ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
全627件中、221~240件目を表示
起承転結を期待する映画では無いが。
---
承がひたすら続くイメージ。ストーリーを楽しむと言うよりは、ほうほう、と思いながら続く映画だった。
まずは映像が良い。
最高のキャストに、お洒落な時代と背景たち。
カメラワーク、アングルもカッコよく、スタイリッシュだった。
デカプリオの演技の素晴らしさを、強く体感できた。
子役の女の子、大物。将来が楽しみ。
何の予備知識もなく見たため、織り込まれていた細かいシーンのいくつかに「?」が付いて回った。
どう言う意味があったのか、映画を見た後に、史実を知り、なるほどと。
監督が、あの史実の物語を、自分を納得させる意味も込めて映画として復活させたのだと。
最後の隣人の家に招かれたシーンは、史実を知る人たちにとっては、ホッとした瞬間だったのだろう。
映画界にまつわる色々な人の人生、煌びやかなハリウッドの裏に隠れている苦悩や複雑な人間関係。
特に主人公2人の対極的な人間模様は、スパイシーだった。
映画を見終わった直後はあまりスッキリしない印象だったが、何日か経った今、じわじわと温かく感じる。
ブラピっちゅー人
ブラピ本当に良い俳優
ディカプリオももちろん良いけど、やっぱりブラピのしっくりさせるすごさ
俳優としてだけでなくて人間として魅力が溢れ出まくってしまう
勉強家なんだろうなあ
おじさんになって更に引き出しも増えつづけてこれからまた目が離せないですね!
60年代ハリウッド桃源郷
イングロリアスバスターズ、ジャンゴにおいてユダヤ人、黒人に対する映画桃源郷を作り上げた監督が今回は古き良きハリウッドそのもの、またはシャロンテートという悲劇のミューズの為の桃源郷を作り上げた。
正直やってることは安直だけど、その分、誠実に誠実にキャラクターや世界観を作り上げあげ、ワンシーンワンシーンに愛情を込めている。
勿論本作も中年映画オタクのための、小ネタ満載、まぁこんなもんはわかるやつだけわかればいい、わからなくても楽しめる。
脚本に捻りは少ない。
役者と映像、60年代カルチャーを満喫すればいいと思う、僕はタイムトリップ的な感覚を味わった。
#OnceUponATimeInHollywood
#QuentinTarantino の作品初めて観たけど僕には合ってないな。全く何も感じなかった。 #LeonardoDiCaprio と #BradPitt は素敵だったし、落ち目の俳優の悲哀とか感じるところはあったけど、そういう映画じゃないもんね。もうこの人の作品は観ないと思う。
—————
あ、あと、バイオレンスシーンに嫌悪感を感じたよ。バイオレンス大嫌い。
フォーカスは何なのか
69年のハリウッドだと言われればそれまでなんだろうし、確かに空気感はそうなんだろう
とはいえ、今も昔も住んだことはないし、もしかしたら映画マニアならではのトリビア満載な映画かもしれないけれど、取り分けそこまで詳しくもない人間からしたら、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演してて、何か最後もう面白いことが起こったくらいの映画でしかないんだけど
実際の事件があったにしろ、それも知らないし
そうは言っても飽きさせないだけの何かはこの映画にはあるし、当時がそういう時代だったのかなとも思う
フォーカスはラストなんだろうけど、音楽だったり
ヒッピーだったりマカロニウエスタンだったり、ブルース・リーだったり、あの頃のハリウッドに何かしら響く物があればそれはそれで楽しいんじゃないだろうか
上質なおとぎ話でした
タランティーノ監督の作品てホントに好き嫌いが分かれます。私は好きです。映画全体に流れる空気が。改めて邦画では考えられないくらい、これいらんだろーってカットを積み重ねて振り返ってみると意味あったんだーっていうのがお見事ですね。
ヒッピーの娘らが歌って登場するところとか。ブラピの屋根のアンテナ修理とか。圧倒的に雰囲気ものだけど、雰囲気あるもんなー。
あとデカプリオとブラピがそれぞれに違う哀愁が漂っていて、それがまた見てて心地よい。
好きな人は好きだよね!な160分でした!!!
