ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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本当にワンス・アポン・ア・タイム
落ち目の俳優とスタントマンの友情を軸にあの時代を良く描いている。
映画・ハリウッドのこと。ロサンゼルスのこと。ヒッピーのこと(私は良く知らなかった)。
ロスは90年代以降に何度かいったが、あの時の空気を思い出した。加えて69年の空気も味わえて、映画界の雰囲気も味わえるのでおトク。
ストーリーは、全てを自然に味わえる。悲しみ、笑い、痛快、カッコ良さが全部ある。
ブラピは老けてもカッコよく、デカプリオもいい味出してる。
映画が好きな人、ロスの空気が好きな人、あの時代が好きな人は是非観るべき映画。
追記 私もあんなバディが欲しい。
古き良き時代のハリウッド
ハリウッド・愛・おとぎ話
マジかよこの展開!!とは言っておこう...。
インタビューか何かで読んだけれどアルフォンソ・キュアロンにとっての「ROMA」すなわち1970年のメキシコシティが、クエンティン・タランティーノにとっての「1969年のハリウッド」ということである。即ちこれは彼が幼い頃の郷愁に満ちた文字通り「おとぎ話」な訳だ。
非常に凝ったつくりになっていて、この映画を観ただけで何本分かの映画を観た気持ちになる。私は60年代に詳しくないけれど、そういうのが好きな人ならもっともっと多くのトリビアを見つけられるのではないだろうか。個人的にはシャロン・テートが「テス」の初版本を買いに行くシーンにものすごくぐっときてしまった。
レオナルド・ディカプリオがよく泣き自分に怒りをぶつけたり悄気たり、本当に落ち目の男ぶりがかわいいというか...。受けるブラッド・ピットは色々抱えていたんですねえ、という感じを漂わせながら何故かいきなり脱いでみたり(謎のお得シーンだ)、緊迫する部分を引き受けてみたり。このふたりの圧倒的存在感。
マーゴット・ロビーのシャロン・テートはただただキュート。自分の出てる映画を観て観客の反応にはしゃぐ彼女の魅力爆発といった感じである。
1969年2月8日から始まる物語がいつ核心の「1969年8月9日」にゆくのかと思っていたら、後半の「ドラマまとめ」を見ているかのような目紛しい展開...の後に衝撃の当日が訪れる。これ、予習しないと面白み全然分からないから予習していってくださいね。「おとぎ話」とはこういうことなのか。抑制効き気味のそれまでを全て華麗にひっくり返す怒涛。笑って良いのか迷うが、多分笑って良いのだろう。個人的には大いに楽しめました。
161分は長過ぎと尻込みしたけど…
前半導入部分がグダグダで、とっ散らかった散漫な群像劇かと失望しましたが、さすがタランティーノ監督、結局最後まで飽きずに楽しませていただきました。
スティーブ マックィーンの「ブリット」が公開され大ヒット。カルト集団マンソンファミリーによるシャロンテート殺人事件。東海岸ではウッドストック。そして後年「スピリットが失われた」と、イーグルスが唄った1969年。そんな1969年のハリウッドのお話です。
全編フィクションとの事ですが、ノンフィクションみたいな箇所もいくつかあり、寡黙で謙虚イメージのブルース リーが実は横柄で大言壮語、ブラピにボコられるシーンはいかにもありそうで笑えました。
言葉の壁もありますが、当時の時代背景をもう少し学んでから見ると数倍楽しめそうな作品でした。
マスティフ可愛い
シャロンテートが、優しくて朗らかで、映画作りへの素直な情熱を持った魅力的な女性であったことを教えてくれた。救えなかった彼女と赤ちゃんの魂に少しでも寄り添おうとしているような優しい映画だった。
盲目的なカルト集団マンソンファミリーは、寝てばっかりいる盲目の老人と何の力も持たない小者の集団に上書き。
「イングロリアスバスターズ」のナチス狩りもそうだけど、タランティーノは決して許せない歴史の一部を改ざんしてくれる。その優しさにぐっとくる。
前半は、虚実が入り乱れる見事な運びにワクワクし、レオの一人反省会や、ブラピのトレイラーハウスの暮らしなどなど、もう楽しさ満載。
で、後半から、あの事件へのカウントダウンが始まるとドキドキするのだが、ここからまさかのタランティーノ節全開。
冒頭から、ブラピの車のハンドルを握る腕が強調される。誰もが抱かれたくなるようなセクシーで力強い腕は、なんと銃よりナイフより怖い凶器でした。
マスティフ可愛い。
