「古き良き時代のヒーローたちへの愛と敬意」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド NotaNumさんの映画レビュー(感想・評価)
古き良き時代のヒーローたちへの愛と敬意
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何が主題なのかよくわからないながら、情緒不安定なディカプリオとマッチョなブラッド・ピットのコンビには惹かれた。
観客がシャロン・テートの事件を知っている前提で作られているのであれば、構成や演出の感じ方も大きく印象が変わっていただろう。
クライマックスの火炎放射器の登場には思わず笑ってしまった。
長い悲鳴と暴力シーンが続いた後、迫真の表情の主人公が悪人を焼き殺す。
突き抜けている。
倫理観などという、つまらないブレーキは壊された。
この荒唐無稽さは、古き良き時代のヒーローたちへの愛と敬意か。
中盤から徐々にボルテージが上がり、最終的に文句なしに面白い、と思わせるパワーがあった。
あと、ジュリア・バターズを知れたことは大きな収穫。
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