監督の映画「テス」は大ヒットしてて その映画の冒頭シャロンに捧げる
という字幕がありますね。
ラストのエンドタイトルの後の数分間のシーン 煙草のCMか??
この映画の?え スポンサーでしたけ やたらと煙草が美味いと持ち上げるリック(笑)
映画の中の映画のスポンサーでしたか
リックがカット!の後 くそみそに罵倒して自分の看板を蹴り倒す
さすがタランティーノ監督の終わり方でした
予習必須の作品
初期のタランティーノ作品より近年のイングロリアス・バスターズ、ヘイトフル・エイト、ジャンゴが好きで、上映前から期待値が上がっていた今作。
ポランスキーも好きな監督の1人な為、シャロン・テートの事件はぼんやり知っていたが本作鑑賞前にしっかりと予習していった。
タランティーノさん、またやってくれましたね…
本当にストーリーというストーリーはほぼないにも関わらず、3時間鑑賞させてしまう魅力が溢れている。
60年代のハリウッド風景が素晴らしく、街の情景からファッション、車まで彼が愛したハリウッドが再現されていて、独特のカメラワークも相まって視覚的に飽きさせない作りになっている。
不穏なマンソンファミリーの登場から、最後は辛い場面があるんだろうなぁと思いつつ、ラストにこの作品にリックとクリフというフィクションを入れた意味が分かる仕上がりになっている。
それにしても、面白いとか、凄かったとか単純な感想でくくれない印象的なシーンが焼き付く作品。
正しい感想は、『強烈』か笑
さすが、映画おたく!
楽しいね。
時代も映画が良かった時代だ!
マックイーンとか知った名前もでて
ヒッピーの時代だったなあ!
バシィセントメリーの歌もあったりして
ブラピが、鍛えられた身体美しい
ブルースリーを倒したらだめだよ!笑笑
映画オタク渾身の一作!予習して観た方がいいです!
ディカプリオとブラピの2大スターの共演作ということで予習もせずに観た自分が失敗でした。
この映画は歴史上の事件を背景にしつつも、あくまでもフィクションという設定で描かれたもので、それをこうもタランティーノ流でアレンジしてしまうということに後から知って驚きました。
正直予習して観ると全然印象変わると思います。むしろ知ってること前提とした上で観る映画だと思いました。
どうしてあそこまでの表現をしたのか、どういう思いがタランティーノにはあったのか、素晴らしい出来だったと思います。
恐怖に会場が笑ってしまうというあのシーンは見応え十分です。
ストーリーは淡々としてますが、それはそれで良し。
時代を感じさせる撮影の仕方。コマの割り振り方。
現代のようにCGでド派手な演出をする映画とは違い、
人間深さで勝負していた時代を感じされる映画でした。
ディカプリオはあいかわらず演技力が神ってました。人を惹きつける演技力は年々増していっていると感じました。次作も絶対に観たい。
ブラピはクールすぎてかっこよすぎて、まさに憧れのおっさんって感じです。このような役はブラピしか勤まりませんね。
それにしても予習なしで観たのがもったいない作品でした!(´;Д;`)
今観れる最高のタランティーノ映画
過去の作品を、今発見して鑑賞して感動するのも良い体験だけれど、今この映画を良いと感じられるタイミングで劇場で観られたとゆう映画体験に幸せでいっぱいでした。
69年のハリウッドのうねるように渦巻くパワーを感じつつ、不穏な事件に突き進んでいく物語の中をふわふわと散歩してるような感覚。
終始じれったく感じる物語の進行はクライマックスとの美しい対比を持っているし、古い映画のなんかかっこいいけどやたら、テンポが悪い感じ、だからなんなんだよっ!っとつっこみたくなるあの雰囲気の再現なのかなとも解釈できた
。
それを映画としてクオリティをグッとあげてくれるディカプリオとブラピの演技の素晴らしさたるや。ただ全てがかっこよくタフで不遜で曰く付きのかっこよさをもつブラピと、繊細すぎるリックの見栄と不安の間でぐらつく姿をコミカルに愛らしさすら感じる演技を見せるディカプリオ。まず冒頭のカウンターで飲み物を飲む飲み方から、もう笑っちゃうし、あえてクサイオーバーめな演技をするディカプリオもレアで面白い、賞金稼ぎの掟のいちいちキメ顔するとこも良い。ずっとツボに入っててお腹が痛かった…人生最高の演技をみせるときの本気のディカプリオ演技なんて、それまでのグダグダなんだったんだよってなる迫力さ。ほんとに最高だった!リックのキャラは面白さは、スターダムに登りつめられなかったけどかつて実際にハリウッドで輝いていてなおかつ映画のフィルムの中で生き続けている俳優達の悲哀と情熱の塊でタランティーノの映画俳優への愛が詰まったキャラクターなんだろうなと思って愛おしいさと笑いがこみ上げるなんとも魅力的な存在だ。
そして、ただただ可憐にかわいく優しく描かれてたシャロンテート。タランティーノの映画らしくないまっとうに可愛く未来にキラキラした描かれ方にこそ、この映画の本当の意味があるんだろう。この映画の中が真実だったら良いのにと願ってしまう。
そして、待望のクライマックス。
まず、クリフが家に帰ってきてくれたことで生まれる「おーよしよし、これで大丈夫だ。」みたいな安心感。
そして、リック亭に普通に突入してくるマンソンファミリー。「こっちに普通に入ってきたー笑」ってゆう心の声とともに、期待どおりのバイオレンスを発揮してくれるこの展開はやっぱりタランティーノ映画!!!!