ハリウッド宛て、タランティーノの2時間半のラブレター。今までで一番感慨深い作品
アプローチとしては「イングロリアス・バスターズ」「ジャンゴ:繋がれざる者」に近い。ある史実があり、そこに“もしこんな人間がいたら”というタランティーノのもしもシリーズ。ナチやレイシストをぶっ殺しカタルシスを得るという爽快さは今作でも健在だった。がしかし今回は一味違っていた。
まず物語のベースにシャロン・テート事件がある。映画でも触れてる通り、史実ではマンソンファミリー3人に妊娠中のシャロンテートは無差別的に殺されている。今作では“リックとクリフという男がもしもシャロンの隣人だったら”というプロット。
ラストの“復讐”、なかなか過激な表現だが、事件を知る者からすると「待ってました」と言わんばかりのカタルシス。近年家族ができたタランティーノにとっても事件に対して特に強い思いがあることがひしひしと伝わる。
彼なりの“復讐”が終わるとシャロンの家から友人が出てき、「何が起こったんだい?」とリックに聞く。すると何も知らないシャロンがインターホンに出て、リックを家に招き入れる。スクリーンには幸せな生活を送るシャロンがいるハリウッドが生まれ、物語は終わる。胸が張り裂けそうになった。映画の力でシャロンに幸せな人生を与えてあげた気が僕にはした。
過激過ぎるとしばし非難を食らう彼の作品。しかし例えばこの様な不条理で残忍な殺人者に対して「殺してやりたい」と思わないのは嘘になる。だがそんな殺意すら「言っちゃダメ」と閉じ込めてしまうのが“モラル”や”世間体”というものだ。今作では彼は多くの人の中にある不甲斐なさを映画によって発散させてくれた気がした。
劇中で殺人犯達が「殺人を教えてくれた映画スターたちを殺してやるんだ」というセリフがある。皮肉の様にタランティーノは全く逆のことを今作でやってみせる。映画を壊した殺人者達を映画の中で殺したのだ。これはしばし彼が批判の対象になる「暴力的な映画の影響で悲惨な事件が生まれる」というくだらない理論に対しての糞食らえというメッセージだった様にも見えた。
タランティーノの映画と映画人に対する敬愛、そして理想郷をこの映画に投影していたと思う。
ブラビが好きな人が60年代を懐かしむ映画❗
星🌟🌟🌟🌟昔のファイトクラブの頃のブラビが好きな人にはあの頃のブラビが戻って来たみたいで堪らない作品ですが…彼やディカプリオの好きな人以外だとあんまりおもしろくないかも…60年代のハリウッドの雰囲気も楽しめてアウトロー的なブラビが好きな私には楽しめた作品でした❗ストーリーより雰囲気を楽しむ作品だと思います❗
長く感じた3時間
主役はレオナルド・デカプリオとブラッド・ピットのふたり。ほぼ役者バカで落ち目になることを恐れてばかりいるデカプリオのリック・ダルトンよりもブラッド・ピットのクリフ・ブースのほうが人間的に深みがあるように感じられた。とはいっても舞台はハリウッドだ。プラス思考でノーテンキな強欲ばかりが暮らしている。
一応ベトナム戦争に反対するヒッピーたちを描き、そしてチャールズ・マンソン率いるカルト教団を描いて1969年当時の様子を表現してはいるようだが、時代の持つ閉塞性だとか国家間の経済事情だとか地政学的な分析だとかは描かれることがなく、ハリウッドとその周辺の人間模様の描写に終始している。
要するにクエンティン・タランティーノ監督は、あの頃のハリウッドの人々の様子だけを描きたかったと思われる。しかし何故それが描きたかったのかが伝わってこない。だから映画の世界観が理解できないし、おかげで面白いと思うシーンがひとつもなかった。監督には映画人のこだわりや昔の作品に対する思い入れがあって、同じ思い入れのある人には理解できる部分はあるのだろうが、その思い入れはオタクの精神性である。
