ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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「Good fiend,Cliff」「I Try」
50年も前の、昔、昔の話。
まず、実際に起きた「シャロン・テート殺人事件」を知った上でこの映画を観ることが必修。
シャロン・テートの隣人である二人はフィクション。彼らがどう絡んでくるのか、いつ事件が起こるのか、「時間よ止まれ!」的な気分で意識はそっちに行きながら、よそ見をしているような状態で終盤へと突き進む。ラストは、まるで手品師が、客の目の前でパっと予想外のものを見せつけてニヤリとするような、そんな驚きと喝采。ただこの喝采は、暴力性が強いこともあって人によっては眉を顰めかねない。個人的にもこの手の表現ゆえに、この監督はあまり好きではない。スティーブマックイーンやブルースリーが出てくるのは監督のお遊びであろうが、そのキャラ設定にもなんか差別的な空気も感じるのが不満。
だけど、白人至上主義の世界を肯定的に捉えながらこの映画を観れば、ゆるぎない信頼と友情につながれたこの二人のバディっぷりに賞賛の拍手を惜しまない。
やっぱり映画って楽しい!
タランティーノと主演の2人、の前知識だけで観に行ったのが正解。
ポランスキーと楽しそうに戯れるシャロン、そういえばこの人殺されたよねえ、あれ、なんだかだんだんと不穏な空気に?ああそういえばあの寝たきりだった老人がチャールズ・マンソン的存在?となると、この4人がシャロンを…危ないよシャロン!と思いきやさすがの大どんでん返し、殺人兵器と化したクリフの愛犬と、リックがぶっ放した火炎放射器で爽快に一件落着。もう爆笑です。
ちょっと落ち目のリックをディカプリオが演じているのが妙にリアルで、まあだからこそのあの自暴自棄になった時の迫真の演技。レヴェナントでオスカー取ってなかったら、観客側もやるせない気持ちになったにちがいない。
無駄にダラダラとするのも彼らしいが、正直長くてちょっと疲れます。最後にぶっ飛ぶけど、その疲れも。
映画好きによる映画好きのための映画。イングロリアス・バスターズやデス・プルーフあたりを思い出しました。
60年代ハリウッドの予備知識必要
1960年代のハリウッドの話。
"シャロンテート殺人事件"という史実を元に60年代のハリウッドの社会情勢なんかも絡めながら話が進む。
ので、その時代の予備知識があるのとないのとでは面白さが格段に変わってくるはず。
私は残念ながら、60年代ハリウッド映画もヒッピー文化もシャロンテート殺人事件も
何も知識がなかったのでストーリー自体なんのこっちゃ分からず見終わってしまいました😭
3時間ほどある映画の中でたらたら喋ってるシーン多かったり結局血みどろだったりタランティーノ節炸裂。
ブラピがめちゃくちゃかっこよくてバイオレンスなのに鑑賞しながらニヤニヤしちゃってました。
60年代ハリウッド映画好きの人にはめちゃくちゃ刺さる内容だと思います!
レオの演技を堪能する映画
豪華な2人
プラピとディカプリオ、W主演でなんと豪華なんでしょ〜こんなことはもう無いだろうから貴重な作品。
タランティーノらしくちょっと笑えるところもあって。撮影中に失敗して自分の車に戻って怒りまくるところや(酒辞める、とわめいてもその日の夜にはまた飲んでる、ダメじゃーん)火炎放射器背負ってくるところは笑える〜!
タランティーノ作品は暴力シーンが痛すぎる。そこまで殴らなくても、、、ちょっと可哀想なくらい😖
シャロンテートの家が襲われず、リックとクリフが犯人を撃退するのは、事件を知っている人達からすると、すこしはスカッとした、、、かも。最後のやり取りも現実は違うから悲しいけど、ちょっと救われた感じ。
ただ、ブラピは大好きだしクリフになりきってたけれど、内容を考えるともうひと回りくらい若い人のがいいのでは?と思ってしまった。ブラピ、ごめんなさい🙏
ディカプリオが出てるから観てみたけれど
ディカプリオとブラピが出てるし大御所とか言われてるタランティーノ監督とやらの作品だというので、面白いのかなと軽く観に行ってみたけれど、長くて長くて途中退場しようか我慢しながら結局最後まで観たけど何が言いたいか分かりにくいし話も色々前後して分かりにくい。
長い時間を返してくれ!と言いたくなるような作品でした。
ノスタルジーは感じるけど間延びし過ぎ。
何処に焦点を当てるべきか定まってない。
最後のバイオレンスのシーン、気持ち悪くてずっと眼をつぶってました。
私は好みではないです。
予習しないとダメだった。
シャーロン・テート事件を知らずに。
起承転結を期待する映画では無いが。
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承がひたすら続くイメージ。ストーリーを楽しむと言うよりは、ほうほう、と思いながら続く映画だった。
まずは映像が良い。
最高のキャストに、お洒落な時代と背景たち。
カメラワーク、アングルもカッコよく、スタイリッシュだった。
デカプリオの演技の素晴らしさを、強く体感できた。
子役の女の子、大物。将来が楽しみ。
何の予備知識もなく見たため、織り込まれていた細かいシーンのいくつかに「?」が付いて回った。
どう言う意味があったのか、映画を見た後に、史実を知り、なるほどと。
監督が、あの史実の物語を、自分を納得させる意味も込めて映画として復活させたのだと。
最後の隣人の家に招かれたシーンは、史実を知る人たちにとっては、ホッとした瞬間だったのだろう。
映画界にまつわる色々な人の人生、煌びやかなハリウッドの裏に隠れている苦悩や複雑な人間関係。
特に主人公2人の対極的な人間模様は、スパイシーだった。
映画を見終わった直後はあまりスッキリしない印象だったが、何日か経った今、じわじわと温かく感じる。
ブラピっちゅー人
ブラピ本当に良い俳優
ディカプリオももちろん良いけど、やっぱりブラピのしっくりさせるすごさ
俳優としてだけでなくて人間として魅力が溢れ出まくってしまう
勉強家なんだろうなあ
おじさんになって更に引き出しも増えつづけてこれからまた目が離せないですね!