そして、デスプルーフのときとかも思ったけど80年代とか60年代とかその時代の映画背景を踏んで撮られたタランティーノ作品はものすごいクオリティでその時代の空気感を体験させてくれて、その時代に生きていなくともなんだかノスタルジーに浸れる作りで、そして後半または、クライマックスシーンですごく現代の感覚に引き戻される。そこが面白くってすごくエンターテイメントに感じる。最高でした!!!
良くも悪くもタランティーノ!
ハリウッドで生きる二人の男の物語。映画マニアのタランティーノだけあって、フィルムやその時代の映画愛が十二分に詰め込まれている映画。街の雰囲気や人の再現度はやはりクオリティが高い。
その中でも話の核となる、チャーリー・マンソンたちカルト狂団とシャロン・テート殺害事件が一本筋が通っている。
これは実話であり、いくつも映画になっている有名な話。それをすべて実名で絡めてきているのは、責めているなと感心した。また、巨大な映画産業であるハリウッドの中で生きるとはどういう事か垣間見えるのも面白かった。
ラストをドキドキしながら楽しむには、シャロン・テート事件を知った上で観た方が緊張感が倍増すると思う。
最後に、タランティーノ作品ではお馴染みだが、映画愛が強すぎる為に、物語のテンポはかなりゆっくりしているので、飽きてきたら、映画の中の小ネタを探して楽しむのも一つの楽しみ方。
ハリウッド自体が主役だ。
いやー、いいハリウッドだった。
実際に見た事はないけど、69年ハリウッドをそのまま切り取ったとしか思えない車やモノやロケーション。
役者の顔も脇役に至るまで50年前(半世紀前!)の人に見えるんだからすごいクオリティだ。それだけでも観た甲斐があった。
シャロンテート事件の顛末も突然別次元のリアリティの話が始まったような印象だったが、最後の最後にメインタイトルが出て「むかしむかし、、、ハリウッドで」と言われると、「あぁ、これはおとぎ話だったのか」となんか腑に落ちてしまった。
あのままシャロンテートが惨殺された上で、主役二人の物語をエンタメとして完結させるアクロバティックな展開を期待していたが、あの時代のハリウッドの一番の闇に光を当たって、なんだか清々しく感じた。なんかズルい終わり方(2回目)だとは思うけどね。
ストーリーはまったく入れて行かなかった。むしろ排除した方が映画を楽しめるので。なるほど。クエンティン・タランティーノがやりたかったのはこれか?映画のジャンルとしてはサスペンスだろうか。
Movix堺で映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
(Once Upon a Time in Hollywood)を見た。
ストーリーはまったく入れて行かなかった。
むしろ排除した方が映画を楽しめるので。
キャストだけ予備知識として頭には入れていた。
レオナルド・ディカプリオはいつものレオナルド・ディカプリオだと思えた。
アル・パチーノはやはり存在感が違う。
ダコタ・ファニングとマーゴット・ロビーは本人だとわかりづらかった。
いちばん味のある演技だと思えたのはブラッド・ピットだった。
やっぱりかっこいい。
冒頭からレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの関係性を描く描写が続く。
それからお隣さんであるマーゴット・ロビーに関する描写となる。
次に来るのはテレビスターであるレオナルド・ディカプリオがムービースターとして転身していく描写である。
上映時間が161分もあって、ストーリーとは直接関係ないブルース・リーや子役に関するエピソードもきっちり描かれていく。
中盤を過ぎて、これからこの話がどう転んでいくのかと考えていたらクライマックスに向けて大きくストーリーが動きはじめる。
なるほど。クエンティン・タランティーノがやりたかったのはこれか?
いわゆるシャロン・テート事件がモチーフだった。
映画のジャンルとしてはサスペンスだろうか。
グロすぎるあんな描写やこんな描写には賛否があるだろう。
お子様は見ない方がいいかもしれない。
夢に見る可能性がある。
とても長い映画だがまったくその長さは感じさせないのはさすがだと思った。
クエンティン・タランティーノ監督に拍手。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
ブラピとレオ様
ブラピとレオ様のダブル主演を、タランティーノ監督が、古き良きハリウッドを舞台に、どう輝かせるのか、楽しみにしていた作品でした。
タランティーノらしさが随所に散りばめられ、1960年代のハリウッドの史実が盛り込まれ、俳優へのリスペクトも感じました。
マックイーン、リー、マーティン、ポランスキー、そして、シャロン・テート…。でも、ブルースリーに関しては、彼の信者からしたら、ちょっと崩し過ぎではないのか…と苦情が来そう(笑)
本作は、落ち目のハリウッドスターとそのスタントマンとの友情物語がメインとしながらも、シャロンテート事件も並行して進むため、テート事件を知らないと、分からない内容になるかもしれません。
自分もテートの事件を知らなかったので、彼女の登場する意味が、ずっとわからなかったのですが、観終わってから、ググって納得しました。ぜひ、これから見る方は、シャロンテート事件について頭に入れて鑑賞してください。
レオ様とブラピについては、リックダルトンとクリフブースを演じてるといより、本人ではないかと思える安定感を感じました。最後は、クリフはリックのホントにスタントマンとなってしまいました、
それにしても、レオ様がスクリーンに映し出されている時は、ずっと酒を飲みながら、タバコ吸っていて、そういう時代だったんですね。
ラストの修羅場は、ちょっとやり過ぎの感じもしましたが、あれも、タランティーノワールドなのでしょうか。女性をあそこまでぶちのめす映像は、これまでなかなかなかった。
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