残念ながらオタクとはほど遠い当方には、この作品を理解することは出来なかった。見る人によっては面白く感じる作品なのかもしれないが、多分それは楽屋落ちだ。とても長く感じた3時間であった。
最高の「おとぎ話」
むかしむかし…
本当にあったかのように描かれるこの作品には
タランティーノ監督の妄想がところせましと並べられている。
リックとクリフの二人の人生に
観客達は引き込まれる
それだけではないこの映画の一面が
更に深みへといざなう。
しっかりタランティーノ監督の存在感を
体現する文句なしの作品。
何だかんだで初タランティーノ
劇中のネタのうち殆どを分かってないと思うけど、普通に面白く観られた。実際の事件をベースにしてるというのは観た後で知ったけど、きっと昔々、ハリウッドでは確かにこういう光景が繰り広げられてたんだろうな…という感慨が興味深い。主演2人の演技あってこその説得力なんだろうけど。ラストの一連の流れは最高過ぎて笑うしかない。
タラちゃんのおもちゃ箱
タランティーノ監督の物心ついてない幼少期の一番輝いていた
ハリウッド。きっとこうだったんだろう、こうだったらいいのにな、を
大御所になった自分が最高の俳優と作り上げた「お伽話」
アメリカの世相的背景、シャロンテート事件、チャールズ・マンソン
など知らなければ全くわからない人には全くわからない
映画で、長いし寝てしまうでしょう。
そんな人は知らん!ごめんね!という割り切りも感じられました。
実際タランティーノ作品特有の意味のありそうでない描写が
今作もこれでもかと盛り込まれ、上映開始から隣でガサゴソしてた
おっさんが静かになる(たぶん寝た)のも仕方が無い展開でしたが
カメラワークや60年代ハリウッドを再現した画面の魅力は
相当なもので引き込まれるように見られました。
葉っぱと酒でグデングデンなんて演技が最近ちと多いディカプリオ
50代でも全然脱げてラリる演技は健在のブラピ
タランティーノの遊びに付き合って最高の演技をしています
結末は最高にファンタジー。
お伽話ですから。
ただ、映画館で集中して見るにはいいけど
ソフトではこんなダラダラした映画は果たしてどうなんだろう
という点で点数はあまり上げられない感じでした。
どこが面白いのか解らなかった
もうタラちゃんの作品は映画館では観ません。そう決めて・・・なにかと数本映画館で観てしまっているが、毎回肩すかしを食らう。今回は、デカプリオ&ピットだったから、ほんの少しだけ期待したが・・・。ハリウッド&セルフパロディされてもねえ。やはり、今後二度とタラちゃんの作品は映画館で観ない。できましたら『スタートレック』には一切関わらないでいただきたい。切に願う。
初心者すぎました
タランティーノ監督作品を観たことはあるけれど、あまり詳しくなく。
映画も好きだけどハリウッド60年代を語れるわけでもなく。
なのでプツプツ切れるコマ割りとその割に長いセリフ回しは頭がついていけなかった所あり。
ディカプリオとブラピのバディは観ていて微笑ましいしこの二人のキャスティングにしたという事が最高。
事件はどう描かれるのかしらと思いながら観ていたので、かなり驚きでした!でもラストシーンでこのストーリーで良かったなぁとしみじみ。
変に事実を述べるクレジットも無く、これもまた良かった。
キャラクターが濃い、そして緊張感のある映画
リックとクリフがカッコいい!