エンターテイメントの裏側
面白かったです。
ストーリーはないです。群像劇です。
私はシャロン事件を知らなかったです。
普通なら飽きてしまって30分ぐらいで見ていられなくなるような話をタランティーノがとるとこんなにうまく映画にしてしまう。それは俳優の魅力、キャメラワークそして音楽の使い方から来ているのだろう。とはいうものの脚本は全くクソでもなくところどころに面白もいエピソード持ってきてやってそれなりに飽きないような工夫がされている。またはシャロンテート事件の伏線が早くから張られており事件を知ってる人だったらばそこんところがどうなるんだろうというサスペンス効果を生んでさらに飽きずに見ることができたであろう。カメラワークで特徴的なのがクレーン撮影だー。何度もクレーンで上のほうに上がっていってて上から俯瞰で見下ろすというシーンがある。これは一体どういう意味があるんだろうと思って見ているといちばん最後のところがそーゆーカメラワークになっている。そうかこれはきっと 。 。 。という意味だったんだなぁとそこでなんとなく感じられたのでよかった。また途中にカメラがフェンスのほうにぐっと近づいていき乗り越えていくかと思ったら手前で止まるというシーンがある。このカメラワークが伏線になってラストシーンのところで上手く効果が出ている。
もう一度見ればもっといっぱい発見があるかもしれないがとにかくこの映画は長い。そしてあまりおもしろくない。だから私がこの映画をまた見直すのは数年先になることだろう。
タランティーノはいつも映画をフィルムで撮影する。それはデジタルで撮影するよりもフィルムで撮影する方が美しいからだ。フィルム撮影の美しさは特に複雑な自然光が当たった時の人肌に出る。また背景のボケ味が全然違う。よく注意して見ていただければ誰にでもわかることだと思う。映画監督よ、映画はフィルムで撮影してくれ。
これが映画だ!と鳥肌が立った
・やっぱり一番はラストのチャールズ・マンソンらがシャロン・テートを惨殺すると思われた所を、タランティーノがこしらえたリックとクリフが、奴らを反対にぶっ殺す所が一番痛快だった。そして、シャロン・テートは死なずに済んだ…映画による命の救済で鳥肌が立った。
・この映画まで事件の事を全く知らなかったので、観る前に調べておいて本当に良かった。
・現実の歴史を映画が変えたような、映画が現実を凌駕したような感覚になってとても良かった。
・背景、小物、衣装など美術が素晴らしくて1969年にタイムスリップした気持ちになれて良かった。
・映画内で登場した映画が観てみたくなった。
・ブルースリーがクリフにボコボコにされてるシーンが館内でウケてた。何故ウケてたのかよくわからなかった。
・元ネタをもっと下調べしたら楽しめるんだろうなと思いつつ、事件だけでも楽しめた。と思う。
・ダコタファニングが物凄く可愛かった。初めて観た。
(9.18追記 プッシー・キャット役をダコタ・ファニングと勘違いしていた…マーガレット・クアリーだった。ダコタ・ファニングは赤毛女だった。いやはや。)
親しみのレオ様、憧れのブラピ
ネタバレはなし。
子供の頃から20年以上に渡って、このスター二人の映画を観て親しんできた世代としては、同じスクリーンに写っているだけでテンションはマックス。しかし内容も期待を裏切らない良い作品だった。キャラクターを個性的にみせるのに十分すぎる程時間を割き、そしてそれがのめり込む最大の要因となっていた。
■「親しみ」のリック(レオ様)
リックは自己評価が高くて落ち目の自分が許せない、時々ヒステリックになる様が不器用で愛らしい。輝く未来を見出せず、常に不安に陥っている様がこの世知がない現代日本においても共感でき、親しみやすい存在となっている。
■「憧れ」のクリス(ブラピ)
一方クリスは落ち着き払ったナイスガイ、人生流れるがまま、まあ成るように成る、死ぬこと以外~傷、といった体で内外伴ったイケメン。このどっしり感がリックの親しみやすさとは反対に、自分もこうありたいと思えるような憧れの存在として描かれている。二人の対比が良く映える。
■お茶目美女シャロン(マーゴット・ロビー)
実在した人物、シャロン・テートをマーゴット・ロビーが、そのクールビューティーな外見とは裏腹にお茶目で愛らしさいっぱいに演じているのがまたいい。自分の出演映画を観る観客の反応を楽しむ姿とか個人的には劇中で一番可愛いと思ったシーン。
昔々あるところに…
ネタバレ厳禁映画、ご注意下さい
最初に観たのと2回目以降に観たのとではストーリーの印象が全く別物になる映画ですので、ネタバレに気を付けて書ける範囲で…。
