ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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中高年向けか?
タランティーノ映画、私も無理だった~~(笑) とにかくただ長くてダラダラと昔の古き良き?ハリウッドの街並みとレオ様・ブラピ様の生活の様子が描かれているだけ。あとは暴力シーンと、さも「ハイ、ここで笑って」みたいなわざとらしいコメディのシーン。
子役の可愛い女の子とのやりとりだけは素直に笑えましたが、他はちょっとあまりにベタ過ぎて、、隣席の中高年夫婦らしき客の妻の方が上映中終始ポップコーン食べ&飲み物飲み続けつつ、ずっ~~と"ハハー"だの "フフンー"だのいちいち声に出して笑っていたのが異様でした。50代半ば以降の年代の人にはウケるのだろうか?後ろの席の女はやたら椅子蹴るし、タランティーノ映画好きはこういう客層なんですかねぇ?
☆2つはレオ様・ブラピ様の演技力に。
ストーリーは結局何が言いたいのか全く分からず、、自分に刺さったのは、シャロンテートの「トマスハーディーのテスの初版本を、夫にプレゼントするの」のセリフだけでした。かなりブルースリーを茶化してましたが、本作より"燃えよドラコン"の方がよほど面白い映画ですけどね。
そういえばトイレなのか途中で帰ったのか確認できませんでしたが、上映中にやたら席を立つ人が目立ちました。通常の映画の5倍~10倍?こんなに席を立つ人が多い映画初めてかも。
追記:
タランティーノ映画はレビューの評価を真に受けてはいけないこと、映画通の称号が欲しい男性が世の中にこれだけ大勢いることを初めて知りました。
サクラかと疑いたくなるほど競いあうように絶賛しているレビューが次々投稿されていて驚愕してます。"共感した"を互いに押し合っておられるのでしょうか。
高級な酔いどれどもの与太話
タランティーノ作品はそれなりに観ているが、いつも思うのは、突拍子もなさを競いとめどなくエスカレートする酔いどれどもの与太話を本格的に映画化するとこういう感じなんだろうな、ということ。
今回は、ハリウッドの裏側を、ある映画俳優たちの数日、という感じで描きながら、回想に様々な伏線を張り巡らせた。スパイスになっているのは、凄惨な場面に最も近いところにいながら、なぜかそこに全く絡まない天使のようなシャロンテートの日常だ。彼女が、撮影中のエピソードを振り返りながら自分の出演作を観賞し、出演者特権を存分に利用する姿が、全く嫌みなく、愛おしさすら感じられる。ちょっとばかりじわっときた。
ディカプリオ演じるリックダルトンと子役の絡みは、予告で先に観ていなかったらもっと笑えたはずである。ああいう、作品の肝は、予告に入れてほしくないとつくづく感じた。
ブラッドピットは、いよいよ円熟味を増し、演技力の高さが鼻につかないほどに役を生きている。実は、この映画で最も印象的なシーンは、彼がリックの自宅のアンテナを修理すべく屋根に上がる場面である。どうやって上がるかは、ぜひ観賞した際のお楽しみにしてほしい。クリフが、関係者に疎まれながらも、来たるべくチャンスを生かすために、日々どれほど鍛練しているかが、このシーンひとつで理解できた。プライドの塊で、非常に面倒くさい奴だが、ストイックなまでに自分がするべきことを理解し、一度結んだ絆は決して裏切らない人間である。タランティーノは日本の任侠物に造詣が深い監督としても有名だが、今回の任侠は、間違いなくブラッドピット演じるクリフブースだ。
古い映画の知識があれば、もっと楽しめたろうが、あいにくそれほどの映画オタクではない。前に座っていた老夫婦がしきりに笑っていることに気後れしながらの観賞であったので、マイナス0.5ポイントである。隣で観ていた長男は、もっと分からなかったらしく、ラストのクライマックスの爽快感だけが残ったそうだ。伏線の回収は見事で、ああ、あのアイテムがここで出てくるんだあ、と笑いながら納得していたが、そこまでが長い!と言っていた。確かに。
タランティーノのテンションに追いつくために、一杯引っかけてから(いや、数杯か)観賞するのが一番よいだろう。ラストのクライマックスでは、みんなで拳を振り上げて喝采を捧げたい。
シャロンテートに愛を込めて
私にとって8月9日はずっと消えないトラウマだった。
彼女の事件は数々の名作ホラーを生み出した。
この映画の最後にも、きっと身ごもったシャロンがマンソンファミリーにビートルズの歌を歌いながら腹を刺されるのだろうと予想していて、少し行くのは戸惑った。
だがタランティーノは裏切った。
シャロンが映像の中に生き返っているではないか!?