リックはハリウッドの大スターだが、自分のキャリアに不安があった。そんな不安から泣いてしまうこともあり、人間味に溢れた役柄でとても素敵でした。
クリフは、仕事を着実にこなす冷静沈着な面があるが、マンソンファミリーに深入りしてしまったり、映画の緊張感を高めている。
やけに大人びた子役、自身出演の映画を顔パスで観に行くシャロン、あとブルース・リーなど、脇役もキャラの濃いものとなっていて、面白かった。
見終わった後に、ラストシーンの緊張感が忘れられないものとなりました。
なんじゃこりゃ?
なんだか良く分からない。
映画史に詳しい人や、昔のハリウッドに造詣の深い人は涙ぐんだり、腹かかえて笑ったりすんのかな?そうでない俺にはダルいし退屈で…なんか小学生の夏休みの絵日記を観てるかのようだった。
匂いは凄く感じる。
ディカプリオなんかは流石の一級品だし、どんな役をやってもその役にしか見えない。
今回は落ち目のスター俳優だ。
台詞が飛ぶ芝居なんか、NG大賞の1コマを観ているのかと思ってしまう。
ブラピの肌の質感とか…あれだけでハリウッドの日差しを想像しそうだし、肘に残る噛み跡なんかには、それまでの仕事や性格さえも想像してしまう。こちらもまた一級品。
カメラのアングルとか鳥肌が立つほどにハマってるカットもあったりする。
と、まあ…細かい事はいいのだけれど。
偏に物語が良く分からない。
隣人の映画P絡みのエピソードも、なんの必要があったんだろうと思うし、ロンゲの男もどうでも良さそうだ。
ヒッピーに偏見でもあるのかと思うし、あのラス立ちはまぁ別にどおっちゅう事もない。
まぁ、ダルい。
ダルくてダルくて…つまんない。
監督を愛してる人は観るといいと思う。俺は別に愛してないので汲み取る術がないわ。
エンドロールにも映像が流れていて…アレを観ると作品の印象が180度変わるなんて魔術でもない限り、クソ面白くないの一点張り。
俺は観てないので、その魔法がかけられてるのかどうかは分からない。
長かったー
ダルかったー
面白くなかったー
口直しのつもりで観たのだけれど、余計不味いものを食わされたような気分だ。
鑑賞記録
ベテラン俳優のリック・ダルトンと新人女優のシャロン・テート、この2人を対比させることで、夢を実現させることの尊さと夢にしがみ続けることの辛さが胸に迫ります。
自分にとっての本作のハイライトは物語の中盤。NG連発の後、ひとしきり自分の不甲斐なさを恥じた後、自分にハッパをかけ、渾身の芝居を披露するシーン。カットがかかった瞬間に頬を伝う一筋の涙、そして噛みしめるようにつぶやく「俺がリックダルトン様だ…」たまらないですよね。その後の子役女子とのやりとりも良かったな。
物語はとーってもゆったり進むのですが、クライマックスはまさに怒涛の展開!タランティーノ節炸裂のアクション&バイオレンスですが、
「男も女も関係ない!かけがえのない命を、夢を、暴力で奪う奴らは許さねぇ!」
っていうメッセージがビンビンに伝わりました。
すばらしい
女性の権利やら、差別反対やらで、主人公は女性かあるいは有色人種などのマイノリティかの新道徳的な話に凝り固まって、啓発的な映画ばかりの映画界において、わざとワンスアポンアタイムと銘打っただけある映画。今では、とんでもないといわれるタバコ、いまなら人種差別、昔ならそのぐらい当たり前のギャグ的なシーンがあちらこちらにあって、なつかしー!差別はいけません、女性賛美、女性は立ち上がれ的映画を見飽きた人に是非みてほしい。時代背景的にもおもしろく、当時のロマンポランスキー夫人、ナタリーウッドの事件などもからめてある。グダグダ細かいこと言うな的に痛快な映画。
全627件中、221~240件目を表示