60年代ハリウッド桃源郷
#OnceUponATimeInHollywood
#QuentinTarantino の作品初めて観たけど僕には合ってないな。全く何も感じなかった。 #LeonardoDiCaprio と #BradPitt は素敵だったし、落ち目の俳優の悲哀とか感じるところはあったけど、そういう映画じゃないもんね。もうこの人の作品は観ないと思う。
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あ、あと、バイオレンスシーンに嫌悪感を感じたよ。バイオレンス大嫌い。
フォーカスは何なのか
69年のハリウッドだと言われればそれまでなんだろうし、確かに空気感はそうなんだろう
とはいえ、今も昔も住んだことはないし、もしかしたら映画マニアならではのトリビア満載な映画かもしれないけれど、取り分けそこまで詳しくもない人間からしたら、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演してて、何か最後もう面白いことが起こったくらいの映画でしかないんだけど
実際の事件があったにしろ、それも知らないし
そうは言っても飽きさせないだけの何かはこの映画にはあるし、当時がそういう時代だったのかなとも思う
フォーカスはラストなんだろうけど、音楽だったり
ヒッピーだったりマカロニウエスタンだったり、ブルース・リーだったり、あの頃のハリウッドに何かしら響く物があればそれはそれで楽しいんじゃないだろうか
上質なおとぎ話でした
ハリウッド宛て、タランティーノの2時間半のラブレター。今までで一番感慨深い作品
アプローチとしては「イングロリアス・バスターズ」「ジャンゴ:繋がれざる者」に近い。ある史実があり、そこに“もしこんな人間がいたら”というタランティーノのもしもシリーズ。ナチやレイシストをぶっ殺しカタルシスを得るという爽快さは今作でも健在だった。がしかし今回は一味違っていた。
まず物語のベースにシャロン・テート事件がある。映画でも触れてる通り、史実ではマンソンファミリー3人に妊娠中のシャロンテートは無差別的に殺されている。今作では“リックとクリフという男がもしもシャロンの隣人だったら”というプロット。
ラストの“復讐”、なかなか過激な表現だが、事件を知る者からすると「待ってました」と言わんばかりのカタルシス。近年家族ができたタランティーノにとっても事件に対して特に強い思いがあることがひしひしと伝わる。
彼なりの“復讐”が終わるとシャロンの家から友人が出てき、「何が起こったんだい?」とリックに聞く。すると何も知らないシャロンがインターホンに出て、リックを家に招き入れる。スクリーンには幸せな生活を送るシャロンがいるハリウッドが生まれ、物語は終わる。胸が張り裂けそうになった。映画の力でシャロンに幸せな人生を与えてあげた気が僕にはした。
過激過ぎるとしばし非難を食らう彼の作品。しかし例えばこの様な不条理で残忍な殺人者に対して「殺してやりたい」と思わないのは嘘になる。だがそんな殺意すら「言っちゃダメ」と閉じ込めてしまうのが“モラル”や”世間体”というものだ。今作では彼は多くの人の中にある不甲斐なさを映画によって発散させてくれた気がした。
劇中で殺人犯達が「殺人を教えてくれた映画スターたちを殺してやるんだ」というセリフがある。皮肉の様にタランティーノは全く逆のことを今作でやってみせる。映画を壊した殺人者達を映画の中で殺したのだ。これはしばし彼が批判の対象になる「暴力的な映画の影響で悲惨な事件が生まれる」というくだらない理論に対しての糞食らえというメッセージだった様にも見えた。
タランティーノの映画と映画人に対する敬愛、そして理想郷をこの映画に投影していたと思う。
ブラビが好きな人が60年代を懐かしむ映画❗
長く感じた3時間
主役はレオナルド・デカプリオとブラッド・ピットのふたり。ほぼ役者バカで落ち目になることを恐れてばかりいるデカプリオのリック・ダルトンよりもブラッド・ピットのクリフ・ブースのほうが人間的に深みがあるように感じられた。とはいっても舞台はハリウッドだ。プラス思考でノーテンキな強欲ばかりが暮らしている。
一応ベトナム戦争に反対するヒッピーたちを描き、そしてチャールズ・マンソン率いるカルト教団を描いて1969年当時の様子を表現してはいるようだが、時代の持つ閉塞性だとか国家間の経済事情だとか地政学的な分析だとかは描かれることがなく、ハリウッドとその周辺の人間模様の描写に終始している。
要するにクエンティン・タランティーノ監督は、あの頃のハリウッドの人々の様子だけを描きたかったと思われる。しかし何故それが描きたかったのかが伝わってこない。だから映画の世界観が理解できないし、おかげで面白いと思うシーンがひとつもなかった。監督には映画人のこだわりや昔の作品に対する思い入れがあって、同じ思い入れのある人には理解できる部分はあるのだろうが、その思い入れはオタクの精神性である。
残念ながらオタクとはほど遠い当方には、この作品を理解することは出来なかった。見る人によっては面白く感じる作品なのかもしれないが、多分それは楽屋落ちだ。とても長く感じた3時間であった。
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