音楽を聴き、パーティーで遊び、夫のために本を買って自分の映画を足を組みながら見ている。
タランティーノは決して彼女を悲劇のヒロインとして書くのではなく、1人の女性として彼女を映像の中に生き返らせてくれた。
彼女と彼女のお腹の子は無くなってしまったことは本当に悲しく、世界の流れも変えた。
しかしながら、事件の悲惨さだけを切り取った映画から抜け出し、彼の映画の中で、自分が生きていたまんまの世界でこれからも生き続けられる事は、彼女や彼女の遺族、友達にとって最高の幸せではないだろうか。
タランティーノは映画ファンたちのトラウマを消してくれた。
この映画はまるで「この世界の片隅に」のように優しく、敬意のこもった映画である。
やっぱりタランティーノだった。
私にはタランティーノ監督作はわからないんだろうなって改めて感じた。
確かに友情物語かもしれない。昔のハリウッドはこうだったのかもしれない。デカプリオの劇中演技は素晴らしく、二人のキャラクターの違いもたってたと思う。でも退屈だった。そして最後の最後にタランティーノ感がでて、ただただびっくり。
タランティーノ監督の映画初めて見ました
インハリウッド
ブラピかっこいい!
50歳をすぎてもあの上半身はさすが!
ブラッディ・メアリー飲みながらセロリかっこいい!
ディカプリオもかっこいい!
アル中な自分にファッキン!っていいまくりながら酒飲んでしまってるところ好き!
子役の子人質にとって話すシーンめちゃくちゃ上手い!
てかあの子役の子めっちゃ可愛い!
2人で「FBI」鑑賞してるシーンもいい!
タランティーノ監督だから分かってはいたけど、痛々しい表現あるよねー。
最後に偶然が重なりあって人々が導かれたように出会う感じはさすがにタランティーノ節だなーって思いました。
映画マナーについて!
引き延ばすけどブレない軸
3週目に入ります日曜の午後でほぼ満席。
ディカプリオとブラピの共演とはいえ、映画偏差値の高いイメージのあるタランティーノ作品でなんだか不思議な感じ。。
字幕しかないようなので字幕版です。
ところどころ聞き取れる英語のセリフもあるのは嬉しいんですが、とにかく情報量が多いので、できたら吹替版もやって欲しい派。
感触としては3回くらい観てやっと「観た」と言える感じ。
とはいえストーリーラインはシンプルで、落ち目のキャリアに悩み情緒不安定なディカプリオと、スタントマンとしてビューネ君のごとく彼をケアするブラピの現実とが、ハリウッドを震撼させたシャロン・テート事件とクロスしてどんな結末を迎えるのか、それだけ。
アタマの長い長い会談場面でそれを印象づけたら、あとは彼ら2人とともに往年のハリウッドの街に繰り出すだけ。
まあその冒頭からあまりの引き延ばしっぷりになかば呆れるわけですが、空気感の作り込みが徹底してるので、不思議と退屈しないんですよね。
またネタ的に近い「マルホランド・ドライブ」では描かれなかった実際の撮影現場を見せることによって、尺はかさみますがディカプリオのドラマに実感を伴って寄り添うことができます。マルホとは予算も違うでしょうが、この差は大きかったと思います。
以下、ほんのりとネタバレします。
マンソンファミリーの事件に関しては、結局今もってよくわからない。ただ、正しい対処としてはこれしかない! という明確な決意表明を感じました。
およそ常人には理解不能な異様な出来事に対して、生半可な好奇心でもって接近したり、下手に深淵を覗き込むような愚を犯しません。ただやるべきことをやる、という潔さ。
最後、あの門が開いたとき、そこにはあり得べき未来が拡がっているようで感動的でした。
ただ、現実のシャロン・テートが赤ちゃんとともに惨殺されてしまうことは変わらないわけですが。
「シャロンを墓石の下から救いたかった」とは監督のコメントですが、まさか(物理)とは…
ただ、力点としては終始ホモソーシャル感の漂う主役コンビに置かれているため、肝心のシャロン・テート自身はあくまで映画の天使みたいな未来に胸を膨らませる新人女優の象徴のごとく描かれ、高名な監督の妻であること、まもなく子供を迎える母親である以上のパーソナリティを伺うことはできません。
作品の意図としてはそれでいいのかも知れませんし、また実際のフィルムを引用することで一応のエクスキューズは入れていますが、これだけの長尺で、元彼まで出したりしておきながら、結局はマリオに救出されるピーチ姫以上の存在にはなっていないように思いました。
あの時代を生きてみたかった!
予習して観たのは正解でした。
1969年のLAを再現
まずは何より1969年のLA、ハリウッドの見事な再現ぶりに感心する。車、カーラジオ、看板、行き交う人々の服装、セレブたちの屋敷やパーティー、そしてヒッピーたち。もちろん当時を実体験しているわけではないが、きっとこうだったんだろうな、というイメージどおりで納得。
劇中のテレビ映画のグレイドの高さにも、思わずにんまり。落ち目の俳優役のディカプリオが度々落ち込んで、涙ぐみ、暴れるところは、すごく良かった。ブラピとの熱い友情を感じさせるシーンがもっとあるのかと秘かに期待していたが、タランティーノが野暮なシーンを撮るはずはないよね。
ラストは一気に暴力映画、ゾンビ映画になったが、エンディングの穏やかさに拍子抜けを感じつつも、その頃のハリウッドとその象徴としてのシャロンテートへの敬意と愛着を表したものだと、見終わってから、わかった。
懐かしい。しかしシャロンテート事件はどうなるの。
タランティーノの「好き」が表に出すぎてしまっている
難しいが、レオとブラピがナイス
だからなんだって話
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