「タイトルなし(ネタバレ)」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ソルトンさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演している程度の前情報で鑑賞。
舞台は1960年代後半のハリウッド。ロマン・ポランスキーが出てきた辺りでは、ファンサービス的な感じで実在する映画関係の人を登場させてくるタイプの作品なのかなと思っていたが、彼の奥さんの方がチョクチョク出てくる辺りから、この作品が例の事件を描いた作品だって事に気が付いた。後は主演の2人が、フィクションとして例の事件にどう繋がっていくのかなって感じで観ていたが、犯人達の標的が何故か主演2人に変わってしまい、更に主演2人で犯人達を撃退してしまうという史実とは全く違う結末を迎えてしまった。
映画牧場辺りからハラハラ・ドキドキが凄まじく、史実通りに事が運ぶものと思って観ているから、ラストのヒッピー集団が出てきた辺りの緊張感は凄まじかった。その後は完全フィクションの展開で期待していた物とは違ったが嬉しい裏切りで、徹底した過剰な迄の暴力描写が爽快感抜群。やっぱり悪党には、それ相応の罰が与えられるべきなのかな?
作中、元ネタなんかを知っていれば楽しめる要素は沢山有ったんだろうなとは思ったけれど、この時代に自分は疎く、その辺りは楽しめなかった。内容の割には尺も長く、もう少しコンパクトな作りにして欲しかった。エンドクレジットは1960年代らしさが出ていて尺は短い。
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