ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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うーん
ディテールはワクワクします。70%くらいはワクワクの連続でした。ブラピは良い歳の取り方していて最高です。ますますロバートレッドフォードに似てきた。
トゥルーロマンスぶりのラリ演技です。
ブルースリーはグラサンかけてる間は物凄い似てます。
喋り方、言ってる内容も本人が言いそう。不良だしイキり方や態度に関しては気にならない。
しかしグラサン外した途端、全く似てないです。
やはり黄色人種以外は黄色人種がみんな同じ顔に見えるらしい…あとタラの中ではブルースリーはジミーウォングと同じ枠なんだとわかって失望しました。いくらなんでもマヌケに描き過ぎてる。そこまでして元グリーンベレーのスタントマンの偉大さを描きたかったのか…?
いつものタラ映画って感じで大方エンディングの予想はついてましたが、これは消化不良です。アウトレイジ最終章を見終わった後の感覚に近い。決着がついてないと感じたのは自分だけでしょうか?イングロ、ジャンゴではあれだけ派手にやったのに…
シャロンテート愛だけは伝わった。つか実際にはそれだけの映画という気がする。もっとディカプリオの負け犬ワンサゲインストーリーに深みが欲しかった。イーストウッドの事でも良かったような…
全体的にギャグが利いておりバイオレンスも笑えるようになっているが、実際にあった事を知っていると素直に笑っていいものなのか考えてしまう自分がいた。
ブルースリーをボロクソに描いた理由。武術家よりグリーンベレーの方が強いに決まってるだろ?って理屈もあるが、本質的に実は差別的なものを感じてる。キルビルのアジア描写や千葉ちゃんの描き方を見ればわかる。映画人として一定のリスペクトはあるかも知れないけど、少し違う。詳しい癖にワザとああいったアジア描写をやってるのは完全にネタとしてやってるしリスペクトしてるとは思えない。タラは最近のハリウッドが中国資本に飲まれそうになってきている事への反発でリーのあの描き方をしたと思う。いつもやる映画の中で復讐。でもブルースリーって中国の象徴なんじゃなく、アメリカで差別されまくったアジア全体のヒーローであるし、そういう事も全部知っててやってるとこに悪意を感じた。
アジアを舐めてるって事。
もうタラちゃんには期待しない
古きハリウッドの描写は良いけど、無駄に長い
友情と、オマージュと
リックとクリフの固い友情は、きっとタランティーノの変わらぬハリウッドへのリスペクトと同じくらい不変なのだ。
ちょっと悲観的だか、見栄っ張りのリックと、欲はないが、冷静で腕っ節の強いクリフ。
アンバランスだが固い友情で結ばれた、この2人は、あれやこれや複雑怪奇だが、多くの人を惹きつけてやまないハリウッドそのものなのではないか。
大脱走、マックイーン、ブルースリー。
古い良きハリウッドの名作と俳優たち。
ロマンポランスキーとシャロンテートの事件はあまりにも有名で、そこは事実を描くのかとドキドキしたが、ところがどっこい、さすがタランティーノので、クリフを絡ませた別の展開を持ってきて、独特な血みどろ、丸焼けの暴力シーンで皆を惹きつける。
凄惨なはずなのに、目を背けるほとではないのはなぜだろうか。
そう言えば、観客がシャロンテート事件を想起させるように、きっちりヒッピーやカルト集団を描いて、見る側を翻弄するのもタランティーノらしい。
それに、これも古き良きハリウッドらしく、勧善懲悪で、寡黙で、どこか世の中を見通したようなクリフの正義(?)は勝つのだ!
古き良きハリウッドよ、もう一度…と言うより、きっとこうしたリスペクトがある限り、そして続く限り、映画は面白いんじゃないかと期待させてくれる。
そう、ハリウッド、まだ頑張れよ、と励ましたくなる、まだ、友達たよなと言いたくなるような、ジワっと楽しい映画だった。
肝いところを探せ!
火炎放射器!
途中ちょっと長いかもとも思ったけど、60年代のロサンジェルスへのオマージュあふれる作品でした。
Mクアリーの服装、仕草がキュート。腋毛も。
シャロン(ロビー)は輝いてましたね。プレイボーイマンションのパーティ、楽しそう!