まずブラッド・ピット、終始一貫して格好いいです。
それ以上にレオナルド・ディカプリオ、演技派俳優の仲間いりという噂は本当でした(すでにオスカー獲ってますからね😅)、凄いです。
ただ、どこかの評論家が、タランティーノ作品の最高傑作、と宣伝していましたが、それは違う❗と断言できます(その評論家の方は過去の作品をきちんと観てないと思う)。
今作で取り上げた題材が、映画オタクのタランティーノ監督にとって“最も愛するもの”なだけに、どこか遠慮があったのか、淡々とした“愛の物語”になっているのかも。
ただ、これが他の監督のものなら、十分合格点ですし、要するに期待過剰だったのかもしれませんね。
賛否両論ありそうなラストについては、ご自身でぜひ確認してください。
結末を知らないで観る方が良い
タランティーノ映画をあまり知らない人が観ても楽しめるかと言われたら、もちろん、それは無理。ある程度、彼の作品を観ていて、彼特有のダラダラ感が受け入れられる人じゃないとやはり観ていて途中、退屈になってしまうのではないかと思う。
それこそがタランティーノの映画じゃないか!と言う人には、今度はちょっと物足りないかもしれない。今回は結構、会話よりも映像で説明をしてくれている。突然、回想というか説明シーンに突入していてびっくりしたところ2か所ぐらい。
しかしなんといってもふたつのテーマ、「リックとクリフの物語」と「シャロン・テート事件」における後者の扱い方には本当に驚いた。
タランティーノ、優しすぎるだろ。惚れてまうやろ。
最後のリックを迎い入れるシャロン達を俯瞰する映像には涙が出そうになった。
これはファンタジー映画だったんだ。
もしかしたら甘い温い遺族の気持ちを考えろなどなどの意見が出るのかもしれない。
だけどおそらく、多くの観客は実際にシャロン達がどうなったのか知っている。
カウントダウンにドキドキさせられていたと思う。
そこでハイになったクリフ(ブラピはイカれた役が似合う)とクリフに忠実なブランディが一味をやっつけまくる。叩きつけまくる。ブランディ、噛みまくる。
(リックは未使用の火炎放射器を持ち帰ってたのか?)
ハリウッドのおとぎ話でした。めでたし、めでたし。
ディカプリオもブラピも良かったです。子役の女の子じゃないけど、このふたりは演じてるというよりもリックとクリフにしか思えなかったので、こういう書き方にちょっと違和感。
ジョージ役にはバート・レイノルズが決まっていたそうで、観たかった。とても残念。
★5点はつけすぎかもしれないと自分でも思うけれど、10作目で引退なんてやめてね、という応援分含む、です。
あの事件は知っておいてな
タラ映画は長い。161分。それもなんてことのない日常描写とか長い会話だったり。だがそれが不思議なグルーヴを産み、奇妙な映画体験となる。今作もそう。
舞台となった時代へのQ監督からの愛。車のやや後ろの今はほとんど見ないアングルから映されるハリウッドと流れるロック。西部劇・TVショウ・イタリア映画etc…。
ディカプとブラピへの深い愛もビンビンに感じたな。
ラストについては言わぬが花ってことで(最高)
ジワジワ系タランティーノの最高峰。(一見さんにはお勧めはしにくいよ)
刺激が足らない。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』字幕版
*主演*
レオナルド・デカプリオ
ブラッド・ピット
*感想*
タランティーノ作品を見るのは久々で、さらにレオナルド・デカプリオとブラッド・ピットが競演するというので、公開までワクワクしてました。
僕はまだ若いので、昔のハリウッドの世界観についてこれなくて苦戦しましたが、当時のTVや西部劇などの映像がとてもリアルに思えましたし、作り方が上手いなって思いました。
落ち目な俳優リックとリックを支える相棒でもあるスタントマンのクリフが苦楽を共に過ごすのですが、全体的にダラダラ感があって、何度も眠たくなりました。(笑)
タランティーノだからなんかこう~刺激的な演出がたくさんあるのかなって思ってましたが、非常に少なかったのが残念。ラスト13分のシーンは思わず苦笑いしてしまいましたね。。(^^;
刺激的な演出やマーゴットロビーともっと絡んで欲しかったな。長い割にはイマイチでした。
でも、昔のハリウッドは文句なしです。タイムスリップしたかのような感じ。
総じて、内容的にはイマイチでした。ラスト以外は、タランティーノ監督らしくないかな、、
刺激が欲しかった~~ 残念!