リック(ディカプリオ)は台詞が出てこなくてキレたりするし。
クリフ(ブラピ)があそこに入っていく時はドキドキしました。
そしてあの日の結末。
ヒッピーたちを撃退したことをきっかけに、お隣さんとお付き合いするようになってリックはまた仕事をもらえるようになった、というオチなのかな、と私は思ったのですが。クリフは元気になったのかな? 気になります。
長い!けど面白い!タランティーノの不思議
落ち目の俳優と専属スタントマン。映画の街ハリウッドでの彼らの日常を描きながら、ある事件の発生日に近づいていくという構成。
とにかく前半が長い!でも不思議と退屈ではない。リックが酒に溺れながらも俳優として生きていこうとあがく姿は淡々としてるけど面白かった。実際に当時作られた映画やドラマのような映像も流す必要ある?と思うけど、それがよかったとも言える。これが作りたかったんじゃ?と思うほど。
でも、最後のシーンに行くと、やっぱりこれだよね!という映像だった。こちらがイメージしていたものとは全く違ったけど、これこそタランティーノ!という痛快なもの。そしていろんな意味で戸惑うのではないか。
近年のタランティーノ監督作は長い!と思いながら面白く観てしまうものが多い。本作もそんなタランティーノの不思議な魅力に溢れた作品だった。満足!
【後半のハリウッド俳優に実際に起こった哀しき史実に対するタランティーノ監督の激しい怒りが炸裂するシーンを、全面的に肯定する作品。今作品で引退なんて、冗談だろう?タラちゃん。新作を待ってるぜ。】
ー 映画愛溢れる様々なオマージュが盛り込まれた、タラちゃんの作品は見終わった後、いつもお腹一杯になる。内容が特濃で、尚且つ頭フル回転で観るからである。ー
・この作品は、彼のハリウッドを愛する気持ちがきっちり表現されている。(あの展開には、見事に一本取られたよ。)
・劇中劇の挿入の仕方も見事である。
その劇中劇でセリフを忘れ才能の無さを嘆いたり、8歳の可愛い”役者”さんから演技を褒められ涙するリック・ダルトンを演じるディカプリオ、流石である。
・が、自由に生きるリックのスタントマン、クリフ・ブースを演じるブラッド・ピットの不敵な笑みと言動の格好の良さが際立つ。
腕っぷしの強さや(画面に映し出される腕の筋肉の太さにビックリ)少し、陰のある過去を匂わせる部分などを含めて、不死身の男を見事に演じている。
プランBの仕事の中身も凄いが、彼が超一流の俳優であることを、再確認したモノである。
・この二人を含め、アル・パチーノ、ダコタ・ファニング、マーゴット・ロビーといった錚々たる演者が嬉々として馳せ参じる監督はそうはいないだろう。
・そして、この作品の見応えあるレベルの高さ。
<今作品で引退なんて、冗談だろう?
クエンティン・タランティーノ監督。新作を待ってるぜ。>
本当にワンス・アポン・ア・タイム
落ち目の俳優とスタントマンの友情を軸にあの時代を良く描いている。
映画・ハリウッドのこと。ロサンゼルスのこと。ヒッピーのこと(私は良く知らなかった)。
ロスは90年代以降に何度かいったが、あの時の空気を思い出した。加えて69年の空気も味わえて、映画界の雰囲気も味わえるのでおトク。
ストーリーは、全てを自然に味わえる。悲しみ、笑い、痛快、カッコ良さが全部ある。
ブラピは老けてもカッコよく、デカプリオもいい味出してる。
映画が好きな人、ロスの空気が好きな人、あの時代が好きな人は是非観るべき映画。
追記 私もあんなバディが欲しい。
古き良き時代のハリウッド
ハリウッド・愛・おとぎ話
マジかよこの展開!!とは言っておこう...。
インタビューか何かで読んだけれどアルフォンソ・キュアロンにとっての「ROMA」すなわち1970年のメキシコシティが、クエンティン・タランティーノにとっての「1969年のハリウッド」ということである。即ちこれは彼が幼い頃の郷愁に満ちた文字通り「おとぎ話」な訳だ。
非常に凝ったつくりになっていて、この映画を観ただけで何本分かの映画を観た気持ちになる。私は60年代に詳しくないけれど、そういうのが好きな人ならもっともっと多くのトリビアを見つけられるのではないだろうか。個人的にはシャロン・テートが「テス」の初版本を買いに行くシーンにものすごくぐっときてしまった。
レオナルド・ディカプリオがよく泣き自分に怒りをぶつけたり悄気たり、本当に落ち目の男ぶりがかわいいというか...。受けるブラッド・ピットは色々抱えていたんですねえ、という感じを漂わせながら何故かいきなり脱いでみたり(謎のお得シーンだ)、緊迫する部分を引き受けてみたり。このふたりの圧倒的存在感。
マーゴット・ロビーのシャロン・テートはただただキュート。自分の出てる映画を観て観客の反応にはしゃぐ彼女の魅力爆発といった感じである。
1969年2月8日から始まる物語がいつ核心の「1969年8月9日」にゆくのかと思っていたら、後半の「ドラマまとめ」を見ているかのような目紛しい展開...の後に衝撃の当日が訪れる。これ、予習しないと面白み全然分からないから予習していってくださいね。「おとぎ話」とはこういうことなのか。抑制効き気味のそれまでを全て華麗にひっくり返す怒涛。笑って良いのか迷うが、多分笑って良いのだろう。個人的には大いに楽しめました。
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