タランティーノ監督はクセになる⁉️
『○○○○はくせになる』
『○○○○にご用心』
『○○○○は難しい』
パルプフィクションだろうが、ジャンゴだろうが、一度味わってしまうとクセになるのが、タランティーノ監督だと思います。
数年に一度の書き下ろし長篇の新作を心待ちに、発売日が発表されると居ても立っても居られなくて、発売日の朝は出勤前に開いているターミナル駅の書店に寄ってしまう。村上春樹さんの小説はいつもそんな風に手にして、読み始めた途端グイグイと物語の中に引き込まれていく。だけど何年も待ってたのに早く読み終わってしまうのがもどかしくて、後半は次の週末まで我慢する。
タランティーノ監督作品への想いも、限りなくそれに近いものがあります。冒頭の『 』は文芸評論家などによる村上春樹さんの評論本のタイトルですが、○○○○の中にタランティーノ監督の名前を入れてもそのまま通用するほど、どちらも中毒性は強力です。
というわけで、私の場合、リアルタイムで新作を味わえるそのことだけで、ほぼ無条件に肯定的に受け入れてしまいます。
これまでの作品同様、本作も優に2時間を超える長尺ですが、長篇小説と同じで、背景や人物イメージを我々受け手側に伝えるのに効果的なシーンしかありません。しかも説明的な場合も緊張感やユーモアが散りばめられていて面白いのだから堪らないですね。天才子役の女の子との会話のシーンも全体の中では僅かな時間なのに、描かれていることの滋味を思い出すだけで泣けてきます。ディカプリオ絡みのシーンを集めれば、劇中劇だけで映画1本味わった気になれるほどです。
ところで、タランティーノ監督の多才、多趣味、オタク振りは色々と語られているようですが、『薄汚れた足の裏』フェチってありましたっけ?
とっても楽しい
ブラッド・ピットの友達ぶりがファンタジーの域ですごい。普通ならひがむだろうし、扱いもそれほどよくない。一緒にイタリアに行ってもディカプリオはファーストクラスで、ブラピはエコノミーだ。ブラピの立場なら、ディカプリオの愚痴なんてちゃんちゃらおかしくて聴いていられないのではないだろうか。にも拘わらず、励ましてあげていて、なんて都合のいい友達だ。
ブルース・リーが嫌なやつで、しかしあんな感じであったような気もする。
シャロン・テートの見ていた映画を見てみたい。
ヒッピーに対する憧れがあったのだけど、自分にはあのような集団生活は絶対に無理だし、仲間外れにされてしまうと思う。
ブラピがラリっていながらもマンソンファミリーを撃退する場面が面白い。鬼のように強くて、容赦なく殺すつもりで戦っていて、イタリア人の嫁がぴょんと跳ねるのも面白かった。
いろいろ楽しめた映画だった。
「ワンス・アポン・ア・タイム」というタイトルだけに、少し昔が舞台で、更に昔を振り返る場面がたくさんあった。レオ様とブラピのファンとしては同じ映画の中で二人を観れることがとてもうれしい。それだけでも観る価値がある。とても長い映画だけれど、リック(レオ)とクリフ(ブラピ)のよい関係が映画の進む流れに沿って、徐々に描かれていくことや、ほんの少しの格闘シーン、ほんの少しの笑えるシーン等々、いろんな要素が詰まっていて飽きずに観ていられた。レオ様はかつての人気俳優から少し落ち目になった俳優役で、泣かせるシーンがいくつかあった。女の子とのシーンが良かった。ブラピはスタントマン役だけれど、スタントをしているシーンはほぼなくて、謎が多く、かっこよさを全面に出していない役。でもかっこよさを隠しきれていない。ずっと平和な流れだけれど、最後はちょっとびっくりな流れに変わる。なかなかいい映画と思いました。
最高のタランティーノ作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のジャパンプレミアに参加
2019年8月26日
1969年ハリウッドが永遠に変わった年。
あの頃のハリウッドが目の前に...
渦巻く陰謀と運命がゆっくりと絡み合う...
カルト集団マンソンファミリーが起こしたシャロンテート殺人事件を軸に描き笑いに溢れ興奮止まらない
タランティーノ作品の中で最も印象強い物語...
全てのシーン、全てのショットに監督の天才を感じ、古き良きハリウッドに、ハリウッド映画愛の詰まった知ってれば知ってるほど面白い最高映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
タランティーノ監督らしさ全開で歴代作品の集大成とも言える今作本当に最高!
レオナルドディカプリオ、ブラッドピットの熱演はこの映画をより素晴らしくより特別なものに!
8月30日公開!!!!!
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